富柏村香港日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴る日剩でござゐます

自由という牢獄


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福島の親戚から毎年この季節になると美味しい「あかつき」の桃が届く。福島の菱沼農園のもので地元の人が選ぶ生産農家なのだから確かなのだらうと飯坂を車で通ると菱沼農園に寄るほど福島の果実=菱沼な感覚。

東京五輪ではスガも喜ぶ(これで支持率も上昇期待か)の日本選手の活躍。電通もさぞや嬉しいことだらう。今晩の卓球での混合が中国に競り勝ち初金で金メダル獲得数で日本が米国を抜きトップに。感染拡大防止を理由に今日これで東京五輪を前倒し閉会にすれば大変な偉業を成し遂げたことになる。

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バドミントンの男子シングルでは香港の伍家朗選手が香港規定のユニフォームを着用せず黒の上下であつたことが話題に(AFP)

本人は香港チームのユニフォームにあるスポンサー(ヨネックス)との契約期限の問題とするが香港の土共派の議員がこれを叱責。 五輪での政治主張は禁忌とされるながユニフォームを自分が黒色にすることはの規定違反にあらず。

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蘋果日報廃刊で連載もなくなつたものゝブログで歯に衣を着せぬ筆致が復活の陶傑先生曰く

鄧小平似乎告誡過:不管黑貓白貓,能捉到老鼠的就是好貓。若忠誠廢物群族學習鄧小平理論透澈,只須啟動平均65的大口環智商,就能以鄧小平理論演繹出一套even 是中國式的邏輯:對於伍家朗這件衫,「不管着黑衫白衫,只要是Made in China,就是一件愛國運動衣。」(陶傑)

鄧小平の有名な「白猫でも黒猫でもネズミをとる猫は」引用して「黒シャツでも白シャルでも中国製であれば愛国スポーツウェアだ」と皮肉。 

京大の山極学長先生の、まさに胸の閊へが失せるやうなゆるやかな発想。

ゴリラもよく遊ぶ。取っ組み合ったり、追いかけ合ったりして、ときには短い休止を挟んで1時間以上も遊び続けることがある。互いに高いところに上って胸をたたき合う「お山の大将ごっこ」や、数頭が数珠つなぎになって歩く「電車ごっこ」に似た遊びもある。遊びの特徴は、経済的な目的を持たず、体の大きいほうが自分の力を抑制して小さいほうに合わせ、互いに役割を交代するところにある。
身体を同調させる楽しさを追求する中で、こういったルールが自然に立ち上がる。人間の遊びもこのルールを踏襲しているし、スポーツの原則もここにあるのではないだろうか。相手に勝つことが目標ではなく、互いに立場を交代しながら競い合い、そのプロセスを楽しみ、勝ち負けにこだわらず健闘をたたえ合う。いっしょにスポーツに興じたことによって、よりいっそう信頼できる仲間となる。観戦者もこの同調の輪に巻き込みながら、スポーツは私たちの社会を和ませ、新たなきずなをつくることに貢献してきたのだと思う。
しかし、最近のオリンピックは……

アタシ自身スポーツ観戦の趣味はないが今回の東京大会で柔道の阿部兄妹、プレーヤーたちのゆらぎが目新しいスケボーの世界、ロシア(ROC)と日本の体操男子団体の競ひあひ、それに卓球で水谷・伊藤ペアの姿など……見てゐて本当に素晴らしいものだと思ふ。観戦者がその喜びに巻き込まれることのスポーツのすごさ。だからヒトラーにせよ電通にせよ、そこに政治利用のメリットやとんでもない商機を期するのだらう。

大澤真幸自由という牢獄岩波書店第1章(表題)だけ読む。

自由という牢獄――責任・公共性・資本主義 (岩波現代文庫)

季刊『アスティオン』49号(1998年夏)に連載されたもの。自由な社会は理想的であるはずなのに、なぜそこに束縛があるのか。「自由はむしろ拘束をこそ前提にして可能になる」といふパラドクス。理想社会をむしろ社会システムとして意図的に構築しようとしたのが社会主義であり、その失敗と現代では自由に対する唯一の制限が環境問題。このまゝの野放図な自由を地球すら破壊しかねぬからの制限。自由に付随する責任から、それを免除する束縛として宗教の戒律やナショナリズムがある。それに身を委ねることでの自由といふ束縛からの解放。昭和の<近代の超克>といふ発想など、まさにそれだらう、あの居心地の良さ。しかし「それに甘んじたくない」となつた場合に、この自由の束縛と何う対峙してゆくか、が現代人の課題なのだらう。それにしても、こんなことを深刻に考へてゐるのは旧世代の輩ばかりで今の若い世代はそんな束縛すら感じないのかしら。東京五輪で活躍する若者たちを見てゐて、ふとそんなことが気になつた。

