富柏村香港日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴る日剩でござゐます

宝島社の意見広告


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香港から反政府派一掃を!と勢いづく大公報。1面上段に林鄭市長が香港は「一言堂にはならない」つまり言論統制され一つの言論しか許される社会にはならないと宣ふがそれを誰が信じようか。国安法での裁判で律政司が陪審員制での審議を避け裁判員裁判を命じる(蘋果日報)。陪審員制では被告に有利で政府に不利ゆゑ統制下の裁判官で、とは。もはや法治ではない。

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中共にとつては香港の経済繁栄の持続こそ香港統治の成功で賢明に買ひ支へ続けてゐるがビジネスのエキスパートが香港を離れ外資系企業撤退の兆し。シンガポールのやうに、こゝで東京が改めて東アジアの経済ハブとなれば良いのだらうがさうはいかない。

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宝島社が意表を突く新聞意見広告

世界中の国々の中で感染対策で美術館の開館につき政府(文化庁)と首都(都庁)が見解の違ひで開館するか否やで……なんてのは日本だけだらう。こんなことに行政の労力が浪費され肝心な感染対策やワクチン供給ができない。軍国主義になつてゐないことを除けば日本の精神状況は確かに宝島社の広告にある通り。

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麻薬摘発ならよく欧州した麻薬を当局が「量」で見せるが猥褻画像が入つたノートブックやスマホを見せられても。これがどれだけいやらしいか想像を掻き立てないといけないのか。警察で誰かこの展示がおかしいと思はないのかしら。

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母から熟れ鮨をもらつてきた。これを肴に日本酒はほんとうに美味しい。

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農暦三月廿九日


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香港で次なる「弾圧」の標的は民陣。数十万人規模の大規模市民デモを組織した主体。その組織と運営のスマートさは見事。あくまで合法デモで国安法で取り締るのも厳しいが大公報は民陣が「国際的な連携」を求めたことなど叱り民陣の取締りは「法律界からも」と言ひ張る。(蘋果日報)香港で4割の教師が政治的に深刻なストレス。そりゃさうだらう。真っ当な精神状態では今の香港で公立学校の教師はやつていけない。


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家人に教へられたが月刊『ハルメク』誌は今日6月号が発売。それが今日の朝日新聞に広告あるが広告の内容が5月号つまり1か月前に発売のものなのだといふ。


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もう初夏どころか夏そのもののやうな陽気。床の間の掛け軸が「春眠暁不覚」のまゝだつたので掛けかへてお花も活けかへる。お軸の出し入れで物入れにあつた祖父が詠んだ句の短冊を眺める。お手本のような筆運びは惚れぼれ。

茶の花は己が手向けの花なりし (俳号)竹居

水霜の暫しはありぬ塵の上

正直、右の句の「花」と左の句の「霜」は読めず、くずし字に明るい畏兄に読んでもらふ。くずし字は「読む」のではなく、その世界に入ることで見えてくるものがあるのだらう。いずれも初冬の句で「茶の花は」は祖父にとつて遠くない己が辞世の観、「水霜の」は朝日に当たれば溶けてゆく霜の儚さを詠んでゐるか。

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国会衆院予算委。五輪開催で野党からどれだけ質問を受けても具体的な回答を避け「選手に安心して参加してもらうとともに国民の命と健康を守る」 といふ文言を呪文の如く唱へるばかりのスガ。どれだけ罵声浴びせられやうと、もはやパンチドランカーの如し。何か詰まると「答弁を差し控えさせていただきたい」。ムキになつて発言に虚偽があれば議員辞職すると宣つたり感情的にヤジを放つたりの晋三を懐かしむ。

