富柏村香港日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴る日剩でござゐます

東京五輪音頭2020

*このブログをご覧の方へ 諸般の事情で2020年7月24日(未来)の日付のこれがトップにござゐます。今日現在のブログはこの次からをご覧くださいませ。

ハアー (ソレ)
あの日リオデで 眺めた月が (ソレ トトントネ) きょうは都の空照らす (ア チョイトネ)
七年たったら汚染もないよと 晋三約束 噓ばかり ヨイショ コリャ 噓ばかり
オリンピックはカネにカネ ソレトトント トトント カネにカネ
ハアー (ソレ)
待ちに待ってた 電通の祭り (ソレ トトントネ) 東のソ連は今はない (ア チョイトネ)
北のキムさんもいらっしゃい テポドン飛んでドンときた ヨイショ コリャ ドンときた
オリンピックは起爆剤 ソレトトント トトント 起爆剤
ハアー (ソレ)
慎太郎うれしや 数えりゃ八年 (ソレ トトントネ) 仰ぐ日の丸 はずむ胸 (ア チョイトネ)
邦のかたちが違うから いずれきちんと改憲だ ヨイショ コリャ 改憲
オリンピックは政治的 ソレトトント トトント 政治的
ハアー (ソレ)
国が囃せば 民草踊る (ソレ トトントネ) 菊の威光は久子さま (ア チョイトネ)
帝都改造 土建の音に 上がっていくいく安倍景気 ヨイショ コリャ 安倍景気
オリンピックはまやかしだ ソレトトント トトント まやかしだ


東京五輪音頭-2020- ミュージックビデオ / TOKYO GORIN ONDO 2020 (Music Video)

八九六四「天安門事件」は再び起きるか

農暦五月廿二日。曇り時々小雨。

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湾仔の湾岸にかつてFleet Archadeといふ施設あり主に香港に寄港する軍艦の水兵さん相手に生活物資やレコード楽器屋、香港ならではでスーツ仕立て等の商店が入り小粋なパブやレストランもあり。

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免税といつたものはないので一般市民も立ち入り可。マクドナルドはベランダが広くビールも置いてゐて世界一快適なマクドナルドかもしれなかつた。

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英米の軍艦の寄港も減り湾岸の埋立てで今ではすつかり内陸になつてしまひ、だいぶ周囲の環境も変はり半年前だかに施設閉鎖になり建物取り壊し中。


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香港は小売が充実しないのは余程売上げの良い商売じゃないと高い家賃払へないから。それでも少し裏道を歩いてゐると面白い商売もたまに見つかる。こちらは佐敦で通りかかつ一寸前の香港では考えられなかつた珈琲専門の小売店で自家焙煎の珈琲豆や抽出器具等売つてゐる。


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ミニバスの標識専門店。元々は運転手相手に行き先や料金表示板の専門店だつたが赤ミニバスが香港の生活文化と認識されるやうになつて素人客相手にミニバスグッズもかなり売れてゐる。


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佐敦あたりは店猫が本当に多い。

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母からのLINEのメッセージが可愛い。今年は傘寿だといふのに。Amexの家族カード使つてもらつてゐるのだが「重みがあります」といふのは、カード更新で母に郵送したのはAmexが(意味もなく)新しいカードをプラスチックではなくメタルにしたから。

「香港デモ」を読み間違えた中国・香港政府 - 田中秀征|論座 - 朝日新聞社の言論サイト

今回の香港の大規模デモが天安門事件から30周年、そして台湾の総統改選期とも重なったことも相乗効果として中国政府に方向転換を促したのではないか。とすれば、この際、中国政府・中国共産党は1997年の香港返還に際しての国際公約一国二制度」と「高度の自治」を前向きに積極的に果たしていく方向に踏み出したらどうか。具体的には、まずは香港の司法制度の独立、行政長官の直接普通選挙を実現することが期待される。

……って「そんなこと有り得ないだらう」と書生論で一笑に付されて終はりみたいな発想だが、さすが田中秀征先生の慧眼かも。天安門事件での〈民主化〉で想定される社会混乱じゃないが香港もむしろ香港の好きなやうにやらせてみて、さて何うなるか?を北京から一つ見物でもいゝのかもしれない。当然、自由にさせる分、過度の経済協力はしない……となると香港はかなり打撃受けるわけで香港側から靡くやうな結末になるやも知れず、であるからしてかうした手段は実は香港にとつては困るところなのだが。いずれにせよ「どん詰まり」で何も良案なき現状では、かなり突飛な方針も空論ではないのかも。

「天安門」三十年 中国はどうなる?

「天安門」三十年 中国はどうなる?

