農暦六月廿四日。猛暑、だが気温は摂氏32度くらゐでそこ／＼風もあり内地で重慶や武漢どころか上海や杭州などでも40度といふ暑さに比べれば、まだマシ。早晩にHappy ValleyのThe Jockeyに冷たい麦酒で涼をとり帰宅。 ▼顔本で見つけたが「反対しているのは左…

農暦六月廿三日。一体どれほど雨空が続いたのかしら。今日は雲一つなき久々の青空。あんまり爽快で早晩に一寸時間があつたので一緒にゐたＯ氏に「西貢でも行きますか？」とミニバスでわざ／＼西貢。Duke of Yorkでハッピーアワー。幸せ。ミニバスで坑口。も…

農暦六月廿二日。漸く雨歇む。先週初め知己の方から「来週月曜日は行きます？」と電話あり「えっ、何かアポが？」と慌ててスケージュール見たが大した予定もなく一瞬、また何か失念したか、と焦ったがサッカーの試合だと聞き、昔、突然、仕事会話が途切れた…

農暦六月廿一日。久しぶりの晴れ間。午前中ハーバー沿ひ５kmほど走る。午睡。読書。早晩に湾仔。Ｚ嬢と六國飯店の粤軒に飰す。廿五日の信報に劉健威兄が「六國飯店」といふ随筆書かれてゐて 和陸羽茶室一樣，六國飯店今年慶祝其八十大壽。兩間都是本港最古老…

農暦六月二十日。朝から書室の整理。書架をはみ出し床に侵蝕し始めた書籍を捨てるものは捨て香港の歴史関係などは他所に移し兎にかく床に本が積んでゐないやうに。例外は昔の月刊『東京人』と中上健次全集十五巻←これはだう仕様もない。昼すぎまでに今日の朝…

農暦六月十九日。七月末に連日こんなに雨空が続くとは稀。毎日、長傘手放せず。早晩に旺角。金曜晩の凄まじい人出のなかＺ嬢と待ち合わせ深井陳記の出店で燒鵝飯、近くの甘味屋で喳喳啜り朗豪坊の映画館で『変態仮面』見る。主演・鈴木亮平はご立派、だが謎…

農暦六月十八日。連日の大雨。UA映画館の誕生日招待チケットあつたことに気づき晩遅く太古の映画館で『飛虎出征』見る。プロデューサーが彭浩翔で杜汶澤が主演は評判となつた『低俗喜劇』の流れ。香港警察の特殊部隊である飛虎隊 Flying Tigersを扱つた作品…

農暦六月十七日。午後から大雨。日本で「ゲリラ豪雨」などと呼ぶが調べてみるとゲリラの語源は西班牙語のguerrilla ＜guerra「戦争」＋縮小辞-illa＞で「小さな戦争」。遊撃戦と呼ばれる不正規戦闘を行ふ民兵またはその組織のこと（ヰキ）で予測困難な集中豪…

農暦六月十六日。大暑。晴れたと思つたら豪雨、また晴れて驟雨、と気候不安定な一日。でも傘が大活躍。晩にコロッケ揚げて飰す。 ▼「海に汚染水、東電認める 福島第一」と一面（朝日）とはいへわずか２行のベタ記事でおしまひ。なんて国だ。「汚染物質を外に…

農暦六月十五日。大暑。夏恒例で湾仔展會中心の「書展」に往く。朝十時過ぎ狙つたがMTR站からの歩道橋渡りきつたところで行列が渋滞。これから小一時間か、と思つたがその先は少し迂回させられたものゝすんなり会場へ。時間なかつたので予め欲しい本はリスト…

農暦六月十四日。朝に雨が歇み１ヶ月ぶりに5kmほどのジョギング。午後、油麻地のCinematiqueで西班牙喜劇映画“Los amantes pasajeros”（Pedro Almodóvar監督、英題：I'm so excited）見る。西班牙から大西洋越へ墨西哥に飛ぶペニンスラ航空（この名前だけで…

農暦六月十三日。朝九時に上環のフェリーターミナルで知己のお二人と待ち合せＺ嬢と四人でマカオ。葡萄牙葡萄酒の修業。豪雨恐れたがまず／＼の天気。氹仔の成昌超級市場でＫ嬢の葡萄酒買出しに付き合ひ六本は重たいのでフェリーターミナルに戻り荷物預けバ…

農暦六月十二日。晩に新崗蒲。一年ぶり、で得龍大飯店に八名で飰す。Ｓ氏に珍しい日本酒持参いたゞく。ワインはDiel de Diel Weisses Cuvée 11年、PenfoldsのBin 150 07年、Louis LatourのBlanchotsChablis Grand Cru、メドックのBeeel-Vue 07年の４本。予約…

農暦六月十一日。夏の恒例で「書展」開催中。今日行こうと思つたが甘かつた。お子ちゃまテロ対応で終日忙殺される。 ▼昨日引用した都新聞の「こち特」軍事石破の懲役300年で、いつもこの「こち特」のデスクメモの一言がとても素敵なデスクの牧ちゃんは、かう…

農暦六月十日。かなり怯えて「お母ちゃん……」と泣いてゐるやうな迷ひ犬。可愛いが陋宅も飼ひ犬禁止。尖沙咀のMTR站の尖東站との構内図は「こんなに近くないだろ！」で、かなりデフォルメ。昼間お会いした企業家Ｏ氏曰く、インフレとデフレを対義語的に理解す…

