富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

一月卅一日(水)晴。昨日までの悪寒と鼻水から今日は喉にきてほとんど声が出ず。熱が出ずに眩暈だの咳だの、といった症状の人少なからず。ウイルスの脅威、と言うが実際には医薬が「発達」しウイルスもそれも負けじとより進化して、の鼬ごっこ。その舞台と…

一月卅日(火)晴。風邪で気分すぐれず。終日マスクして過す。N氏が数碼写真機でさんざん悩んだ揚げ句に佳能のPower Shot G7購入。家電というのは不思議なものでパナソニックの製品ばかりに囲まれている人もいればパナソニックが不思議と何一つない人もいる…

一月廿九日。来客あり晩に尖沙咀星光行の金島燕窩潮州酒樓に食す。凍花蟹(茹で渡り蟹)、魚翅、鮑片、石班といったこの金島の「接待メニュー」は二十年来?不変だが贅沢な話だが客も食傷気味ではないかしら。食事のまえに装いも新たなThe GatewayからOcean …

一月廿八日(日)晴。せっかくの快晴の日曜日、風邪で臥床。といっても朦朧としつつ「モンテクリスト伯」の第6巻読了。その勢いで最終巻(7巻目)も読み終える。いやいや、出来過ぎ、の話だが19世紀半ばのフランスの新聞に連載された大衆小説と思えば、こ…

一月廿七日(土)安倍内閣メールマガジン号外「教育再生特集」届く。安倍三世曰く 「美しい国、日本」の実現のためには、その基本は次代を担う子供や若者の育成にあります。教育再生は、安倍内閣の最重要課題です。昨年末、60年ぶりに教育基本法が改正され、…

一月廿六日(金)早晩に中環。皮膚科専門のA医師の診断を請い帯状疱疹の経過観察。疱疹ぢたいは快方に向うが疲労感などまだあり。おまけに風邪気味。FCCでハイボール二杯飲み帰宅。鮭のアラ汁。NHKのNW9で奇妙な表現あり。六年前にJR新大久保駅で人命救助に…

一月廿五日(木)毎週木曜日朝に届く「安倍内閣メールマガジン」だが安倍三世の支持率低下にも繋がる、この人の足りない部分について。首相官邸の広報担当官に尋ねたいが、まずメールマガジンの送り主の、首相官邸 、の記載を改めるべき。例えば米国で大統領…

一月廿四日(水)早晩に中環。カメラを持っているとHollywood Rdの画廊もPottinger Stの古い石畳もいちいち足を止めたくなる。Colorsixで写真現像受取。三聯書店。Page One書店。FCCでジャックダニエルのソーダ割り二杯。晩遅く沈從文の『邊城』読む。 一個…

一月廿三日(火)東區走廊(Island Eastern Corridor)を車で走る時にいつも気になるのが銅鑼湾避風塘(Typhoon Shelter)と天后沿海の銅鑼湾消防署の間にある荒れ果てた船工場の跡地。ヴィクトリアハーバーに面した個人経営の船工場など?箕灣の譚公廟のあた…

一月廿二日(月)右の写真は蘇州の金鶏湖。蘇州に住まうI君が早朝ジョギングで撮影。Le Lac du Coq d'Or とはさすが蘇州な表現。「フジテレビ」の報道2001の世論調査で阿部内閣不支持(48.0%)が支持(41.2%)上回る。早すぎはしないか。こんなことでは我…

一月廿一日(日)朝十時にZ嬢と尖沙咀。Royal Asiatic Society(王立アジア協会)主宰のOne Day Tripで新界沙頭角に程近き南涌まで貸切の小型バスで走る。南涌から南の山道に入るとWilson Trailの終点(香港島のStanleyより69km)となり更に山道を分け入る…

陰暦十二月初二。大寒。昨晩は酒を断った所為か眠気ないまま深更まで読書。昨年九月ことから溜まり始めた月刊誌、週刊誌、雑誌の切り抜きの類いが漸く読み終わり片付く。朝、あまり眠れぬままで目覚めると右肩から腕に神経痛、怠さあり気分優れず。昼にピア…

陰暦十二月朔日。先週、肩の痛みで神経痛かと思えば肌着に血の混じる膿のような痕跡あり何かと思い鏡で見れば右肩の肩甲骨のあたりに腫瘍のようなものあり怪我や虫に喰われた記憶もなく常備薬オイラックス塗ったが経過芳しからず本日Hong Kong Doctorsで検索…

一月十八日(木)所持忙殺され遅晩に至る。 ▼自民党で谷垣禎一君が麻生外相の「おまえの派閥にも優秀な人材がたくさんいる。安倍に刃向かって、できると思っているのか。おれはいま安倍と組んでやっている。だからおれと手を組もう」「おれに先に(総理を)…

一月十七日(水)古書バザーに出す本を整理していると金子光晴の『マレー蘭印紀行』あり。また読んでもいいな、とバザーに出す本から抜き出す。早晩に湾仔のGrand Hyatt HotelのChampagne Barに五年ぶり?かで一飲。カウンターの椅子が坐りやすく新聞読んだ…