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唐沢俊一トンデモ美少年の世界』読了。先日何を読んでゐて耽美の世界のことに言及があつて何ややつてこの唐沢先生のこの本に辿りついたのかアタシ自身よく覚へてゐない。この内容は昭和末に月刊誌『JUNE』に連載されてゐたもので当時それを何篇かは読んでゐたはずだが書き手は若いライターで、それが後の唐沢俊一だとは結びついてゐなかつた。さらりと読める面白可笑しい内容だが一篇だけ「さう/\さういふ時代だつた」と少年ヌード誌に関するかなり際どい記述あり。映画「ベニスに死す」みたいな耽美的な少年愛ではなくて「絶対にこれはマズイだらう」レベル。それは昭和50年のことだが当時はさうした出版物が好事家相手にマイナーどころか地方の書店でも(少女モノはさらに多数だつたが)堂々と売られてゐたのだ。いずれにせよさうした耽美主義の世界が今ではBLとなつてテレビドラマにまでなつてゐるのだが足穂先生の時代からの変遷を見れば何れだけ商業化したかは歴然で、やはり何事でも趣味ことといふのはアングラくらゐの好事家世界のときの方が奥ゆかしくて面白いものであつただらう。

トンデモ美少年の世界

オールドノリタケ


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母の日。飲食店は20時までで酒類の提供は19時までではおちおち家族団聚の食事にも出かけられない。(蘋果日報)香港で変種株ウイルス感染源となつた印度感とその女友は身柄拘束だとか。

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初夏の朝ごはん

家人と笠間に行くことに。自動車で国道50号線は殺風景なので先日、日光に行くときに通つた県道51号線の飯富から上入野を抜け山越えで笠間に入る山間のルートで新緑を愉しむ。

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「柊」のおそば

県立陶芸美術館で「オールドノリタケ」の若林コレクションの展覧を見るのが今日の笠間行きの目的。大型連休が笠間の陶器市だつたので、その期間を避けた次第。

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ノリタケ」の創業は明治初期。当時、殖産興業で陶磁器輸出を政府奨励したがノリタケは政府援助受けず独自に海外の販売ルート、拠点築き成功。森村市左衛門が弟・豊と銀座で「森村組」創業して十代で渡米した豊は紐育で企業。当初は雑貨輸出だつたが陶磁器が売れ筋で、その製造輸出に特化。インポートオーダーの走り。当初は陶器製造は委託だつたが独自製造に。

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フランク=ロイドの帝国ホテルで使用されてゐたモダンなお皿たち

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こゝに揚げた陶磁器はどれもかなり洗練されたデザインだが展示中の、つまり当時製造されたノリタケはかなりアタシからすれば「エグい」派手な意匠のものが大半を占めてゐた。さういふものがウケたのであらう。


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笠間に来れば、で「森の石窯パン屋さん」でパンを買ひ求め「佐白山のとうふ屋」で豆腐を買ひ求める。後者で「とうふのドーナツ」がけっこうな売れ行きで試しに買つてみたが、これはシンプルでも実に豊かな味はひあり驚くほど。


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本日は東京競馬場でNHKマイルCの競馬開催あり。3番人気のバスラットレオン(藤岡佑騎手)に強気の一点買ひとしたらスタート直後に単独で落馬である。我ながらなんといふ悪運の的中か。牝馬のソングライン(池添)が1着か?と驚いたらルメール騎手のシュネルマイスターが劇的にさして鼻差で1着。ノーザンファームが1~3着独占とは。

高橋睦郎『友達の作り方』


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ワクチン2度摂取せば検疫隔離7日削減ださう(大公報)。民主党前主席・胡志偉が実父逝去で弔ひのため保釈(蘋果日報)。なぜ民主党のやうな穏健リベラル政党の代表が国安法で逮捕され勾留されてゐるのが全くワケのわからない香港。
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茨城は県知事がマンボウ要請したが政府は受け入れず特定市町村に対して午後8時以降の飲食店の営業自粛要請のみ。スポーツイベントは開催ださう。東京などの緊急事態宣言だつて週明けからはだいぶ緩和で飲食店への営自要のみ。これで何うやつて感染拡大防止なのか。全くワケがわからない。