いわさきちひろ展@茨城県近代美術館


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東京五輪開会式翌日で中国が3金と欣喜の大公報。明報はフェンシング女子で香港選手が8強でも香港隊のフェンシングではこれまでで最高成績と褒めて、その下にある記事が良い:今回のメダルケースで北海道の津別にある木工製作所による見事な工芸品だが、この製作所に香港人の職人がゐて厳寒のなか優れた木工品製作に携はつてゐるといふ。

「やはり」だが今更もう米国でも関心は五輪ではないのかもしれない。膨大な放映料を払つてもこれぢゃもうモトがとれない。開会式の内容も詰まらないものだつたが。IOCももう豪遊の日々はこれでお終ひしてくれ。

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茨城県近代美術館で昨日より「いさわきちひろ展」開催(こちら)。子どもの頃に『こどものせかい』だつたか絵本雑誌をとつてくれてゐて、それにちひろの絵があつて『あめのひのおるすばん』とか新刊でも何冊か家にあつたのは母がいわさきちひろが好きで妹にまで揃へてあげてゐたから。母もワクチン接種も2度済んで副作用もなかつたやうで多少お出かけも世間さまの目を気にしなくてもよいかしら。で家人と三人で近代美術館へ。

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公立の美術館での展示が憲法であつたり政治的色彩とかで何かと不自由さを感じる時代だが今回の展示はいわさきちひろといふ稀有の絵本画家の生涯を丁寧に紹介。

ちひろの昭和 (らんぷの本)

アタシは『わたしがちいさかったときに』(1967年)や『戦火のなかの子どもたち』(1973年)に強い印象があつて高校生の時だつたか上井草のちひろ美術館を訪れ、なんで日共のチラシばかりか松本善明のポスターとかこんなに堂々と貼つてあるのかしら?と不思議に思つたほどで当時、ちひろの戦後の人民新聞記者の時代からのこと、旦那が松本善明であることなど全く知らなかつた。今回の展示では戦後の日比谷でのメーデーのデッサンであつたりライオン油脂工場の女工たちの働く姿であつたりちひろのあまりに見事なデッサンの筆の冴へに驚くほど。会期中にあと1、2度は再訪したいところ。この『ちひろの昭和河出書房新社といふ本は、さうしたちひろの55年で他界してしまつた生涯をきちんと紹介してゐる良書。時代はリベラルになるどころか、もしちひろが今の時代に生きてゐたら左傾の画家でむしろ色眼鏡で見られてゐたかもしれない。小学校の国語の教科書とかに今でもちひろの絵は表紙や物語に採用されてゐるのかしら。

土用の丑で母に「鰻をご馳走するから」といはれて内原のうなぎの斎藤へ。鰻の名店が多い水戸でも人気の鰻やで1時間待ちも覚悟だが今ではネット予約も可(たゞし1人あたり1,000円のチャージ)。それでもサービスで飲み物が1つつくといふので自動車の運転は家人にお願ひして彼女は生まれて初めてのノンアル麦酒でアタシも母も暑さ猛々しいなか麦酒も美味い。こちらはアサヒスーパードライで自分ではふだん絶対に飲まないのだが鰻には意外と合ふ。

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十六夜の月
【いさよひ】いざよふこと。進もうとして進まないこと。ためらうこと。万葉集「青嶺(あおね)ろにたなびく雲の―に」
陰暦16日の月は十五夜の月よりもおそく、ためらふやうにして出てくるのでいふ。既望。源氏物語(末摘花)「もろともに大内山は出でつれど入るかた見せぬ―」
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六月十五夜

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大公報がいくら党紙とはいへ香港の新聞なのだから東京奥運2020では先ず香港隊へのエールにしたいところだが思いつきり中国隊ファーストで香港隊は随分と扱ひ小さいし「中華台北」は自国のはずなのに無視。

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香港隊加油はまだ国安法には抵触しない(明報)

日本にとつての今大会「初金」は柔道男子60kg級の高藤。その選手の地元での応援といふNHKのニュースで「家族、親戚が集まりテレビの前で、窓を開けて換気しながら」だつて。なぜこゝでも「感染対策をしつかりとしてゐます」が必要なのか。きつと、これを報道すれば「家族、親戚とはいへ「密」は如何なものか」とか非難を想定してなのか。

