2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧
農暦四月初二。郷里の母から荷物届く。昔から憧れのミュージシャン Charのストール。Charがするから恰好いいのだが。晩にハッピーヴァレー競馬場。久々に競馬観戦。ボックス席で銀行T氏といつもの盛岡K嬢、Z嬢と一緒。久々だがそこそこ当たつて投資はプラ…
農暦四月初一。朝日で地味に漱石の『こころ』読んでゐるのだが「まどろっこしい」。新潮文庫で読んだときに確かに退屈な書きぶりのところもいくつかあるが、これほど窓六個しいとは思はなかつたのに……と思ふ今日は第八回。鎌倉の海岸で遭遇した「先生」の東…
農暦三月廿九日。すっかり夏の空。晩にうどん煮て飰す。 ▼台湾で反核世論受け第四原発工事暫定停止、住民投票終了まで。先日の立法会占拠とそれに対する対応といひ今回の判断といひ民意がしっかりとして、それが政治に呼応する、おそらくアジアでは最も真っ…
農暦三月廿八日。晴天。先週末に繁くご一緒の社中に来港中のA氏夫人もご一緒で朝十時のフェリーでマカオ。路線バスで氹仔。いつものスーパーで食材買物。路線バスで路氹をぐる/\回り晝過ぎに路環。Z嬢と二人だといつもXiolas O Castiçoだが、さすがに客…
農暦三月廿七日。野暮用あり晝すぎに深圳。羅湖。天気は快方に向かつたか、と思つたが午後に驟雨あり。五月末に深圳音乐厅で费城交响乐团(フィアデルフィア交響楽団)の演奏会あり。指揮はネゼ=セガン。マカオもあるが香港は跳ばされる。2005年にクリスト…
農暦三月廿六日。小雨。TPP日米合意見送り。読売だけは「実質合意」とは……さすが御用新聞、官報(嗤)。ほら見たことか。それでゐて尖閣に安保適用の共同声明。中国の反発高めるだけ。これが戦略的外交か、呆れるばかり。晝ころには天気少し回復。中文大學の…
農暦三月廿五日。雨。朝、湾仔の公立病院で定例の血液検査。ふと油麻地のCinematiqueで映画“Inside Llewyn Davis”見る。ふだんならまず見ないジャンルの作品。時間が空いたので時間潰しで丁度、上演の映画だつたが偶然にコーエン兄弟の昨年のカンヌのグラン…
農暦三月廿四日。雨。カレーを煮て晩に飰す。百年前、大正三年の紙面で読む漱石の「こころ」もいゝが同じ頁の記事(こちら)が随分と読んで愉しめる。御園白粉の今でいへば広告記事で伊東胡蝶園(懐かしい)の当時画期的な無鉛の白粉を二代目左団次(たかし…
農暦三月廿三日。薄曇り。日本の貿易赤字は最大の13.7億円。貿易大国で黒字を米国に叱られてゐた頃が懐かしい。今週末で銀座の三原橋地下街閉まるといふ。最後に訪れたのは何年前だつたかシネパトスで大島渚『御法度』見たとき。昭和のころに断片的にいくつ…
農暦三月廿二日。朝は雨。雨歇んだあとジョギング。今晩も外食なので昼食抜く。午後遅くZ嬢と香港大学。大学図書館で“Deacons Archives”寄贈記念の展示あり(こちら)参観。Deaconsは香港で最も歴史古く最大規模の法律事務所(こちら)。そこの歴史的文書を…
農暦三月廿一日。穀雨。曇。朝日新聞で漱石『こころ』の再連載始まる。『こころ』は高校一年の時に後席のK君が彼独特の言ひ回しで「これは絶対に必読。これを読まないで大人になるとバカなまま」と自習時間に力説してゐて、『我輩は猫である』も『三四郎』…
農暦三月二十日。耶蘇の節句で連休二日目。昼前に小一時間ハーバー沿ひジョギング。晝にそうめん茹で厚焼き卵で日本酒呑んだら走つたアトなので酔ふ。かういふ飲み方はよくない。晝寝。黄昏ときに三鞭酒飲む。ペニンスラのハーフボトル。晩は自家製の豚挽肉…
農暦三月十九日。晴。耶蘇の祭で今日から四連休。旅先は恐ろしい混雑のはず。この復活祭は「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」ださうで毎年前後するが、これが四月の初旬頃だと香港映画祭にぶつかるが今年は遅い。旅先は恐ろしい混雑で旅費も嵩み出か…
農暦三月十八日。気温は天気予報で摂氏二十八度といふのだから炎天下では三十度越へてゐる。暑っ。Y氏より湖北省土産の黄酒いたゞく。中国で白酒が(日本の桃の節句の白酒とは全く異なり)白=透明で強烈な高粱酒だが黄酒は米を原料にした醸造酒で酒精含量…
農暦三月十七日。晩に書でも読もうか、と一冊携へ寝床につくと数分後には眠りに陥るので寝室に立ち飲みバー開設。これなら寝ずに書を読みながら酒も飲める。お気に入りの音楽もあり。快適。 ▼李怡さん本日の蘋果・蘋論「港獨主張是香港民主的思想火種」一読…