友達の作り方―高橋睦郎のFriends Index

高橋睦郎『友達の作り方―高橋睦郎のFriends Index』(マガジンハウス)は、この中にもいくつか登場する新宿の伝説的ゲイバー〈クロノス〉のクロちゃんが「あれは友だちの作り方ぢゃなくて友だちの失くし方よ」と生前言つてゐたといふことを畏友某君から聞いた。アタシらの世代でもクロノス末期でクロちゃんを知つてゐるといふことがどれだけ貴重なことか。この文章は昭和の終はり頃に月刊『太陽』に連載されてゐたもので何本か読んではゐたが、かうして77人だかの高橋睦郎の「友人」たちが並ぶと、さすがに壮観。アタシは勝手に睦郎を昔、孤高の詩人だとずつと思つてゐたので、この交友関係を知つた時に随分と驚いたのだが携帯やネットもない当時はかうしてアンテナの高く張つた人たちは誰彼となく必然のやうに繋がつていつたのだらう。バーで誰かに遭遇して、といふシチュエーションがとても古典的で斬新に思へてしまふ感染時代。それにしても睦郎、堂本先生、平幹、中村哲郎先生、そして何よりも大成駒を令和に伝へる(ってまだ現役の哲郎先生には失礼!)語り部が身近に友人としてゐるだけでも自分が幸せだと思ふ。だからこれを読んでゐても時代も時代であるし他人事に思へず、その場その場の光景がありありと浮かぶのだが。この書物のなかで六代目歌右衛門に対する崇高さへの畏怖は特筆すべきもの。それに対して大和屋への苦言がさもありなむ、なのであつた。


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スガ記者会見に読売、産経のいぢわる


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変種株の印度男が足どりで感染防止に躍起の香港市役所。蘋果日報が報じるのはすでに収監中のジョシュア黄之鋒君に昨年六四「非合法」追悼集会参加で懲役10か月の実刑。香港政府が感染防止を理由に不許可とした集会に参加は万の数のなかジョシュア君だけの重罪。見せしめ以外の何ものでもなし。

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ジョシュア君が彗星のやうに登場したのは彼が17歳のとき2012年の香港での国民教育反対運動。この国民教育を「洗脳」だとして抗議活動続け市役所はこの指導要領を事実上撤回。今では想像もできないやうだが当時はかうした市民の反発による政策の失敗で行政長官・CY梁は5年の任期満了で再出馬も能はなかつたほど。1997年以降の香港での民主化要求の運動のなかで反中央政府色が露骨に出たのが、この2012年の抵抗。そこでジョシュア君は北京からして絶対に許すことのできない存在となる。見た目パッとしない、そのへんにいくらでもゐる若者のやうだが彼の政治活動のセンスの良さ、演説の上手さは天性の特筆すべきものあり。

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町で見かけたステキなルノー

東京、大阪など緊急事態宣言の今月末までの延長、「蔓防」指定の拡大の政府決定。緊急事態宣言は継続されても細目は緩和でまるで意味なし。飲み屋、飲食店だけがスケープゴート。実際の具体的な防疫よりも宣言を発出することの儀式化。形式主義。日本社会は本当にそれが好き。スガの午後7時からの1時間きつかりの記者会見。「自治体」が「ぢぢだい」だとか「お聞き」が「おぎぎ」になるのは秋田弁なのか、それは良いのだが記者会見のコメントに内容がない上に「市町村」が「しゅちょそん」、「お会い」が「汚穢」になるやうな口跡の悪さで余計に何を言つてゐるのかもわからない。竹下登の弁護明瞭意味不明や、晋三のあの内容のない語りですら懐かしいとは。スガ会見に立ち会ふオミ会長は脇役の名優なら又五郎Ⅱ、昔なら壽海Ⅲのやうな玄人受けする納得の芸を見せるべきところなのだが疫禍も1年をすぎメッキが剥げた感あり。記者会見。予定調和の記者クラブからの予告アリ質問には下手な棒読み回答。記者の問ひに答える毎に「先ずは」といふが「次」がない。何でも「先ずは」といつてしまふのは何も考へてゐないからだらう。「ある意味で」も口ぐせ。「大型連休が終はり、ある意味で、通常に戻ったわけですが」だなんて。自分にきちんとした自分の考へとしての言葉がないから、このヘボ回答となる。産経新聞は「(憲法に)緊急事態条項がなければ採れないような対策、感染症対策、具体的に言うとどういったものを念頭に置かれていますでしょうか?」だとか読売新聞はワクチン接種につき「総理が表明された7月末までの終了について現状、自治体とのやり取りの中では、どの程度の自治体が7月末までに完了が可能という認識を持っているのでしょうか?」だとかスガを困らせるやうな質問をするし最後の質問に指名されたフジテレビは、きつと上手くスガをヨイショするのかと思へば