この決勝で惜しくも2位が台湾(楊勇緯)。台湾にとつて戦前から伝統的な柔道は五輪で初のメダルの由。もしこれが金だつたら更に大変な騒ぎに。

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東の空に上つてきた六月の十五夜の月が見事。かなり明るい月だが月の左手に土星木星もかなり明るく高い位置には彦星(牽牛)も。f:id:fookpaktsuen:20210726053823j:image

東京五輪2020開幕

感慨無量である。東京五輪2020の開催。

ハアー (ソレ)
あの日リオデで 眺めた月が (ソレ トトントネ) きょうは都の空照らす (ア チョイトネ)
七年たったら汚染もないよと 晋三約束 噓ばかり ヨイショ コリャ 噓ばかり
オリンピックはカネにカネ ソレトトント トトント カネにカネ

ハアー (ソレ)
待ちに待ってた 電通の祭り (ソレ トトントネ) 東のソ連は今はない (ア チョイトネ)
北のキムさんもいらっしゃい テポドン飛んでドンときた ヨイショ コリャ ドンときた
オリンピックは起爆剤 ソレトトント トトント 起爆剤

ハアー (ソレ)
慎太郎うれしや 数えりゃ八年 (ソレ トトントネ) 仰ぐ日の丸 はずむ胸 (ア チョイトネ)
邦のかたちが違うから いずれきちんと改憲だ ヨイショ コリャ 改憲
オリンピックは政治的 ソレトトント トトント 政治的

ハアー (ソレ)
国が囃せば 民草踊る (ソレ トトントネ) 菊の威光は久子さま (ア チョイトネ)
帝都改造 土建の音に 上がっていくいく安倍景気 ヨイショ コリャ 安倍景気
オリンピックはまやかしだ ソレトトント トトント まやかしだ

ハアー (ソレ)
今年いよいよ 五輪の祭り (ソレ トトントネ) 晋三政権しめくゝり (ア チョイトネ)
そこにウイルスパンデミックないと 晋三確約 噓ばかり ヨイショ コリャ ウイルスだ
オリンピックもお流れだ ソレトトント トトント お流れだ

ハアー (ソレ)
どうにか1年 延期はしてみたが (ソレ トトントネ) スガにどこまでできるのか (ア チョイトネ)
東京感染増えつゞけ 国民命を犠牲にしてでも ヨイショ コリャ 開催だ
オリンピックはおシラケだ ソレトトント トトント おシラケだ 

本当はこの歌詞の最後はこちら▼を用意してゐたのだが。

ハアー (ソレ)
夢に見ました 五輪の中止 (ソレ トトントネ)
こんな嬉しいことはない (ア チョイトネ)
電通、晋三、バッハに喜朗 クリスタルまで皆コケた ヨイショ コリャ 皆コケた
東京五輪はもうないよ ソレトトント トトント もうないよ  

コロナ禍で五輪は1年延期されましたが感染は広がっています。延期決定は日本国内でもワクチンができていると考えてのことでしょうが「日本の国力や科学力の衰え」を認識していなかったともいえます。
東京はニューヨークや上海など活気ある他のグローバルシティーに比べ「もうあまりイケていない」と思う。なのに「日本や東京はまずいのではないか」と気づいていない点がまずい。そういう意味では「まだ絶望が足りない」と感じます。(略)
本来「五輪は巨大な競技場が祝福される場」なのですが日本の観客がいないわけですからどこか離れ小島のスタジアムに選手と関係者だけが集まって中継してもあまり変わらない。もう東京でやっている意味がないのに近い。

なので晋三は「開会式出席せず」https://t.co/hatIJbqh3e 「感染防止対策で無観客だから」だが陛下やフランス大統領まで出席のところ結局「こんな恥をさらした開幕式なら」か。五輪失敗は五輪誘致に積極的だつた自分に間違ひなく非難が向けられる。

