富柏村香港日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴る日剩でござゐます

信報「林行止専欄」健在

農暦三月十九日。晴。何年ぶり?で信報の林行止専欄読む。 「香江第一筆」健在。林行止氏、すでに信報は李嘉誠次男・李澤楷に経営権売却したが週に何度なのか専欄の執筆は止めぬのだからご立派。1940年生まれだから御年七十九である。 馬尼拉不是雲尼拉 無兵…

鈴木博之『都市へ』

農暦三月十八日。快晴。気温は摂氏30度で一寸外を走つてみたら汗だく。これからどれだけ暑くなるのか。午後、沙田の競馬中継見る。今季一番の外れ続き。R5のClass-3 芝1000mで前回のデビュー戦はClass-4で四馬身差で圧勝(最後2ハロンは22.67)の3歳馬 Voy…

バルバラ=吉田=クラフト『日本文学の光と影』

農暦三月十七日。朝九時過ぎに筲箕灣。シャトルバスで鯉魚門公園及度假村(Lei Yue Mun Park and Holiday Village)へ。鯉魚門海峡は香港島と九龍を隔てるヴィクトリアハーバーでも最も幅の狭いところで嘗ては海賊退治の名所だつたが英国が軍事拠点として海…

折口信夫坐談

農暦三月十六日。穀雨。朝イチで家人とFCC……とはいへ通常の土曜日なら平日と同じで朝七時半から開くが今日は耶蘇復活祭連休の土曜で十時開店。目的は新聞の週末版や雑誌読み。土曜午前だと高価なFT週末版が無料配布もある。普段は小食なのに今日は朝昼兼ねて…

古地圖看台北

農暦三月十五日。耶蘇受難節で今日から四連休。朝イチで銅鑼湾、散髪。ジムで少し走り誠品書店をぐるぐると徘徊して帰宅。午後、黄色警報発令の豪雨。今日は誠品書店で書籍は購はないと決めてゐたが、つい面白さうで購入の『古地圖看台北』秋恵文庫監修・高…

農暦三月十四日

農暦三月十四日。昏刻に銅鑼湾で地下鉄から出ると小雨。鵝頸橋に歩きバーMの口開けでO氏に邂逅。いつものドライマティーニも今日は「嗜好を変へて」と黒光色の高盃で供され内は金箔で「これはまた酔狂な」と思つたら漆器の由。 シェーカーから酒を注ぎ振り…

ベトナム姐ちゃん

農暦三月十三日。先週金曜からずつと雨模様続いたが久々に晴。数日前から朝日新聞デジタル版を久しぶりにネットビューワーで購読開始。定期購読は毎日新聞にしてゐるがJALのマイレージが中途半端にあり、これはAeonでの食材購入でAeon CardがJALと提携してゐ…

チャイナクラブ

農暦三月十二日。朝起きるとパリでノートルダム寺院が炎上してゐた。 雨。昼に十数年間ぶり?で家人と中環のチャイナクラブ。創設者はSir David Tang(1954〜2017)で酔狂な御仁を思ひ出さざるを得ず。仙台よりB氏来港で当時から懇意にしてくれてゐるU氏が…

農暦三月十一日

農暦三月十一日。曇。早晩に中環に出ると雨。土屋鞄のランドセルは出かけに雨なら背負わないが微妙な天気なのでランドセルで出かけたら早晩、中環に出ると雨。突然の雨だと自分が濡れても上着とかでカバンを庇ふ姿はお人の目を引くところ。今日はランドセル…

農暦三月初十

農暦三月初十。昼にN君とFCCに飰す。N君が帰りFTの週末版読んでゐたら英国のEU離脱にもはや非難を超へ無常観か諧謔に嘆く記事あり。On one level, Brexit is a bonanza for comedy - an inexhaustible source of folly and hypocrisy - FT これを顔本に載…

Macau na chuva

農暦三月初九。雨。09:45のジェットフォイルで家人と澳門へ。 今年初めて。路線バスで氹仔。孫逸仙大馬路の超級市場にて食材贖ひ雨のなか散歩して百年一日の如くXiolas O Castiçoにて昼餉。 女将に終末は来る時は電話しておいてね、と言はれてゐたのを思ひ…

Stanley

農暦三月初八。学校ノ合宿?ノヤウナ施設で大切ナ長傘ヲ失クス夢ヲ見ル。雨。気温は摂氏22度ほどに下がる。昨晩からの雨模様は本来ならこの時期、春節明けで三月から四月は香港のどんよりとした雲と湿気は春らしいものなのだが雨が降つたのなんて何時以来か…

農暦三月初七

農暦三月初七。曇。よく紳士たるもの気遣ふのは身体の先っぽ、つまり頭、手指と脚先で具体的には帽子、爪と靴の手入れなのだとかいはれる。けして流行の最先端のものを着飾つたり気取つたりせずとも、きちんとしたものを手入れしてゐることが大切と。アタシ…

農暦三月初六

農暦三月初六。薄曇。朝食に一瞬、小振りの茄子の一夜漬けか」と思ふやうなものがあり何かと思へば家人が葡萄だといふ。 「淑女の指」とかイタリアではPizzutello Biancoと呼ばれる品種の細長い葡萄があることは寡聞にして知らず。甘味に加え加へ皮に独特の…

「酒棚」

農暦三月初五。曇。家出の時はiPhoneでKindleや青空文庫のアプリで読書してゐる。折角、Kindleの新製品も手許にあるのだがiPadでも同じやうに読めるしiPhoneで迄となると純正のKindle持ち歩かない。iPhoneを横にして1行18字くらゐが実に読みやすいのだ。 こ…