農暦六月初九日。早晩に銅鑼湾。京都Ｂ氏と待合せに、ほんの少し時間あり誠品書店のあるHysan Placeのオフィスタワー10階のロビーに寛ぐ。抜群に眺め良し。KPMGなど大手数社しか入居してをらぬオフィスタワーで静か。抜群に眺め良し。これが誠品書店のHabitu…

農暦六月初八。昨日、北角の市場で二房ほど買つてきた榴槤（どりあん）を今日食べようと思つたら無い。昨晩のうちに頬張つてゐたのだが、その記憶すらないとは。ワイン二本で、と思ふと、すつかり酒が弱くなつた。今晩はさすがに酒はいたゞかず。冷や奴と野…

農暦六月初七。昼前に中環。Ｚ嬢はスターフェリーの有機野菜市。アタシはOliver's Super MarketでPimm's購ふ。今日から18Xといふバスの運行開始。筲箕灣方面から来て北角から湾岸高速に入り湾仔で一度停まつていきなり西營盤。復路は中環で一つ止まり（湾仔…

農暦六月初六。昨朝、未明から明け方にかけ風がだいぶ涼しいと思つたが今朝も冷風心地よく昨晩九時から朝六時までよく眠る。午後に尖沙咀。文化中心。江蘇省崑劇院の公演。今回は文化中心のスタジオシアターで小劇場らしく舞台装置も卓と椅子のみ。背景も大…

農暦六月初五。朝から外仕事で強烈な日射しに銅鑼湾で日陰縫つて歩いてゐたらJaffe Roadに「一蘭」といふラーメン屋あり祝開店の花輪並び新聞に出てゐた評判のラーメン屋は「あ、ここか」で朝十時だつたが開店してゐたのは24時間営業だつたから、で中途半端…

農暦六月初四。晩に今週三回目！で銅鑼湾の博多道場。従業員に「また来た？」と笑はれる。今晩の会食も某銀行Ｓ氏から「博多道場でいゝですか？」といはれフツーなら「すんまへん、今週もう２回も行ってるんですわ」と断るべきところこゝまで偶然重なるとこ…

農暦六月初三。昨日の蘋果日報に和仁廉夫さんの写真が出てゐて場所はスタンレーの軍人墓地（記事こちら）。「日軍後人著書 追溯侵港暴行」といふ見出しで和仁さん上梓された『歲月無聲 - 一個日本人追尋香港日佔史迹』で、これは和仁さんの梨の木舎「旅行ガ…

農暦六月初二。多忙。多忙な中での様々なことでの対応で少なからず人を傷つけてゐる、と思ふところあり。「勝谷誠彦の××な日々。」メール配信の定期購読始めてみたが六日読んでみて性分的に合わず購読中止。かつてブログのころは面白可笑しく読んでゐたが有…

農暦六月初一。まぁ諸事に忙殺される一日だつたが鬱積した仕立物がだうにか片付きつゝある気配。早晩に銅鑼湾。知己に誘はれ博多道場に飰す。麦酒で次は焼酎ってのがいつものことだが鹿児島の方を前に青森出身のＭ氏が「日本酒にしませう」と。最後に〆で「…

農暦五月晦日。小暑。いふまでもないことだが暦では未だ五月末。七月初七の七夕はまだ一月以上も先のこと。太陽暦の七月七日で七夕祝ふべからず。朝に驟雨、昼は晴れ夕方から黄色警報出るほどの大雨。朝日の朝刊に「神宮と秩父宮、入れ替え構想」と記事あり…

農暦五月廿九日。晴れたり雨が降ったり。岩波『世界』二月号と六月号読む。夕方、北角。香港殯儀館。尖東ＧのＴ氏ご逝去のお通夜。迂生1990年に香港に旅居始めた際には已にあつた焼鳥屋のご亭主で年に一、二度しか訪れぬアタシはいつも「いらっしゃい」「ど…

農暦五月廿八日。酷暑。日傘必携。 ▼華懋集団の龔如心（小甜甜）逝去後に「アジア一富豪の女性」といはれた彼女から遺産相続の遺言あり！と名乗り出た謎の風水師、すでにこの遺産の相続権は遺族の儲けた基金と裁判で確定してゐたが刑事で遺言の公文書偽造と…

農暦五月廿七日。勝谷正彦氏のブログを何年も前によく読んでゐたが有料化、ふとやはり読みたいと実質的に１日30円くらゐになるが購読開始。毎朝早朝に起きて、よくこれだけ書けますね、と敬服至極だが１日30円貰へるとアタシの拙い日剰でも有料化したら日に…

農暦五月廿六日。昨晩十時前に寝たので今朝三時半くらゐに起きてしまふ。朝四時半には小鳥が囀り初め五時には明るくなるこの頃。山口由美『アマン伝説』読了。エイドリアン＝ゼッカといふ稀代のホテル経営者が当然この物語の主だが、彼の兄嫁が名倉延子とい…

農暦五月廿五日。一昨日購つたドリアン漸く食べ終はる。本当に美味。 願はくは雨のもとにて初夏死なむ その皐月のドリアンのころ かしら。晩に餃子飰す。 ▼昨日の七一遊行、参加人数発表が主催者側43万人と警察6.6万人で30数万人もの差。2003年は予想せぬ大…