 

昨日読んだ安田峰俊『八九六四「天安門事件」は再び起きるか』に数多く登場する六四経験者の中で王丹と並び理路騒然としてゐるのが日本に帰化した評論家の石平先生。安田との問答が可笑しく石平が安田に「あなたの地元は滋賀県東近江市ですか、蒲生郡のあたりに渡来人が多かったところですね」と初対面の雑談でさう切り出したといふ。安田が「そうです百済寺ですとか鬼室神社ですとか、ほかに近所に秦荘といふ地名もあります、渡来人の荘園だったんでせう」と受け、石平が「東近江市の太郎坊宮には行ったことがありますよ。山の中腹にお宮があってね」と話し安田は所謂「反中本」で話題となつた石平のイメージの違ひに驚いてゐる。そこから石平の「石」といふ姓が珍しいと安田が「私は(太平天国の将軍)石達開くらゐしか知りません」と、それだけでも若い安田さんの知識に驚くところだが石平は「他には石虎(後趙の皇帝)や石敬瑭(後晋の皇帝)あたりかな、いずれにせよ、石といふのはもとは漢族ではなかった民の姓ですから、私の先祖も大昔は異民族なんでせう、石達開にしてもチワン族だという話があるし」と二人は天安門事件に話題が入る前に意気投合してゐる。時代が時代なら中国の秀才であつた石平が「安田さんは論文を書かないの ?ジャ ーナリズムもいゝけれど学問はいゝもんですよ」と水を向ければ安田が「両立は難しいですよ、内藤湖南みたいにはいきません」と答え石平が「内藤湖南かあ、あゝそれは確かに高い山ですねえ」と、まぁこれこそ知識人の雑談の極み。安田は、ツイッターで日本の保守ムラの住民として振る舞つてゐるかに見える帰化日本人の評論家「石平太郎 」と、該博な教養と論理的思考力を持つ中華知識人「石平」は「彼の内部にある別々の顔なのだらう」と割り切り、この石平と改めて長い対談をしたのがこの本。前置きが長かつた。この『「天安門」三十年……中国はどうなる?(扶桑社)は石平と安田が天安門事件に至る経緯、本質と今後の推移を語り合ふ。今年2月の対談のため昨今の米中貿易摩擦まで話題が新しいところ。天安門事件は一般的に一党独裁中共での「民主化運動」とされるが二人の認識は当時の学生たちの側も「党体制の打倒はまったく考慮の外」で「党内で失脚した開明派の政治家の方針を「間違いではなかった」と認めることで今の政治をよい方向に変えてください」といふ「体制内改革を要求」していたものだとする。具体的には胡耀邦の名誉回復。また精神的汚染反対運動つまり西側の大衆文化や自由民主や自由な精神の流入に反対する運動をやめること。さうした具体的な改善を求め「中国共産党反対」や「独裁体制反対」とは言つてゐなかつたとする「体制内の改革要求」。政府の存在を認めていなければ政府に対する請願はおこない。唯一「民主化」に直接繋がることといへば「報道の自由」だが、これも新聞に文章を書いたりする知識人予備軍としての学生が自由に論説述べるための具体的な要求。学生たちが最初から壮大なる民主主義理念に基づき三権分立や法治など求めた運動ではない、と二人の認識は共通する。(それこそ今回の香港での学生運動もさうだが)自分たちの運動を(426の人民日報社説での扱ひで)「動乱」としないでほしい、公正な社会運動として認めてほしいといふ要求。国のため何ういふ社会システムを再構築するかではなく自分たちの運動の名誉回復。やはり指導者の存在。自分自身で解決しないといふ宿痾。あくまで体制内の運動であつたのに、若い子どもが父に苦言呈すやうなものだつたのに銃をつきつけられ命まで奪はれた悲劇。これについては1989年の5月22日にウアルカイシが「運動は失敗した」と発言し広場撤退呼びかけ学生団体の代表を罷免されてゐるがいるが鄧小平の息子鄧僕方がウアルカイシに「流血回避のための話し合ひ」のオファーあり結局この面談の機会は失せるのだが鎮圧は党中央で確定となり「政権が唯一迷ったのは発砲するかどうかです」に絞られ天安門広場では流血の事態は避けるものゝその広場への進軍では手段を選ばぬことで生じた悲劇。「理不尽で身勝手なDVの親は子どもよりも自分が大事なタイプの最低の親だつた」といふ喩へは見事。その学生運動が党内闘争刺激し結果的にそれが学生たちの命奪ふものになる。共産党自身も大変な原罪背負つたが「学生運動は鎮圧されることによつて寧ろ一種、神聖なものとして祭り上げられた」と見る……かなり納得といふか読んでストンと落ちるものあり。これにより中共は絶対に踏み越へてはいけない一線を越へ毛沢東の時代に大躍進や文革でマイナス面あつてもかつて存在した党と人民の一体感は完全に崩壊。天安門事件の後、中共は何年かふゆの時代となるが鄧小平の南巡講話で経済発展に再起動してゐるが「中国の経済発展は天安門事件から始まつた」とも言へる、と。天安門事件の後遺症克服のため政権、敵対するエリート階層、知識人の間で「二度と反政府的な言動しない」ある種の「契約」が結ばれ経済成長こそ続くものゝ江沢民胡錦濤と党の指導は比較的弱いもので、ある種の自由(勝手か……)も享受されてゐたのだが、そこに習近平が現れる。二人の対談では毛沢東が大きなマイナス面はあるにせよ偉大であり誰にも太刀打ちできぬ巨人であり、その独裁には見事さほどあつたが中国が鄧小平路線を続けてきた後に習近平が今の小独裁体制を敷いて、これがどこまで通用するのか、途中で何らかの形で崩壊するのか、かりにしなくてもいつかポスト習近平の時代は混乱しかないのではないか、と厳しい……といふか習近平については二人ともボロクソ。さういふ内容の本を香港で出版して内地にも流通させてゐたのが銅鑼湾書店だつた。台湾統一も、江沢民にとつての香港返還、胡錦濤北京五輪と上海万博のやうな歴史に残る偉業として習近平は絶対に台湾統一をしたいところ(それについても香港での逃亡犯条例改正失敗と台湾の一国両制拒否は手痛いもの)。いずれにせよ天安門事件からの三十年で中国の経済成長、生活水準の向上は確実に進んでゐるわけで天安門事件も知らぬ世代にとつて「社会改革」といつた発想が芽生えるかどうか。何らかの社会混乱があれば、さういう時代になるのかもしれないが。そこで石平が、これだけ理路騒然と中国を見てゐる人が天安門事件での具体的な殺戮になると嗚咽漏らすほど気が動顚してしまふこと、そして中国の民主化になると天安門で唯一、発言が正しく、その後の『〇八憲章』起草しノーベル平和賞も受賞した故・劉暁波の、まるで基督再来のやうなことを願つてゐるのを安田峰俊があとがきでも印象に残つたこととして書いてゐる。二人とも一党独裁中共に対しては批判的で民主化された中国を願ふが、これは当然、中国大陸で一度も実現したことのないもので、そのためには中共の支配体制の弱体化、崩壊といふ社会混乱伴ふものなのだ。