香港のメディアの記事で見出しが一瞬、読みづらい。

「奧運沒有觀眾」は比較的簡単。「オリンピックに観衆がいない」で後に文章が続くから「無観客のオリンピックで」くらゐにすれば、すんなり。

問題は「東道國連運動員都失去優勢」で「失去優勢」は意訳すれば「劣勢に」だが「東道國連運動員」を日本人はつい「東道-國連-運動員」としてしまひがち。「東道の国連の運動員」じゃまるっきり意味不明。「東道」は「東道の主」の略で
(鄭が晋と秦とに挟撃された時、鄭の使者が秦の王に、鄭を滅ぼすより、秦が東方へ行く際にもてなす主人として存続させる方が得だと説得した故事から)主人となって来客の世話や案内をする人。東道の主人。[左伝(僖公30年)]【広辞苑第七版】
「國連」は「国連」のやうだが中国語で国連はUnited Nationsの文字通り「聯合國」。それに「国連」は正字繁体字)ならは「國聯」になるはずで、それがこゝでは「國連」。このへんで「?」だが、これを解決するには「國連」を國と連に分けて連は後ろにある「都」と結べばよい。「連……都」は漢文で習つた「〜といえども」(極端な例へ)。で「國」はその前の「東道」につながり「東道國」で、ここでは「開催国」。
つまり「無観客開催でたとえ開催国といえども劣勢に」となる。
正字繁体字)の利点は中国語でも簡体字や日本漢字では「聯=連(连)」になつてゐるが正字では連合は「聯合」で「連〜都」のときは「連」というように聯/連の正確な使ひ分けができてゐること。なので「東道國連運動員都……」でも読み違へがない。

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今夜の五輪開会式のせめてもの(……ってまだ始まつてもゐないのだが何うせパッとするはずもなく)幸はひは好天に恵まれ水府では夏の見事な待宵の月が愛でられたこと。そしてドローンを用ゐた空中での地球や五輪エンブレムの実写は見事であつたし森山未來のダンスにも「これはもしかすると予想よりマシ?」。世界各国の難民団まで含めた選手入場は小国まで世界にかうしてアッピールできる機会として、これは素晴らしいものであると思ふ。だけど「そこまで」。 


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天皇陛下の開会宣言(「祝い」表現使わず:朝日新聞)の際、座つたまゝの首相と都知事。スガは感心なささうにそっぽ向いてゐる。都知事が宣言の途中で慌てゝ起立してスガもそれに倣ふ。都知事の挨拶のときは背を凭れもせぬ陛下とだらりモードのスガ。スガをこの場に置いておくなら晋三のほうがよっぽどマシだらう。


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昨年の開催であれば十三代目襲名で登場のはずの成田やは「暫」でジャズピアノ*1上原ひろみとよくわからないコラボ。成田やも上原も、そして聖火台に上がつたナオミ=オオサカも折角の出番で自分の役割が終はつた時の「キメ」がない。いつのまにか場面から消えてゐて、これは演出の拙さ。そして紅白歌合戦の途中の色物のやうな、B級バラエティ番組なみの演出で、欽ちゃんの仮装大賞みたいなお座敷芸を世界に放映してしまつたのだから。米国のNBCテレビなど「多額の放映料払ってこんな開会式とは」と怒り心頭かしら。

開会式担当解任が示す日本の大衆娯楽の「ガラパゴス化」:朝日新聞
この記事(▲)でいみじくも佐藤卓己先生が指摘してゐる。「日本のサブカルチャーにおける歴史認識は世界標準と異なつてゐる」とした上で

そうしたサブカル的な認識が国内にとどまっているうちは良かったが、情報や人の動きがグローバル化した現代において、20世紀の国内消費用の世界観がそのまま海外で通用するわけではない。今回の騒動は、はからずも日本の大衆娯楽のガラパゴス化を露呈した。

本来スポーツはグローバルな感覚が強く必要とされるもの。にもかかわらず、日本のサブカル出身の人が前面に立って五輪を演出することのミスマッチを感じる。世界に向けて発信されるものだという自覚が欠けていたのではないか。


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ネットでのコメント書き込みで香港と台湾に対する讃美と中共への暴言。まぁわかりやすいといへばわかりやすい。この画像が台湾と香港にも流れて現地でこれがウケてゐるとは。それでも中国はこの開会式を眺めてゐて、いや開会式に限らずこれまでの防疫と五輪準備での日本のゴタゴタを見てゐて「我が国ならもっとしっかりしたものができるのに」と日本のサマに呆れてゐただらう。ドローンによるライトショウアップだつてインテルであつて日本の技術ではないのだし。

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絵本逮捕(左)と元朗暴徒裁判(中)報じる明報、右は大公報

絵本発行5人逮捕 「香港政府を風刺」で子供を扇動容疑:朝日新聞 

この絵本の表現からして今の国安法の香港で逮捕されなかつたら不思議。比喩とか暗喩でもなく露骨な政府批判。当局は政府批判が禁じられてゐるのではなく「扇動」がいけないといふ。政府批判があくまで思考なら問題ないだらうが、その思考を発言すれば誰かが聞いた時点でいくらでも扇動扱ひにできるのだから。かうなるとジョージ=オーウェルの『動物農場』や『1984』も中共独裁への暗喩といはれかねない。