農暦三月十六日。昨年経営破綻したHMVは(日本ではローソンに買収されたが)香港では奇特な銀行系富裕家が買い取りCDだけぢゃダメ、とHMV Kaféなんてのを開店しハッピーヴァレーの店に寄る。洒落た空間だが音楽がアタシにはうるさい。モンキーパズルなる智利…
農暦三月十五日。朝、雲行きが怪しいと思つたら驟雨。iPhoneで香港天文台のアプリ開くと降水確率0%……さすが。晩に昨日の鍋の汁で雑炊。 ▼日経で堺屋太一に関する連載あり、通産省の若き官僚の堺屋が大阪万博成功させたあと通産省でエネルギー対策、世界の…
農暦三月十四日。快晴。「このまゝ週明けになりたくない」といふ仕事だけ済ませに官邸へ。夕方、北角ふら/\して帰宅。酸菜で豚肉の鍋。さすがに陋宅の窓を全開にしても汗が出る。泉州の「むか新」本店の「むらしぐれ」いたゞき食後にお茶で幸せ。桜花賞で…
農暦三月十三日。朝寝貪り寝台に臥せたまゝ雑誌の頁を捲る。昼前に外を小一時間走る。気温は摂氏28度の由。すつかり夏。昼寝。午後遅く久々に中環から西環を食材など購ひながらZ嬢と漫ろ歩き。早めの夕食を西營盤から上環に移転してゐた好客山東に飰す。岩…
農暦三月十二日。晴。散髪済ませ尖沙咀のジムで5kmだけ走りP氏と待ち合せ韓国街。香港での昨今の韓国ブームで尖沙咀の韓国料理屋は客溢れ予約も受け付けず店頭に長蛇の列ばかり。キムバリー街からオースティンAveまで歩き韓国宮で漸く空席あり。食後にバー…
農暦三月十一日。快晴。北角碼頭前、渣華道は大陸観光客のバスが早晩に安飯に集結で渋滞甚し。ついに警察が観光バス降りた田舎客を一方通行で歩かせ歩道にロープ張り一般の歩行者と分離。横断歩道も遠回りで警官に楯突く大陸漢もをり。今月(四月)に入り三…
農暦三月初十。快晴。今年初めて蝉語を聴く。もう夏か。晩に銅鑼湾といつても摩頓臺の方、Rosedale Hotelのある信徳街の彩雲南に飰す。曼谷Y氏が曼谷引き払ひ大阪在住になり岸和田Y氏となり来港。Z嬢と鼎談。なか/\美味い。Vasse Felix(豪州)のCab Sa…
農暦三月初九。驟雨あり。早晩に銅鑼湾。安半。Nシェフと飰す。近頃話題の九地良も供される。バーSに飲む。 ▼香港考試局の中学生対象の統一試験の「中文」科の設問に「今天發生了一件事情,當時我曾經想力陳己見,最終選擇了沉默,我認為沉默是必要的」と…
農暦三月初八。雨。早晩にZ嬢とFCCで軽く夕食済ませて尖沙咀。文化中心。エフゲニー=キーシンはんのピアノリサイタル。香港で拝聴三度目。シューベルトのソナタ17番。予想通り第二楽章で睡魔に襲はれ第三楽章が終はるとステージかぶりつきのパツキンのデー…
農暦三月初七。日曜。官邸にて書類整理。午後遅く按摩。来港の客人あり空港に迎へる。中環のエアポートエクスプレス站で「あと何分で発車」の電光掲示見上げるとディスプレイ取替のやうで“I’ve already reached the end of my service life.”と掲示あり。な…
農暦三月初六。清明節。大到天晴。官邸で書類整理。RadikoでTBSラジオの土曜ワイド、永六輔を聴く。口跡芳しからずゲストのピーコの語りとなるがピーコも随分とゆっくりとした喋りで、内容がキレがないばかりか何だか「やっかみ」目立つ。かつての六輔とピー…
農暦三月初五日。薄曇。早晩に尖沙咀。Z嬢と太空館。生誕百年となる中村登監督(1913〜1981)昭和39年の松竹映画『夜の片鱗』見る。小津の彼岸花、秋日和、1960年の大島渚「青春残酷物語」と「日本の夜と霧」で18歳ながら社会派女優として鮮烈な印象となつ…
農暦三月初四。帰宅途中、ふと立ち寄つた寿司屋で口開けの客となつたが、その板前とは初見とはいへ熱燗正味二合、赤貝とコハダをつまみ、赤身三カンとカッパ巻1本でお勘定がHK$980といはれ言葉もなし。バーSに独酌。ハイボール二杯のあとカルヴァドスをヰ…
農暦三月初三。ネットといふのはスノーデンさんぢゃないが怖いもので香港だと顔本だとかの広告で「香港在住の日本人対象」のやうな広告がちゃんと出る。今日は深圳で「日本のラジオが聴ける」といふ広告あり開いてみると中国からFacebookやTwitterが使へない…
農暦三月初二。中共の産経新聞と呼ばれる(嗤)環球時報で莫纪宏なる(たぶん百田尚樹みたいな)オッサンが「爱国是公民宪法义务,港澳不例外」と宣はれる(こちら)。エイプリルフールの冗談ではないらしい。 港澳基本法规定,港澳特别行政区的行政长官必须…