毎日新聞(特集ワイド)「元気」は「もらう」ものか…自ら「出す」ものでしょ タダだから広まった? - 毎日新聞 https://t.co/A9j1BxfRuV

私は大嫌いな「元気をもらう」である。「元気づけられる」という表現があるのに。「タダでもらうのがおかしい」とこの記事は面白い。
(以下、記事より)活字に「元気をもらう」が初めて登場したのは1986年4月11日号の写真週刊誌「フライデー」だったという。当時「三越の女帝」と呼ばれたデザイナー、竹久みちが取材に「若い人から元気をもらうためにカフェバーに通っています」と答えている。その後、女性誌などで「パリが私に元気をくれる」といった表現が広がった。漫画『ドラゴンボール』の必殺技にも「元気玉」というのがあって、90年代以降「元気が贈与できるものになった」感がある。1988年1月24日付朝日新聞の読者投稿欄に載った「尾崎豊の歌に、自らは言葉に出来なかったいらだちや悲しみを見つけて共感して勇気をもらった」という一文が主要全国紙での最も古い事例のようで、90年代半ばから急増したようだ。毎日新聞の記事データベースで「元気をもら」というキーワードを入れて検索すると、この言葉を含む記事は約3,800件に上った。1991年6月に、当時大学生だった女優の石田ひかりさんが「友だちから元気をもらっているんです」とコメントしている記事が初出だ。以後、2001年には記事数が年間3桁になり、東日本大震災があった2011年に300件を超えてピークを打ち、以後200件台で推移している。

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安田峰俊『八九六四「天安門事件」は再び起きるか

農暦五月廿一日。曇、驟雨、晴と天気不安定な日曜日。


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昼に食べたインスタント焼きそば、香港では759阿信屋で売つてゐて「かなり辛い」と辛いもの好きのオヤジ連中に聞きアタシは辛いものは好きぢゃないがインスタントでどれくらゐ辛いのか、と思つて食べてみたのだが食べなければ良かつたと後悔するくらゐの辛さ。