(香港)元朗事件 「白Tシャツ」実行犯7人に実刑判決|TBS

民主化運動家たちが抗議活動のあと元朗の駅舎で地元民に殴る蹴るの袋叩きにされ警察がそれにまともに対応しなかつた元朗事件(721)から2年。その元朗住民暴徒らの主要メンバーに実刑判決。「愛国的行為」だがさすがに無罪放免にはできず。大公報もさすがにこれを報じないわけにいかないが紙面では絵本逮捕の紙面の隅にベタ記事扱ひ。それも被告家族らから「地元の治安を守ろうとした行為」で減刑求める声に同情的。

*1:ピアノはスタンウェイだつたが五輪スポンサーぢゃないのでスタンウェイといふロゴと文字がしつかりカバーされてゐた。

東京五輪まであと1日

農暦六月十三日。大暑。今日が今年は「海の日」ださう。 


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割れたご飯茶碗を何うせなら金つぎしてみよう。まずは漆糊で割れた陶器をくつける作業。これで数日、寝かせるのだが缶箱に入れてみたら何だか〈2001年宇宙の旅〉みたいだ。
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猛暑だが水府は海の方からの東風が幸はひ心地よい。こんな日は読書にかぎる。

■ 野村敏雄『新宿うら町おもてまち』(朝日新聞社

野村敏雄は1926年11月28日生まれだから大正生まれの最後。新宿生まれ育ちで華園小学校*1の世代。内藤新宿の頃から戦後の新宿の変貌まで実に面白い。著者が生まれたのは旭町。旭町がどのやうに社会的に「ドヤ街」にされていつたのか、の記載には当然、力が入る。戦前、新宿の発展で繁華街に点在した簡易旅館を全て玉川上水の向かふ側に強制移動。甲州街道の南側には御苑があつて隣の石鹸工場すら設営不許可だつたのに近くにドヤ街は置けるのが〈聖−貧〉の興味深いところ。娼妓について。「検査日」になると遊郭の娼妓たちが遣り手ばゝあに連れられ警察病院に出かけるのは見物人が出るほど。検査が終わるとおばさんは、何足かの下駄をぶら下げ「困っちまったよ、今日は三人も入院させられちまったんだから……」などと愚痴りながら帰ってゆく姿……なんて想像に易いところ。ちなみに警察は今の伊勢丹の横、三井住友銀行の角を入った先。「……は、よせよ」に「よせは新宿三丁目、警察横丁つきあたり」といつても今ぢゃ新宿でも通じないかもしれない。「よせ」の寄席は末廣亭だが今の場所に移る前で明治通り(当時はまだないが)の西側の横丁にあつた。

石川九楊・編集『書の宇宙〈22〉古代への憧憬・清代諸家(2)』(二玄社

書の宇宙〈22〉古代への憧憬・清代諸家(2)

先日、石川九楊先生の書史二冊読み中国書史に郭沫若そして何よりも毛澤東の書についての記述がないと思つたが九楊先生編集の『書の宇宙』といふ書誌で清末を特集した号の最後に毛澤東の「狂草体」に関する評論があることがわかつて、それを読んでみる。これを書いたのは草森紳一(1938〜2008)であつた……納得。「世界を軽んず 毛沢東における狂草そして楚辞」といふ題だけで全てを語つてしまつてゐる。毛沢東といへば、あの生涯、政治実践そして書体も中国の書法のなかでも抜きん出て誰も真似できないやうな、とんでもない個性的な書体に圧倒される。何度でもいふが中国近代代表する知性の郭沫若が、書家としても超一流であるが自分の書斎に毛沢東の書を額にして掲げてゐるのは国家主席に対する諂ひではなく「降参」のやうに思へてならない。あんな書を書かれてしまつては手も足もでない。理屈も通らず幽閉してもまた天から降つてくるだらう。事実、毛沢東が毛字体ともいへる豪快な狂草の書体を用ゐだしたのは大躍進失敗後の失脚期で、大量の重要な記述を送り出して、その後、文革で復活する。縦書きすら封建時代の悪習とされた時代(横書きは中国語ですつかり定着してゐて今どき縦書きをする人もゐない)。

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行書は叢書でもアタシたちが普通に受け入れられるのは例へば趙之謙のこの「呉鎮詩四屏」とか(▼)。郭沫若周恩来の書もハイドンの音楽のやう。
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それが毛沢東の書状になるとかうなる(▼)これはもはや「狂草」といふレベルの書体だが毛沢東の生前これを日本の研究者も忖度か「狂」とはいへず福本和夫*2も『毛沢東思想の原点』の中で「毛沢東の破格の書風」といつてゐる。