2回目の緊急事態宣言を延長する際も議論になったと思うのですけれども宣言が長期化することによる自粛疲れとか、慣れへの懸念というものに対して政府は現状をどのように考えていらっしゃるのでしょうか。
また、国民の中にはワクチン接種が進むまでは結局「宣言と発令と、その解除を繰り返す」ので「いちいち政府の要請に従わなくてもいいのではないか」と、その宣言の効果を根本から疑問視する声も出始めているように見えますが、総理は、どのようにお考えでしょうか。

なんて「朝日新聞みたいな攻撃」をしてしまふのだから。晋三のときにはフジ産経と読売がこんな失礼な質問はぜったいにしなかつたのだが。このスガの三流役者ぶりを見てほくそ笑んでゐるのは晋三その人だらう。

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松竹の月イチ歌舞伎なるシリーズ上映が1回2,200円もとるのでお得な3回分のムビチケなるものを入手。今年度の10回で正直なところ見たいのは11月の播磨屋の熊谷陣屋のみ。それにしても10回のうち6回が大和屋といふのは大和屋偏重がすぎないか。今月の野田版〈研辰の討たれ〉は勘三郎三津五郎の仲良しが相次いで鬼籍に入り福助も元気なときなので懐かしくて見ても良いかと思ふのだが茨城県ではつくばでの上映のみ。
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筒井康隆『エロチック街道 』(新潮文庫) 再読。この一連の短編が書かれてゐた頃の筒井先生はSFから実験的なクロスオーバー作品を次々と発表してゐた時期で中学生のアタシにとつては雑誌『面白半分』の編集長であつた。収録作品で好きなのは「中隊長」「かくれんぼをした夜」「偏在」「遠い座敷」「傾斜」「われらの地図」だが「時代小説」が最愛。池波正太郎とか中里介山、柴錬のやうな、いかにも時代小説で使はれさうな言葉が並ぶが意味不明。それでも「如何にも、左様に」時代小説らしい展開が続くから可笑しくて可笑しくて。

エロチック街道 (新潮文庫)

国民投票法改正へ


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ワクチン接種の順番待ちで小遣ひ銭稼ぎが出現と大公報。変種株感染が印漢と外傭(外国人家政婦)のグループによるものと断定され、その感染防止に躍起となる香港市役所。変種株は従前のウイルスに比べ症状悪化が見られるといふことで防疫は厳重。変種株感染者が特定された場合に無条件で、その集合住宅の住人は全員隔離ださうで隔離される場合の所持品リストまで公開されてゐる。日本とは雲泥の差。

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県が政府に「蔓延防止等重点措置」の適用を国に要請してるなか不急?のイベント開催は何うなんでせう。理髪に行く途中、水戸芸術館を通つたら広場で常陸牛プロモーションのイベント開催(週末まで)。「感染予防措置を徹底の上で」が全国的に免罪符になつてゐる。テレビの報道も感染拡大を深刻に伝へて「さて、ナントカの花が見ごろになつてゐるドコドコでは感染予防措置を徹底してナニナニのイベントが開催され……」で「矛盾してね?」と思ふのだが。