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本日の宝塚記念。香港でもサイマルキャストあり。キセキの評判良くレイデオロと一番人気競ひ香港でQE II Cup3着の牝馬リスグラシューも捨てがたくアルアイアンも香港では馬券的に面白い。この4頭であと1頭入れるならスワーヴリチャードだらうが、それぢゃ人気馬5頭で余りにも芸に欠ける、とスワーヴリチャードだけ外し4頭で三連単とアルアイアンの複勝。結果、リスグラシューが驚異的に強くキセキ、スワーヴリチャードの順で4着がアルアイン、5着がレイデオロ。「スワーヴリチャードさえ来なければ」といふか「スワーヴリチャードも入れておけば」。本日、夕方、近くの消費場に無印で肌着など買ひ物に出かけたくらゐ。

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太古の誠品書店内にラーメン屋あり。「味觉は新しく体现してぃる」とヘンな日本語で誠品書店は台湾なのに香港で簡体字なのも違和感あり。「味觉は新しく体现してぃる」は何か伝へたい気持ちはわかる。「体現する」は他動詞で「〜を体現する」にしなければいけないが「体現」といふ漢字感から自動詞的に何かがラーメンの味覚から自発的に醸し出されるのだらう。

八九六四 「天安門事件」は再び起きるか

八九六四 「天安門事件」は再び起きるか

 

安田峰俊『八九六四「天安門事件」は再び起きるか』(角川書店、2018年)読む。いろ/\な形で八九六四に関はつた人々、学生運動家それも王丹やウアルカイシから学者、日本にゐた留学生、陋巷の無学な人情家から当時この事件に遭遇した日本人まで。このインタビュー集の興味深いところは通常、六四本はかなりが六四の学生運動側の立場で、その検証をせず弾圧の悲劇の「真実」語る立場のもので、または北京中央の権力闘争の内幕物になるなか、かなりニュートラルな立場でこの八九六四が何であつたのか、を聴き取りから突き詰めてゆくところ。この学生運動が成功してゐたら中国が必ずしも良くなるとは限らないといふ冷静な視点と、だが弾圧をした共産党政府を是としない立場。人々も党政府の強力な統制があるにしても何故にこの後、かうした政治運動を起こさないのか……は香港も含め中国の外の世界にゐる我々は冷静に見ないといけない。以下、この聴き取りでの人々の発言から切抜き。