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毛沢東の蒐集した漢籍の法帖。文革で四舊破壊運動が叫ばれ紅衛兵が全土で法帖を焚書するなか中南海毛沢東の宿舎では書斎の壁に法帖の数々。古典の独占。

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これまでの書家にとつて書法はみずからの人生、思想そのものであり、どれだけ納得のゆく自己の文字を書き残せるか、が重要。だが毛沢東にとつては「狂草の揮毫は建国以後の戦略の練習であつた」(草森紳一)で書法すら自分の戦略の一つとして使へるツールであり書法の毛沢東にとつての政治的実践の一つでしかなかつたのだらう。であるから、あれだけ「勝手に」文字を操ることができたとするべきか。

東京五輪までいよ/\あと1日。「これでもか」といふほどに連日醜聞続きで明日の 開会式は怖いもの見たさで視聴率はきつと上がるだらう。

スガがIOC総会で「夢と希望、感動と勇気与えてくれる」 開会宣言、五輪成功を約束(デイリースポーツ)

スガはもう思考回路バーストで怖いものも何もないのだらう。パラリンピックでは感染状況に変化(改善)があれば「有観客で」なんて宣つてみせる(朝日新聞)。

オリンピック【Olympic】(「オリンピアの」の意)

古代ギリシア人がオリンピア祭に催した運動・詩・音楽などの祭典競技大会。古代オリンピック

国際オリンピック委員会IOC)という金満イカサマ興行師団が各国の勧進元(胴元)騙くらかして4年ごとに開催する近代の国際的スポーツ競技大会。

松尾貴史さんが呟いてゐてなるほどと思つたが台湾のAudrey Tang(唐鳳)の名前(鳳)は「おほとり」と読めないか、と……なるほど。その発想に啓助、ぢゃない敬服。

官房副長官杉田某今月25日で在職最長3,134日の由。もはやといふか再登板から「老害」。 https://t.co/UHzZJ0jg6J 荒俣『帝都物語』や大友『AKIRA』で政府の悪役で十分のニンである。

▼中国河南省で千年に一度の豪雨で洪水災害、死亡33人と少ないことはきちんと評価すべき。地下鉄水害の鄭州だけで人口1千万人……これも死者数隠蔽とかどうせいはれるのだらうが。

*1:華園小学校は今の花園小学校かといへば間接的にはさうなのだが華園小学校は四谷第五小学校になり、それが統廃合で四谷第七小学校と一緒になつて四谷七小が今の花園小。本来は歌舞伎町で花園神社隣接の四谷五小が場所的には花園小だが今は昭和モダンの建物がそのまゝ吉本興業東京事務所になつてゐる。

*2:福本和夫(1894〜1983)戦前の日共からのマルクス主義活動家で経済学者だが『北斎論』や『幸田露伴論』など文芸評論に名著あり。

東京五輪まであと2日


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 米国の経済学者何某が香港経済に楽観的見方と大公報。あれだけ米国覇権を罵倒しながら都合の良いところは利用。中国政府系のネットが米国の黒客集団に狙はれてゐるさうな(周知の通り世界は中国の黒客攻撃を不安視してゐる)。

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香港からの移民潮について人々が安心して暮らせる社会への改革を!と明報社説。中共と香港市役所は社会不安の元凶は民主化を名乗る暴徒らの社会破壊で、それを国安法により安定化させたといふが明報が指摘するのは、それを含め社会不安を善しなければこのまゝ移民増になり香港社会は更に疲弊するとする。しかし中共的には移民望むやうな非国民はどうぞ勝手に移民を!で香港には中国から有能な新移民予備軍が何百万人もひかへてゐる。

ジャッキーチェンの「共産党員になりたい」発言に香港・中国で批判の声(MSN)

ほとんど誰にも相手にされてゐない成龍中共讃美に香港、台湾ばかりか中国国内でも疑問の声ありとSCMPが伝へてゐた。

成龍中共への擦り寄りは衰退する映画産業で中国市場に対する期待が当初あつたが愚息が内地で麻薬所持で逮捕された際に処罰軽減された見返りとして中共のPR役を買つて出ることになつたともいはれてゐる。それが香港と台湾に対する苦言ばかりで反発かひ中共のイメージアップに全くつながらなかつたのが事実。それでもKYな人だから「中共の党員になりたいくらゐだ」とまで発言して顰蹙かふばかり。香港カンフー映画の大スターが晩節を汚すとはまさにこれ。映画が当たらなくなつても引退して隠遁生活でもしてゐれば伝説になつたのに。