農暦三月初四

農暦三月初四。晴。鰂魚涌のKing’s Rd、香港島東の主幹であるこの道路は元々は筲箕湾道であつたが1935年にKing George Vの銀婚を祝し、この名(英皇道)となり、再開発で古いビルが取り壊されてゆくなか三角地に威容を誇る雑居ビルあり。瑞士樓(Swiss House…

農暦三月初三

農暦三月初三。曇のち晴。机まはり片付けてゐたらナイフは三本。 何年も前に香港を去るA氏から形見わけのやうにいたゞいたドイツ製のナイフ。Puma 965 Deer Hunterといふ銘柄でナイフ好きの間では逸品の一つらしい。言はずと知れた肥後守の本割込み。もう一…

農暦三月初二

農暦三月初二。晴。陋宅洗面所の水道管工事続く。誰か家にゐないといけないので午前中に家人が買ひ物に出かけ午後アタシはジョギングに。気温は摂氏28度でいつの間にか夏のやう。手機軟件で見てみると外を走るのは昨年11月以来実に5ヶ月ぶり。冬の間は時々…

清明節とRicoh GR

農暦三月初一。陽暦四月五日にて清明節。掃墓拝神には絶好の晴日。水道工事で陋宅に今週出入りしてゐる師傳も昨日「毎年の晴明節は墓が粉嶺で一時間も山を登つたところだから大変だけど家族や親戚で、この墓参りは楽しみでね」と言つてゐたが先祖を敬ふこと…

ドソノ『夜のみだらな鳥』

農暦二月晦日。曇。やつとのことドソノ『夜のみだらな鳥』読了。 読み始めたのは陽暦三月九日。遅読といふより物語の時系列や登場人物の変容、会話の中での主格のいつの間にやらの交替に遉がについてゆけず頁を戻つてはの繰り返し。二段組で四百頁超への長編…

農暦二月廿八日

農暦二月廿八日。陋宅の近くでは鰂魚涌の益發大厦に印度食材店があつたが此処は映画〈トランスフォーマー〉で話題となり「淫巣多映へ」で訪れる人多くなり樓下にあつた小汚い商店もお洒落なカフェなど進出で家賃上がり贔屓の印度食材店は暫く前に立ち退き。 …

農暦二月廿七日

農暦二月廿七日。陋宅客用洗面所の漏水改修工事。親方から仕事任された師傳の仕事ぶりがまぁ几帳面だこと。今日の工事終はると廊下の床の粉塵などこちらが掃除すると言つても床掃除までして工事場所もきちんと片付けて帰られた。 新元号「令和」中国古典影響…

令和

農暦二月廿六日。曇。出先に向かふ地下鉄のなかで日本が東アジアで唯一維持する年号が一ヶ月後の天皇代替はりで新しく「令和」になると速報を須磨帆で識る。普段、年号を使ふ習慣なき迂生には他人事。かといつて耶蘇の西暦使ふことも嬉しくないのだが。この…

舒國治『水域臺北』

農暦二月廿五日。曇。昼にかけジムのトレッドミルで走つてゐると驟雨。陋宅の窓を開けたまゝ。誠品書店(太古)で立ち読みして帰宅、書室の図書整理。 晩にNHKで昨日放送の「天皇 運命の物語」シリーズで「皇后美智子さま」を見る。映像はこれまでの放映で使…

川島雄三〈雁の寺〉

農暦二月廿四日。曇。銅羅湾で散髪済ませ午後遅く中環。週末土曜午後に加へ観光客も多い。大舘。家人と香港映画祭で川島雄三監督〈雁の寺〉見る。 川島監督といふと幕末太陽傳だが水上勉のこれはアタシは直木賞受賞の原作も読んでをらず、だが水上の半生から…

深湾線で八斗子

農暦二月廿三日。薄曇。何年ぶりかで朝、J-WAVEでジョン=カビラさんの番組に電話で話す。日本が年度末で、といふ話題だがアタシの前に話した紐育からの方が米国では企業は一月〜で政府は夏が終はり十月からが会計年度でと話され三月=年度末感がないと話さ…

蘇澳

農暦二月廿二日。晴。朝からぼんやりとホテルで寛ぎ読書。台北站構内でやつと「台北鳥人間」と再会。 これのどこが現代芸術の傑作なのか全く理解できないが台北站といへばこれ。午前十一時に台北バスターミナル発のバスで一路、宜蘭の羅東へ。鉄道にも乗りた…

台北二日目

農暦二月廿一日。晴のち曇。家人は木柵から朝九時のバスで山越えで十分の方に出かけるといふ。とくに予定もないアタシは士林官邸に行つてみることに。ホテルから二丁ほど歩き新生北路を北上する路線バスに乗る。台北を南北に貫く幹線道路は中山北路が市街中…

台北に遊ぶ

農暦二月二十日。朝五時起き。六時すぎに香港站より始発二本目の機場快線で空港へ。八時初のフライトは七時二十分搭乗。慌たゞしいが乗継ぎでもないかぎり空港で無駄に時間潰すよかマシ。離陸前からうとうとしてゐたら、あつといふ間に桃園空港着。昨年七月…

2001年宇宙の旅

農暦二月十九日。つい記念切手買つてしまうのだが昔に比べると郵便を出す機会は著しく減り切手ばかりが溜まつてしまふ。 早晩に中環のFCCにてT君と軽く食事の約あり。ラウンヂでアタシは眼鏡かけてをらず、この黄昏時が視力がいちばん下がるが対面からアタ…