富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

2003-05-01から1ヶ月間の記事一覧

五月三十一日(土)快晴。疫禍改善に向うは結構だが地下鉄のなかだの口枷とったが如く大声で騒ぐ人たちみてウンザリ。地下鉄が空いており乗客はマスクしてダンマリ決め込む静寂の二ヶ月。そういえば昨日だったが携帯に Message from HK Tourisim Board: The …

五月三十日(金)快晴。成城にてアジア雑貨など商うI氏に請われ香港大学博物館で開催の「香江知味:香港的早期飲食場所」展の図録購ひに香港大学。中環のColorsixで現像したフィルムに愚猫三月に他界する数日前にZ嬢に甘える姿偶然にもContaxのG1にて白黒…

五月二十九日(木)曇。昨晩の競馬、I君が競売に来るといつも余の馬券の買い方が乱れ大損するのだが昨晩あしかけ三年で初めて快勝。50倍のTrioとそれに続いて16倍ほどだったが続けてTrio当てる。「もし」この2レース重勝にしていたら800倍などと皮算用。I…

五月二十八日(水)曇。晩にHappy Valleyにて競馬。I君広東省での仕事より空路深センに戻って競馬に来る。村山槐多『悪魔の舌』と『殺人行者』読む。亂歩がそこまでハマッたこともうなづける槐多の世界。読んでも筋すら忘れる小説も多いなか例えばパゾリーニ…

五月二十七日(晴)昨日仙台で大きな地震あり。七年ほど住んだ街ゆえ知己多し。築地H君、同仁齋医師N博士ら畏友として今に至る彼らと出会ったのもこの仙台にて思い出も少なからず。最近ふとしたことで知遇得たS君より「身は波濤を隔つるも意は至れる哉」…

五月二十六日(月)曇。昨晩、読みかけの本たまるが『デカメロン』薄本だが1巻目読了。ようするに『徒然草』なのだが吉田兼好は隠遁した文者であるのに対してこちらは豪奢な貴族なわけでその対比が面白いが権威なるものの偽り具合を嗤い、人の咄嗟の機転の…

五月二十五日(日)。獅子山から城門水塘へとトレイルの予定が早朝雷雨注意報あり中止。昼前にジム。午後公営プールにて小雨のなか水泳。少し晴れて新聞雑誌読む。夕方九龍公園を歩きふと海防道のKangaroo Pub、旅行ガイドで紹介される香港を代表する観光パ…

五月二十四日(土)晴。WHOが香港及び広東省への渡航回避勧告を撤廃。昨日のことだそうで、昨晩これを祝しFinancial SecretaryのAnthony 梁錦松君が蘭桂坊訪れ酒場に集う輩と祝杯酌交し酔った女に接吻を浴びる姿がテレビのニュースに映る。政府も支持率急減…

五月二十三日(金)快晴。遅晩にイスラエル映画『Yellow Asphalt』看るつもりが藪用あり断念。イスラエルはイラク攻撃など不穏な時期にもかかわらず(というかこの時期だからこそ、なのだろうが)政府観光局による観光客誘致の宣伝などかなり盛んで(バスの…

五月二十二日(木)快晴。非典型肺炎にて、といふよりもその肺炎の感染に戸惑ふ社会の「感染幻想」にて何かと雑事多く生活の歩調乱され「煙草は免疫力を衰えさせます」といつた広報など見ていたら無性に喫煙したくなり衛生防疫至上主義のなかでつい煙草を吸…

五月二十一日(水)快晴。晩にHappy Valleyの競馬。藪用あり観戦できず馬券のみ。終ってみれば「なんでこれを買ってない?」と反省ばかり。 ▼ヒトのキチガイぶりは大したもので、昨日もある男が警察相手に大立ち回り4人の警官に傷を負わしたが、その原因と…

五月二十日(火)快晴。悲しくなるほどお天気はまつたふや。昨日日剩に綴りし『ライ麦』のボブ=ロビンソンについて早速築地H君よりボブ君の父上は大統領でせふか?とメールあり。確かに英語の拙さは現職のブッシュ君と差不多か。ちなみに『ライ麦』上梓さ…

五月十九日(月)曇。じつに約50日ぶりに香港の小学校低学年、幼稚園開校。毎朝、日経の「春秋」樂しみ。今日はいきなり余もsiteの巻頭に掲げし「真理がわれらを自由にする」国会図書館にギリシャ文字で刻まれたることを述べ、銀行家ロスチャイルドも19世紀…

五月十八日(日)曇。朝競馬予想少々。昼にかけてジムにて鍛錬二時間。敬服に値するお師匠さんE嬢珍しく時間10分間違え普段なら名取か師範代格の取巻きいるものの今日に限って誰も指摘せず10分早く終る。防海道街市の徳發かつては日曜休みだったはずが開い…

五月十七日(土)晴のち曇。走会で西貢。今回は西貢よりタクシーで萬宜貯水庫のダムまで行ってしまいMcLehose Trailの2のみ。半年以上来ておらず。浪茄湾(写真)の麻薬解毒所に住まう若者らが自ら食材など生活物資の輸送に山道を上がってくるのに遭遇。入…