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香港での台湾報道は「中華民国」は✖️だつたが「台湾総統」とか「台湾政府」は問題なかつたもの。それが内地に準じて台湾総統は「領導人」、政府は「当局」で「行政院」といつた名称すら、それを用ゐるとそれを認めることになるので「行政機構」と普通名詞化が求められるといふ。「総統」のまゝでも現地の傀儡政権で総統を名乗つてゐる、でいちいち台湾「総統」とか「」書きでもすりゃ良いと思ふのだが。「領導人」の方がよっぽど現地での指導性があることを認めてやしないか。

東京五輪まであと2日。選手村の衣食住のクオリティの低さに各国選手団から不満続出の由。

選手村に苦情「21世紀とは思えない」 延期で簡素化:朝日新聞

「おもてなし」は口だけだったのか 五輪選手村「劣悪設備」に海外メディアから批判噴出:J-CASTニュース

で暗いニュースばかりのなか五輪選手村の段ボール製ベッドはセックスさせないため? うわさ広がる 日刊スポーツには笑へた。

選手村ベッドの「反セックス説はうそ」と選手が跳びはねる動画投稿:CNN

いずれにせよ何が「おもてなし」か嗤はれるばかりの低水準。もはや日本のクオリティなど誇れもせず。TBSラヂオの荻上チキの番組で東京五輪の選手村ボランティアが匿名で実情を披露。とにかくホテルのやうな他言語表示もなければ組織委から選手村ボランティアには「外国人選手が何か言つてゐるから」と電話通話が回され、それに応へ慌てゝその現場にかけつけるやうな毎日。さすが荻上チキが「ところで、あの変な傘帽子は?」と突っ込むと、あれは結局、支給されず普通の帽子だつたのだが。

何うやら、これは「なかったこと」で記憶からの抹消が図られてゐるらしい。これをかぶらされた都職員がまだ存命であることを祈るばかり。

このバカスガ発言にネット上で

菅さん、残念。逆ですよ。 やめる方が勇気がいる。何事も。 戦争だってそうだったでしょ。 歴史のお勉強、やり直して。

と発言あり。御意……だがスガはもうお終ひなので歴史の復習は求めもしたくない。スガは残念ながら、この困難な状況で五輪開催に挑戦する首相としての資質もない。コロナ対策と五輪をスガの下でやらうと判断した段階で日本の国家としての誤謬。

宮尾しげを(1902〜1982)は江戸風俗の研究家として知られてゐるが(今は忘れられつゝあるが)毎日新聞記者をやめ今でいへば何でも書けるフリーライターのはしりのやうな人である。アタシが宮尾を読んでみようと思つたのは小林信彦か、いや小沢信男かの東京ものを読んでゐて宮尾についての記述があつたのだらう。これは宮尾「編」でアンカ書房から昭和30年に発行された『珍しい写真集 東京そのむかし』。明治初期の東京の風景写真をもとに宮尾が東京の昔語り。写真よりも宮尾のその話が面白いのだが宮尾らしい編集のアイデアも詰まつてゐる。その一つの例が「帝国ホテル」といふ頁で、そこに全く場違ひな半裸の皮革職人の写真。これは何かといふと外国人の來邦でそれまでになかつた風俗や仕事が生まれた一つとして洋靴の修理があり「西洋のデーデー屋」と呼ばれてゐたと。もと/\は雪駄直しの職人が街中を「デーデー」と呼びながら流してゐたことから。品川の項にはいま話題になつてゐる鉄道の高輪築堤がしつかりと撮影されてゐる。


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東京は家康入場で天正の頃にはすでに八百八丁の世界的な大都会になつたが、家康以前に太田道灌が江戸に築城もよく知られてゐる。しかし宮尾は道灌が築城後の永禄期の江戸地図をみせる。当時は江戸はまだ奥州街道筋の一部で多摩川西の稲毛から池上を経て道こそ村々が点在するだけで町家が建ち始めたが鎮守すらなかつたので安房の国洲崎明神を神田に、鎌倉の荏柄天神を湯島に祀つたさう。五百年近く前の集落の名前が今でも東京に残つてゐる。下記の地図に地名を見やすいやうに書き入れたが築地と佃は「今の地名」と後から書き入れられたもので永禄期にそれがあつたものではない。当然だが築地はまだ築地がされてをらず佃は大阪の地名で江戸になつてから。