お昼に水戸のソウルフードだといふスタミナラーメンを、その本家本元だといふ「松五郎」で食す。初松五郎で昨年春の帰国以来でもスタミナラーメンは初。11時半すぎに参つたが、もう行列。「店内撮影禁止」の張り紙がいたるところにあつて注文した料理も不可。高級寿司店のカウンターでスマホ撮影が店の雰囲気を損ねるから、なら撮影禁止もわかるがラーメン屋で、とは思ふ。オリジナルのラーメンで真似されるのを防止か、といふと同類のスタミナラーメンは水戸だけでも供するラーメン屋はかなりある。いろいろ考へたが撮影禁止の理由はスタミナラーメンが「インスタ映えしない」からではないかしら。誰が何う撮つても濃茶色の野菜とレバーの餡かけは美味さうに見えない。実際に食べれば独特の甘辛でクセになる食客は多いのだらうが。アタシのスタミナラーメン初体験は水戸の鳥見町にあつた京王グランドといふ映画館の建物外にへばりついたやうな「新々」といふ中華料理屋のスタミナラーメンで父の大好物であつた。ニラとニンニクが強烈で今の松五郎のものはずいぶんとマイルドに仕上がつてゐると思ふ。

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感染対策は一向に改善の見られぬまゝそれでも改憲に向けた動きは着実に進む。改憲といふ行為が絶対にダメなんてことはないが改憲が目的化してゐて改憲の方向性が本来の憲法原理すらわからない連中が改憲を主導して国家が国民を縛るやうな憲法を作らうとしてゐる、それのイエスかノーの国民投票で権力側が改憲派で資金力もあり電通がついて、なのだから、その投票を有利にする今回の改正など前向きになれやうはずもない。

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こんな状況でも株価上昇で「はぁ?」と思つたらNYダウ最高値を更新:朝日新聞 ださうで東京市場も「欧米で新型コロナウイルスのワクチン接種が進み経済活動が回復することへの期待から株式が買われた」のだといふ。感染対策もワクチン接種も進まない後進国なのに……なんてノーテンキなのかしら。「だめだ、こりゃ」である、まさに。

風の谷のナウシカ』は映画も見てゐないし原作の漫画も読んでゐないので、この特集記事がいはんとするところもはつきりとわからないのだが映画はさておき漫画の方は宮崎駿といふ作家の独自の世界で更に面白いのだといふ。権力への絶望、ニヒリズム……まさにコロナ禍でダメな政治権力に呆れるばかりでは私らも共有するところ。

主人公ナウシカは命令を下さず、深い思索に裏打ちされた言葉で人々を励まし、導き、敵と味方、異なる生物との間を調停する。それは政治人類学者ピエール=クラストルが未開社会の分析で示した「王のいない社会」における、族長のあり方を連想させる。人間はどうしようもない愚かな生きものだが、時として崇高な自己犠牲も行う。ナウシカは人間の後者の面を体現する存在。周囲の人々もナウシカを愛し、自らの思いを託することで彼女を支えている。ナウシカの物語は、権力なき社会を構想するためのヒントに満ちている。(赤坂憲雄

今の時代も「誰かに支配された方がいい」と人々が思い始めている気配を感じる。「中国は超管理社会だからコロナ対策をうまくやれた」という声もあった。だけど、管理された世界がいかに心地よくても、どこかで誰かが気づき、むかつき、自分の意思で生きようとする。人間というのはそういうもので、そこに希望を持って欲しい。(武宮惠子)

(コロナ下で読むナウシカ:下)自然との共生、突き抜けた境地:朝日新聞

人類全体が存続するためには、個々の人間や他の生命種がある程度犠牲になるのは仕方のがない」という考え方に対して、ナウシカは「人間を含め今を生きる個々の生命が輝くことが最も大切であり、それを追求した結果として、種としての人類が滅びたとしてもやむを得ない」という境地にまで突き抜けている。ナウシカのたどり着いた考えは一見、矛盾しているようだが、そこにこそ、この物語のえもいわれぬ深みがある。「すべての生命同士でお互いの生命を共有する」という究極のコミュニズムとも言えるだろう。ナウシカが示した「自然との共生」のビジョンを、絵空事に終わらせず、どのようにして学問的な真実へと落とし込んでいくか。それは自分自身にとっても切実な課題だ。(大澤真幸