五月十六日(金)天気予報は雨ながらも快晴。ふと気づいたのだが、ちょっと市街を外れて歩いていると流しているタクシーが近よってくる時もあるのだが、今日は止ると思って高を括っていたら無視されてしまい、ふと気づいたことはスーツなど来ているとタクシ…

五月十五日(木)曇。昨晩遅く『噂の真相』六月号読む。家族会事務局長そこのけそこのけ蓮池透氏に関する興味深き記事あり。家族会どころか今では発言は国防にまで及び外務省すらご意見伺、この蓮池氏東京電力社員にて現在は日本原燃に出向、プルトニウムの…

五月十四日(水)快晴。昼に或る会合ありこの日剰読まれるO氏より「あれだけの長文を書くにはさぞや時間が要りましょう」と一言。いくら文字打つの速く元来饒舌である余であっても小一時間は要るのは事実。その時間読書にでも当てれば薄学多少は補えれども…

五月十三日(火)曇。黄昏にジムで鍛錬一時間。黄昏というより強烈なる陽射しがジムのなかに照りつけ肌を妬かんばかり。『信報』で劉健威氏、小津の映画を西湾河の香港電影資料館で見ての帰路に太古城の翡翠麺家に食し、かなり手厳しく書いていたが同感。な…

五月十二日(月)曇。昼にHappy Valley景景街の正斗にて粥食す。猪腰滾鮮魚粥でHK$36。他の粥店よか高いがそれでもバブルの頃にこの店がまだ満粥といふ名前だった頃、この向かいに住んでいたが当時は皮蛋痩肉粥でもHK$45くらいした記憶。当時はHK$60とかの粥…

五月十一日(日)香港の感染者4名、WHOの感染地指定の基準が日に5名の感染にて、どうにか感染少なくしWHOの渡航回避勧告取消したきところ。朝、天気予報は快晴のところ曇り空、Z嬢と少し山歩きでもといふことになり、ミニバスでShau Kei Wan、ミニバス乗…

五月十日(土)昼前より薄曇。午前、競馬予想慌てて済ませ出街。藪用済ませ昼から中環のジムにて二時間鍛錬。天気回復し海や山へ行かぬを後悔。昼には遅いがPeel街の陳成記麺家(写真)にて上湯伊麺食す。わずかHK$9にて至極の麺。夕方に某倶樂部にて寛ぎ三…

五月九日(金)曇。WHOがSARSの感染による死亡率が15%になるであろう予測を発表。4月25日の日剰にて紹介した死亡者数÷結果の出た(死亡+完治)感染者数での計算による死亡率に近い数字になりつつあることに安堵……いや安堵ぢゃない。香港での日々の感染者は…

五月八日(木)佛誕日。KCRの大和站に朝8時半にランニングクラブの7名集合し車でkardorie農場前。林村郊野公園に入り565mの大刀屶、尾根を歩き北大刀屶、箕勒仔から粉嶺まで約10km、ゆっくりと三時間半ほどで歩く。天気予報は雨ながら肌を炒るほどの陽射、…

五月七日(水)曇。早晩に西湾河。いつも行列長くとても並ぶ気すらおきぬ順興潮汕滷味専門店(写真)、珍しく行列十名に及ばず五、六分並び滷水鵝購ふ。港島東体育館の室内プールにて泳ぐがプール浅く小さくイマイチ。帰宅して滷水鵝賞味すれば確かに遠方か…

五月六日(火)曇。マスクすれがさすがに蒸れ鼻息にて汗すらかくほど。不快でもあり。ふと今日はもう何十年も前に卒業した小学校の創立記念日であること思い出す。「こどもの日」の翌日で大型連休が一日長いという幸運。早晩にジム、鍛錬一時間。村上春樹訳…

五月五日(月)雨。朝起きると集中豪雨の紅雲警報発令中。夜半に目が覚めるほどの雨ではなかったが新界、深センとの境界あたりはかなりの水害と報道あり。晩に藪用あり終わって数名で食事済ませ帰路一緒になったH氏とバスに搖られ歓談続けるに、北角在住の…

五月四日(日)大雨。早朝より粉嶺に参り箕勒仔より大刀屶へと行山の予定が雨だけならまだしも雷響り避雷できぬ岩山にて止むを得ず中止。六時半だといふのに一度目醒めてしまふと二度寝できぬのは老いの由。朝食とり朝刊数紙読んでいてほんの少し転寝。昼に…

五月三日(土)かなりの雨。憲法記念日。日経にて経済同友会の会長北城恪太郎君(日本IBM会長)曰く憲法については「これまで国民的な議論がなかなか盛り上がらなかったが、しっかりした議論をする時期がきた」と。このような言説が実際の過去の歴史とは…

五月二日(金)曇。マンションのプールで少し泳ぐ。肌寒し。昼すぎジム。鍛錬。夕方旺角の街を久々に徘徊。バスの排ガス、工事現場の土埃りなど甚だしく普段とても歩く気にならぬがマスクがあれば大気汚染も風塵も気にならず快適。中南図書にて文具購う。Dun…