  • 現代の中国は、こうした正論への関心さえ持たずにいれば、それなりに人生の幸福を享受して生きていくことも可能な世の中になっている。民主化問題や維権運動(人権擁護運動)に関心を抱ける程度の、知力や論理的思考力を持つ都市市民ならばなおさらだ。
  • そもそも当時までの中国において、学生運動は(公然と党体制の打倒を主張しない限り)タブーではなかった。大学進学率が数%にとどまった1980年代、大学生はこれから社会を率いていくエリート予備軍だ。未来を担うインテリ青年たちが国を変えるために声を上げる行為を好ましいとみなす風潮は、官民ともに存在していた。
  • (六四のあと)中国の民主化が挫折したことへの怒りの声は聞かれなかった。
  • 天安門の学生デモはその途中から、政権の内部においては鄧小平以下の党長老や保守派(李鵬)と改革派(趙紫陽)の権力闘争の道具に変わっていた。軍内でも一般市民への武力鎮圧を躊躇したり、改革派に好感を持ったりする部隊や司令官が存在したとされ、彼らがクーデターを起こす可能性は充分にあると見られた。これから内戦が起きるぞ。中国はまた混乱する──。最高指導者の健在ぶりがアピールされたこの瞬間から、中国の社会は秩序を回復しはじめ、内戦の不安は消し飛んだ。
  • デモから生まれた非日常的な状況をながらく面白がってきた。そんな「お祭り」の果てに、これまでの社会がちょっと良くなればいいやという淡い期待が、大部分の人に共有されていたせいぜいの認識だった。
  • 避難民たちは、民主化の挫折などよりも、八九六四が中国に再びいつもの極限状態をもたらす事態を何よりも恐れていた。
  • 身分を失うことへの懸念だ
  • 正直、中国民主化運動をやらなければよかったと感じることはある。もしも天安門事件が起きなければ、私はその後の中国の社会でもっと面白い仕事をできていたんじゃないかな。
  • 中国の社会が本質的に抱えているカタストロフィの可能性。
  • 強大な権力の統治がひとたび緩めば、世の中の一切がメチャクチャになる。中国はそういう危険のハードルが極めて低い国。
  • 中国の五千年の歴史は、半分が独裁でもう半分が戦争だった。十数億人も人口がいる国を急に変えようとするのは、実はとても危ないことだったんだ。
  • もしも天安門が成功していたら──。共産党政権がなくなっていたら中国は大丈夫だっただろうか。「大丈夫だった」と自信を持って言う人間は誰もいない。仮に当時の学生が天下を取っていたら、別の独裁政権ができただけだ。過去の辛亥革命も国民革命軍の北伐も社会主義革命も、結果的には袁世凱や蔣介石や毛沢東を新たな独裁者として台頭させる踏み台でしかなかった。
  • (当時の中国では)政府は必死で情報を入れないようにしていた。でも、学生は中途半端に情報を仕入れて、中途半端な理解から、外国を天国なんだと考えた。だからあんなことになった。それが天安門事件の真実だ。
  • 中国は変わったということなのさ。天安門事件のときにみんなが本当に欲しかったものは、当時の想像をずっと上回るレベルで実現されてしまった。他にどこの国のどの政権が、たった25年間でこれだけの発展を導けると思う?だから、いまの中国では決して学生運動なんか起きない。
  • 中国における言論の自由や社会の自由度についても、往年に比べればずっと改善した。政府が国民の不満を解消するためにこうした変化に積極的な姿勢をとるようになったことが、天安門事件の最大の「功績」だ。
  • 現代中国の社会は1980年代と比べれば相対的に「自由」なのかもしれないが、(今の)中国の言論統制の厳しさと社会監視の凄まじさ。極端な貧富の格差が発生。この世にふたつの北京が存在しているか。
  • 事件の武力鎮圧はもちろん、あの年に起きたデモそれ自体も。何も起きなければよかったのに。中国の社会も、私自身も、失ったものが大きすぎる。
  • あのとき、仮にデモも何も起きなくたって、中国は多分、徐々にいまと似たような社会になっていたと思う。
  • 当局の側も、過去のような人民の平等や共産主義社会の実現ではなく、国民が好きなだけカネを儲けられる社会を担保することを「統治の正当性」の根拠に据えるようになった。「拝金主義」という一点で国家と国民の利害が一致したことで、体制は再び安定した。
  • 天安門事件は)知的活動によってメシを食う限られた業界の人たちによる権益の拡大要求にすぎ。知識人がその地位にふさわしい待遇を得られる社会の実現。中国を救うという大看板を掲げた、知識人の知識人による知識人のための運動。
  • 香港は中国本土よりもずっと自由な場所だろう?彼らは多くを求めすぎている。同じ中国人なのにわがままだと思うし、賛同できない。

歴史に「もしも」は意味がないが四月廿六日の人民日報が天安門広場の学生たちを「暴動」とする以前に学生たちがある程度の成果を上げた時点で天安門広場から立ち退き党内の改革派の地位が保たれてゐれば何うなつてゐたのかしら。

▼行政長官リンテイゲツガは昨日、土曜日に司長、局長級の官員集め集思會つまりBrainstorming Meeting開催の由。今後この香港の政治的不安定を何う回復してゆくか。行政長官辞めろ!といふ声も高いが曾鈺成(民建聯)が指摘するやうに行政長官職は北京中央の任命で勝手に辞任などできず北京が今回の事態に行政長官交代等考へるわけもなくリンテイゲツガはあと3年の任期を斃つても全うしなければいけない。その為の善後策の検討。律政司と保安局長の二人は更に進退にかゝはるところ。

▼沖縄慰霊の日 追悼式で玉城知事が政府批判 安倍首相「負担軽減に全力」 - 毎日新聞 https://t.co/kG371QxPZT 私が晋三だったら沖縄に顔を出せないね、大した神経だわ。
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農暦五月二十日

昨晩迄の若い黒蟻たちの群れによる騒動が嘘のやうな土曜の朝。彼らは昨晩11時に警察本部包囲から一先ず撤退するか残留するかの意思決定が必要となりスマホSNS用ゐて多数の意見を問ひ!大方の意思が撤退であつたため解散となり未明までに大方が家路についたといふ。警察側も夜中3時すぎに15時間、警察本部に籠城させられた警官、職員らが警察本部を出る。今朝5時前に警察が公式見解を発表。

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Police condemn protestors for besieging Police Headquarters

「警方已經以最大的容忍度讓示威者在警察總部外集結,但示威者表達訴求的方式已經發展到既不合法,且不合情理的程度。對於這些違法行為,警方必定會嚴肅跟進」と、そりゃ警方にしてみれば堪忍袋の緒が切れるのを耐へるに耐へ、の侮辱に対する我慢。元々は612の黒蟻群に対する過剰な弾圧がいけなかつたのだが……。夜明け。香港警察本部の周囲だけが抗議活動ではいつものやうにゴミはひとつもないが警察の建物だけが汚されてゐる。

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蘋果日報よりも赤紙『大公報』の方が昨日の騒動、詳細をレイアウトまで見事にまとめてゐる。

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この紙面見たら香港は混乱の極みで市民の外出すら厭はれるやう(笑)。その大公報に元香港警察処長・李明逵が香港警察の武力行使につき援護の弁。

李明逵:如果是我也會這麼做!