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東京五輪まであと3日

農暦六月十一日。暑さ猛々しいかぎり。出先でこの夏初めてコンビニで冷茶ボトル買つて水分補給。久々で茨城県立図書館訪ふ。この図書館は昨年春!に大規模改修工事で長期休館となりコロナ禍(といふ理由)で工事遅延続き途中何度か暫定的に開館したものゝまた閉館で数日前にやつと再開。それも結局のところロビーに星乃珈琲店が入つただけで、この工事に1年数か月費やしたのか(地元であればサザコーヒー入れるべきといふ声あり入札公正の結果か)。

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この案内も結局「星乃珈琲が入居しただけ」なのは一目瞭然。珈琲の販売カウンターがあつて個別席とテーブル席があるだけで、それは珈琲店のレイアウトとしては普通以外の何ものでもない。それなのに個別席を「珈琲と本を楽しむエリア」と呼び、テーブル席は何故か恰も「ハピネスミニマム」を象徴するやうに「ファミリー席」と称す。 静寂が求められる図書館のロビーに歓談喫茶はやめてほしい。


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元々、県議会議事堂だつた建物を、県庁が移転するのに合はせ県議会も、だからその建物を県立図書館に転用。躯体はそのまゝなので議事堂が閲覧室になるといふ奇妙で高校生とかが議員席に座つてゐるので「子ども議会」の模擬のやう。せめてもの救ひは広いロビーだつたのだが、それが星乃珈琲になつたことでスペースに余裕のあつた総合カウンターが隅に追ひやられ使ひ勝手のとても悪いものになつてしまつた。

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香港でCXがAmexと提携して発行してゐたカードを使つてゐた。Amazonなど通販では問題ないのだが先月からだつたか店頭でのカード決済だと撥ねられてしまふ。Amex暦30年でPカードも海外渡航多いときはホテルのアップグレードなどで重宝したが、さういふ時代ではないし年間手数料が香港でもHKD7.5Kで日本発行だと14万円だかで、それほどのメリットがあるか?といふと見栄以外のステータスがないやうに思へてCXのエリートカードがあれば良いかとPカードはやめてそれを使つてゐた。外貨での利用だとポイント=マイルがかなり貯まる。それが使へぬ不便で香港のAmexに電話して尋ねると、このカードは5月末で打ち切り……で代替のカードをすでに郵送済みといふ。CXの経営状態悪化の影響か。

f:id:fookpaktsuen:20210720154529j:plain「このコロナ禍で……」といふと「……ですね」で全てがそれを理由に恙なく進むもので香港内に届けたものは受け取れないだらうから、それは取消しにして数日中に再発行のカードを日本の住所にお送りしますよ、とAmex君。それもこの電話で口頭で住所を教へれば良いといふ。かういふ判断がその場で担当者の一存で問題解決となるのが香港の魅力的な効率の良さ。それもDHLで送料は先方負担で、といふのだからありがたい。旅先でカード盗難の場合の対応等と同じなのだらう。それにしてもこのカード、見た目がPどころか黒卡なのはご愛嬌。機転のきくAmex君に「日本でも大変でせうけどtake careで」といはれ当方も彼に「香港もhard daysが続くが頑張つて」と伝ふ。


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猛暑ですだちの冷酒をぐびぐび。家人が新加坡風に肉骨茶を煮てくれる。夏バテにはやはり南方の料理が滋養になる。


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昨年は買ひ損ねたが水府の「みとちゃんのプレミアム商品券」を入手。10,000円で13,000円の商品券だから3割お得。1人2セット(2万円分)までで取り敢へず1セットにしてみたが、これが使へるのはコンビニから傾城水戸、ユニクロや家電大型店迄で、それぢゃどこが地域の経済振興なのかわからないが、これほど使へるのなら数セット入手しても良かつた。この商品券引換所でアタシの前に並んでゐた中年夫婦は10セット入手してゐたが家族で子どもや孫から飼ひ犬まで応募させたのか。

東京五輪といへば開会式に関与する小山田某なる作曲家の去就が話題になつてゐるが誰だつたかの呟板に「海老蔵が開会式でやおら「オリンピックはこれ切り〜!」と終はらせてしまふといふ夢を見た」といふのがあつた。

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朝日新聞(2021年7月20日)夕刊

東京五輪は無観客も当然のところ鹿島は感染にも怖じけることなく小中学校が集団で観戦だけでも話題になるなか、こんなスポンサー配慮も呆れるばかり。大会組織委の解釈もおかしなものだが、それを真に受けるどころか拡大解釈とは。この記事で教委は「組織委の趣旨を正直に受け取った結果」とコメントしてゐるが、これは正直なのではなく「バカ正直」すぎ。