一月十六日(火)岩波講座『現代社会学』全21巻(2巻欠)と斎藤忠著『中国天台山諸寺院の研究』第一書房を(もう拙宅の本棚には収まりきれず)「意識のはっきりしたうちに私有物はきちんと処分しておこう」活動の一環として香港大学のN女史のところに無理…

一月十五日(月)数年ぶりに中環のColorsixにて焼いた写真受領。やはりフィルムカメラはやめられぬ。月刊信報に広告と割引券のあったRaw Materialという服屋が中環にあり支那服調の綿や混合の麻のジャケットがなかなか風情あり一着購入。生地の染料は自然の…

一月十四日(日)昨晩はそれなりに赤葡萄酒美味しくいただいたが今朝は六時起き、で早朝のバスは高速ぶっ飛ばしで大老山の隧道抜けた小歴源まで香港島出てからノンストップ。Hong Kong Marathon Pro 10Kというロードレースに参加。最近全然走っておらず無謀…

一月十三日(土)?出版というカメラ趣味関係多い出版社から出ている?文庫というのが何点かあり『魅惑のコンタックスTシリーズ』と『M型ライカヒストリーブック』という二冊を持っていたが稲垣徳文『旅、ときどきライカ』と内田ユキオ『ライカとモノクロの…

一月十二日(金)人民元。中国人民銀行の基準値がUS$1=7.7元となり香港ドルのHK$7.8超え価値逆転。早晩に天后。天后廟に拝す。中環。久々にフィルムカメラで(どうも「銀塩」と言うのが苦手。鮨屋で「銀塩、握りで」とか言いそう)写真何枚も撮る。ライカを…

一月十一日(木)安倍三世のメールマガジン「ヨーロッパから初メール」一読。小泉三世のメールのようなさまざまな意味で楽しみもない、この人のその「個性」顕わ。 明けましておめでとうございます。安倍晋三です。 みなさんはどのようなお正月を過ごされた…

一月十日(水)ANAの機内誌「翼の王国」1月号で椎根和氏(マガジンハウス元編集者)が三島由紀夫という文章寄せており一読。できすぎ、くらいの話だが、いまなら「ご冗談を」みたいな話が昭和三十年代後半から四十年代にかけて東京ではアンダーグラウンドで…

一月九日(火)四年近く前まで香港に住まわれたK氏来港にて再会。K氏は奈良の由緒ある古刹で岳父がその寺の院の一つのご住職。K氏もいずれそれを襲うが国宝のお堂に国宝の仏像、重要文化財など寺内にいくつあるか、というほどの寺で法会や供養会など多く…

一月八日(月)早晩かなり久々にジムで有酸素運動。実に十月朔日以来。帰宅してドライマティーニ二杯。NHKのNW9で連休の終わり、正月の海外旅行からの帰国ラッシュ報じ海外旅行について会津の男、柳澤君が「海外旅行は昔は海外に行くことが目的だったが今は…

一月七日(日)快晴。気温摂氏十度と極寒。蘋果日報朝刊が一面で日清食品の安藤百福翁逝去伝える。勿論、華僑ということもあろうが「即食麺之父逝世」という大見出しでわかる通り香港人にとって「出前一丁」は数数多ある即席麺の中でもまさに格別(実際に茶…

一月六日(土)さすがに宿酔少々。午後、九龍に薮用済ませ昏時、九龍湾牛頭角下邨漫ろ歩く。すでに上邨(第1〜7座)取り壊され、下邨(第9〜14座)が今では珍しくなった旧式の公共団地。第9座のあたり雑多ながら美味いもの供す食堂多し。夕暮れにまだ晩…

一月五日(金)朝、白む空に見事な月。いつの間にか十五夜も過ぎて旧暦十一月十七日の朝。昼にHappy Valleyの寿司澄。晩にS氏、U氏との会合が流れZ嬢と二人で北角の寿司加藤。昼、夜と寿司で幸甚。おまけにU氏より急な出張のお詫び、と北海道のロイスの…

一月四日(木)ネットの接続状況だいぶ改善される。最近、気になるのは週刊文春なら文春をパラパラと捲ろうとすると「捲りづらい」こと。パラパラ捲ることでだいたいどういう内容の記事があるか、と合点いくのだが捲ろうとすると広告の頁ばかりが「ひっかか…

一月三日(水)雨音で目覚める。一昨日元旦の窗掃除後悔。近日中に雨があるとわかっていればマンションで高所恐怖症が命懸けの窓拭きなどせぬものを。ロンソンのライターがすっかり鳩居堂の線香に火をつける役割になっているのが寂しい。煙草は吸わなくても…

一月二日(火)年末よりどうにか応急復旧していたネットの接続はまた悪くなる。サイトなど更新はできるが閲覧に困難。聖誕説から年末年始の休暇明けで企業など本格的に動きだしたことで臨時架設のケーブルの負荷でもかかったか。Z嬢と深?に行こうか、という…