歴代の華人処長のなかでは最も秀才で現在、香港公共行政学院(中共・国家行政学院下部機構)の院長。当然、官方だが警察の治安と武力行使に関する原則論、技術論としては指摘に間違いなし。もし本当に香港政府の執法機構がこの刑事原則だけで管制をしてゐるのなら問題ないのだがDQや記者へのビザ発給拒否などイデオロギー、しそうに踏み込んだ処罰の域に踏み込んでゐるのが事実。その上で李の問題は「その逃亡犯引き渡しの相手(中共)がどれだけ人権や法治が乏しい一党独裁の国か」といふ周知の事実で、それについて一切、視点なきこと。同じ大公報に香港検察の元首席検察官の逃亡犯条例改正擁護も「正論」として読んでおくべきテキスト。

以法論事\刑事檢控決定非特首權限\江樂士

逃亡犯条例改正が悪で、反対が善と安易に割り切るべきではない。たゞ必要なことは人権と法治が守られるかどうか、ということ。その「法治」もやはり〈赤方〉には理解が六ッかしいやう。

法律界譴責包圍警總破壞法治

無知の極み。警察本部包囲が法治を破壊するのではない。警察本部包囲した市民を不当に弾圧したら法治が崩壊なのだ。 

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土曜日の朝でいつものやうにFCCでトマトジュース飲みながら新聞読んでゐると報道チャンネルが生中継で不人気な律政司・鄭若驊が現れる。

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何かと思へば改めて「就修例工作不足引起社會矛盾和紛爭真誠致歉」である。昨日、謝罪はプレスリリースで出したが本人出てこぬ無愛想に更に顰蹙かひ不承不承現れたか。黒服?とあばらかべっそんだが真摯に謝罪に非ず司法年度期初の法曹界行事に参加のフォーマルウェアゆゑ。

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HOCC - 【艾未未給香港人的話】 「這是人類歷史上最美的遊行。... | Facebook

艾未未の存在感の格別。党が彼を恐れるのもよくわかる。

The Economist - To restore calm in Hong Kong, try democracy - China’s chance

China’s leader, Xi Jinping, has a stark choice. He can keep Hong Kong’s political system as it is and carry on trying to stifle the freedoms that Hong Kongers otherwise enjoy. The result would be more protests and probably more violence. Businesspeople would become more jittery, and Hong Kong’s reputation as a safe base from which to trade with the mainland would be at risk.
だが、こんな↓楽天的な結末があるはずもない。
Or Mr Xi can offer Hong Kong hope again, by setting out a timetable for real democratic reform. “We have to have the confidence that Hong Kong people can manage Hong Kong well,” goes a mantra of China’s leaders. It is time to let its people try.
The Economist - A policy U-turn puts Hong Kong’s leader in a precarious position - Carrie on, for now
Calls for Mrs Lam to step down will persist. But there are some who see such demands as futile: her successor will be chosen by the same party-controlled method and will be of the same pro-party stripe. “That is why we need democracy,” says Martin Lee, a veteran of the pro-democracy cause. “Otherwise, whoever is chief executive, they will come across the same thing again and again and again.”

As Hong Kong Erupted Over Extradition Bill, City’s Tycoons Waited and Worried - The New York Times
Under China’s president, Xi Jinping, the ruling Communist Party has increasingly tried to exert control over Hong Kong, which has its own laws, independent courts and news outlets, as well as a vocal community of pro-democracy activists and lawmakers. On Friday, Albert del Rosario, a former Philippine foreign secretary who accused Mr. Xi of crimes against humanity in an international court, told The Associated Press by telephone that he had flown to Hong Kong for a business meeting but was blocked by immigration officers from entering, in what he described as an act of harassment.

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Subscribe to read | Financial Times
It is hard to see how Ms Lam, with her limited interpersonal and political skills, can recover from this month’s setback and finally win the trust of the millions of people who have marched against her. At best she will be able to serve out the rest of her first term as a lame duck; it would be too embarrassing for Mr Xi to lose his handpicked chief executive so soon. But serving a second five-year term would require a Lazarus-like political resurrection for the devout Catholic.
“When Carrie was secretary for development, she was never afraid to confront angry protesters in person,” says Mr Tsang. “This time, because the situation is so fiery, it would not be a wise thing for her to do.”