ここで指摘されてゐる「すべての生命同士でお互いの生命を共有する」といふ理念は有川先生の憲法解釈での基本的人権や自由の「公共の福祉」をさらに人間以外にまで拡大したものだらう。さういふ崇高な理念までわかつてゐる思想に対してベタな権力指向が改憲に挑まうとするのだから国民投票法改正が憂鬱なのだ。

農暦三月二十四日(日本は端午節)


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印度華僑がワクチン接種したくともそれも能はず、と大公報。蘋果日報は来港者のホテル隔離がズボラで変異株感染の外傭(外国人家政婦)が市中走遍と。
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昨年4月に購入した自転車は雨の日は乗らず汚れないやうにしてクリーニングも丁寧にしてきたが1年経つてもまだ新品のやう。今日は新暦で五月五日端午節だが農暦ではまだ三月二十四日。今日は二十四節気立夏。天気が崩れる。自動車で出かけたら何だか着慣れてゐない派手なスーツのお兄さんたちが「これ見よがし」に雨なのに車窓も開けたまゝどデカい1ナンバーの、つまり改造して貨物車扱いにしたアメ車のリンカーンナビゲータ?なんかで走つてゝ「どこに行くのか?」と思つたら郊外のバイパス沿ひの魚米(元気寿司のセコンド)に入つていつた。格安回転寿司でもいゝけど「あのスーツ姿とあのマグナム車で」と思うとギャップが……。近くでサイゼリヤから出てきたスーツ姿の十数名のバタくさい若者たちもこれ見よがしに「もう堂々といゝんだぜ」で、みんなで外の喫煙所でタバコ吸ってゝこっちは「今日は地方のホストクラブチェーンの面接?でもあるのか」と思つた。さっきのアメ車が兄貴分で、こっちが舎弟組かもしれない。そしたら今日は水戸市でこういう行事。令和3年水戸市成人の日式典について | 水戸市 「ダークカラーのラメっぽい生地のスーツ」が流行りのやうで少なくとも北九州や沖縄みたいな着こなしがないだけマシか。それにしても、あまりにみんなやんちゃで子どもっぽいので「子どもの日に成人式」は定着させても良いかと思つた。それにしても1月は感染拡大防止で延期された成人式が今ならOKなのだらう。水戸市を午前と午後で出身中学別に分けて2部開催にしました=感染防止対策を徹底だから許してね、か。お昼にインド料理が食べたくて感染深刻な印度サポートぢゃないが県庁近くのエベレストキッチンはネパール料理だつた。神奈川?が本店でフランチャイズなのか各地にある。値段のお手頃で即焼の大きな印度餅(ナン)が美味。ランチが15時までで15時からディナーって?……営業は休憩なしだがメニューと値段が変はるのが15時なのだらう、きっと。


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やつと大好きな、休日の風呂での読書&ハイボールができる季節になつた。冬の間は浴室に湯気が籠るし窓を開けたら寒風がきびしく。今はもう窓を開けて湯気を逃しながら、で快適。
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▼水戸在住の還暦過ぎの人にまで「水浜(すいひん)電車は大工町から栄町、末広町を走つてゐた」といはれてしまふ令和。航空写真(下左)の赤線がそれ。水浜電車は黄線を走つてゐたのが正解。御前山線(青線)が赤塚からぐるりと上水戸で水浜電車と連絡。昭和39年の時刻表で見たら(水浜電車のうち)上水戸から水戸駅の市街路線でも15分毎に1本。幼いころもつと頻繁に走つてゐた気がしたが。


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時刻表で辛うじて現存は勝田〜阿字ヶ浦の現ひたちなか海浜鉄道のみとは。