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あれこれ読んだり書いてたりしたら昼餉時になつてしまつた。海南鶏飯

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「現場」である組織で防御用品の配給行つてをりアタシは最前線の活動家ではなく一介の物好きな市民なのだが折角なので記念にいたゞく。ヘルメットはKOREL製。香港ではよく見かけるところ元々は1983年に土耳古で創立した会社で今世紀に入り製造拠点を中国に移し香港が本社機能の由。アイマスクとマスクは3M謹製。アタシは高校の正門で過激派による成田闘争参加呼びかけのオルグなどあつた世代だが、まさか老いてこの齢となり抵抗運動のヘルメットとマスクを手にするとは。


銅鑼湾のTimes Square前を歩いてゐたら何処からか安全地帯の「悲しみにさよなら」が聴こえてきて素人の卡拉OKのやうで日本語もお上手。続けて「碧い瞳のエリス」も聴こえてきて、こんな場所で卡拉OK場の音が漏れるはずもなし……と思つたらTimes Square向かひのビルのバルコニーで男性が幼子抱いての歌唱である。

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この建物、この一等地で再開発免れてゐる古い雑居ビルで数年前迄、銅鑼湾銅鑼湾書店と並ぶ中共反体制の書店&カフェ「人民公社」が1/Fに入つてゐたが、その楼上にこのカフェ。この歌唱が卡拉OK騒音とされず、かういふ長閑で悠長な空気はすばらしいと思ふ。

路上の若衆は黒蟻の群れの如し

農暦五月十九日。夏至。朝すでに気温は摂氏29度で33度まで上がるといふ酷暑警報。本日朝イチで昨晩放送のNHKクロ現+「香港“200万人デモ”の衝撃」見る。

興梠一郎教授(神田外大、現代中国論)は香港の「中国化」につき習近平政権は絶対にその方向性を緩めないと断言。一つの強い中国の体制維持(国家安全)のため中国の民主化での妥協は中国各地、台湾に飛び火するものゆゑ。興梠教授の見立てはまず間違ひなし。たゞ台湾問題が中国にとつての究極としても、台湾は香港が民主化弾圧で中国化されゝば「反中」の世論高まり、逆に香港の民主化容認されゝば(中共にとつては忌忌しくも一国両制が維持できるといふアピールにはなるかもしれないが、それよりも)台湾も中国に従属せずと勢ひづくわけで、いずれにせよ厄介で解決難しいことを認識しておくべき。

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行政長官が逃亡犯条例撤回と612抗議活動「暴動」での警察「暴力」謝罪せぬことに抗議して香港の各大学の学生会等が本日、香港“市役所”周辺への集結や公共交通、道路での「不便」活動など呼びかけ。香港“市役所”は本日、職員の出勤不要として閉鎖。

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夕方になると下校後の学生や夜になれば社会人も集まりかなりの集会になるだらうし一部の攻撃的な動きに警察が何う対応するか。香港警察は612の失態もあり今日は警察No.2が陣頭指揮の由。萬人デモ動かす〈民陣〉はこの動きからは距離を置き今週末デモ予定せず次のターゲットを71デモに絞る。午前十一時、香港市役所周辺に屯してゐた若者たち堰を切つたやうにHarcourt Rdなど路上に溢れ出し自動車通行遮断。今日のこの意思表示は上手くない。警察が一切出てこないのも気になるところ。


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それにしても今日の動きは香港“市役所”包囲に始まりHarcourt Rd道路封鎖、これまでなら占拠持続だが警察の無管制いゝことにバリケード簡単なだけ築き最少人数だけ残し香港警察本部へ。その包囲完了後に税務部、イミグレーションのビルに入り込み坐りこみで機能停止させ臨時閉鎖、職員退勤となると退去して警察本部前での抗議活動に集中。

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政府は状況混乱すると閉鎖するが警察は非常時でも閉鎖しない(できない)のだから包囲には効果的か。……この集団行動の誰も統率者もゐないところ見事にまとまつた動きは黒蟻の群れの如し。抗議方法の進化。従前のデモ、静坐や佔領といつた固定の方法をとらぬ。器物破損も論外。“Be Water”水の如し。

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ブルース=リーの戦術から来たものといはれると敬服。

Be water, my friend: Hong Kong protesters take Bruce Lee’s wise saying to heart and go with the flow | South China Morning Post


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 香港政府は改めてプレスリリース出すが若衆らは条例廃案は良しとした上で今日の警察での要求は逃亡犯条例と612行動を「暴動」としたことの撤回。それに応じぬかぎり徹底抗議とするが今回は「不受傷、不流血、不被捕」の「三不」原則で(実際にはかなり器物破損など際どい行為もあるが)警察が「暴乱」として鎮圧できぬ、ぎり/\のところでの、この均衡こそ抗争なのか、と思ふばかり。

 

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律政司が逃亡犯条例改正手続きの不備につき文書で市民に謝罪。Department of Justice - My Blog

香港政府も「政府尊重市民遊行集會的權利」としつつ今日のデモ活動で公共機関の運営や交通上級などに深刻な影響が出ているとして「示威人士表達意見時要和平、理性,並要顧及其他市民的需要」と呼びかける。

政府呼籲示威人士以和平理性方式表達意見

そのなかで逃亡犯条例について、これまでの行政長官の弁明に比べさりげなく「来年7月に今立法会が結束すれば条例草案も自動失効するもので特区政府はこれを受け入れる」と。

就今日媒體報道關於立法會議員就修例的言論,政府發言人重申,政府已完全停止《逃犯條例》的修訂工作。本屆立法會會期明年七月結束,條例草案屆時將自動失效,特區政府會接受這事實。

だから逃亡犯条例は事実上、廃案となっているのだから抗議活動はお止めください、と願ふのだが。夜半になり黒蟻の群れの如き若衆ら「本日はこれまで」と散る。

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Streets around the police headquarters remained closed to vehicles well into Friday evening.CreditLam Yik Fei for The New York Times

農暦五月十八日

朝、驟雨。雨が通りすぎ半時間も経たぬ内に地面は干上がり何事もなかつたかのやうな猛暑。湾仔のbakehouseのパン、美味しいと評判でやつと食べた。ブリオッシュ。確かに美味。香港のパンが「大丸のDonq以外、食べられたもんじゃない」なんて言はれてゐた90年代が懐かしい。中環のミラマホテル地下に90年代後半、ドイツパン屋が出来てちゃんとしたライ麦のパンが食べられたのが嬉しかつた。

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湾仔といへばHopewell Centre第二期建設のための工事現場が凄い。

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戦争中は日本陸軍ご用達の料亭「千歳」あり。この再開発始まる迄は階段道路や暗渠、袋小路や石積み擁壁あり香港の廃虚好きにはとても人気のスポット。下から見上げると目も眩む崖の削岩で崖上に残る建物はいくら駐車場とはいへ「崩れたら」と思ふとぞっとするばかり。

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しかもその建物の屋上がKennedy Rd側でHopewell Centreの正面玄関、車寄せ。下の画像2枚それぞれの黄色囲みの部分は車寄せの屋根。

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晩にFCCでM君と会食。食後、地下のバーで飲んでゐると実家の母から電話あり午後10時(JST)すぎに電話などあると何かあつたか?と驚くがNHKのクロ現+で香港のデモ関連の特集やつてゐるわよ、と。これに出られてゐる香港政治のK先生の書き込みでこの番組のことは聞いてゐたが傘寿の母が教えてくれるとはありがたいかぎり。
▼香港政府の今月2回のデモと612の暴力沙汰についての弁明見てゐると、逃犯条例改正と警察いずれもの責任者である保安局長が何とも頼りなくコメントも原稿読むばかりか「怯え」すら表情や仕草に表れ何とも。怯えや自信のなさといへば警察もさうで、いくら反抗者とはいへ弱者である抗議の若者を警棒で殴る、路上に押えつける、催涙弾やプラスチック弾で直接撃つといつた行為も、相手に対する「怖さ」なければ、あそこまでできない。『立場新聞』社説(21日)曰く

我們所「針對」的,不是警察個人,而是警察作為香港唯一可以合法對公眾使用武力的執法部隊,他們的行為必須被最嚴格的標準審視,他們的權力必須受到監察,而這份審視監察的工作,正正是傳媒最大的使命。

御意。合法的な武力装置だから監督が厳しいのだ。行政長官とて今回の反省で
I still have much to learn and do in better balancing diverse interests in listening more to all walks of life and in taking our society forward.
なんて宣つてゐるのだが「いろいろ学んで自分の足りない点を覚え、これからの仕事に」って政府官僚の研修生時代かせいぜい下積みの時に身につけておくべきことで苟もトップになつてこんなことを学ばれてゐては遅すぎる。
▼練乙錚先生が蘋果日報に面白いことを書いてゐる。香港の民主化運動と少子化について。今の反送中デモで参加者の半数は若者だとすると25年後は、その時の若年層の100%がデモに参加しても今日の100万人単位の人数にはならない、と。また確実に新移民と、その子女が増えるわけであるから、それが2047年のカギとなる世代ではないか、と。