2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧
一月卅一日(月)晴。摂氏氷点下七度の朝。実家にて雑用済ませ昼前の常磐線で取手。自動車雇ひ浄土宗本泉寺。三年前の一月に遊仙された畏兄故月本裕氏の墓参。水道橋のご自宅には一周忌のころに伺ひ仏壇にご焼香だけしたが常磐線で取手通るたびに墓参を、と…
一月卅日(日)晴。麻布の朝空。摂氏零度くらゐかしら。新宿経由で小田急線の参宮橋。ご公務で国立オリンピック記念青少年総合センター、ってアタシらには「選手村」だがもう三十年以上も前だが、よ旧選手村のユースホステルに屡々寄宿も懐かしいこと。午後…
一月廿九日(土)薄曇。朝六時過ぎに成田空港着。早朝で成田着陸がすんなり、で3時間15分のフライトは夜行には短過ぎ寝るヒマもなし。顔を洗ひ身支度整へ空港地下の京成線の切符売り場で小樽M氏に邂逅。小樽の人……なんで小樽だと、つひ小樽の女(ひと)と書…
一月廿八日(金)晴。また少し寒くなる。早晩に帰宅して旅荷づくり。最後の食材整理で雑煮を食して三更に空港へ。 ▼澳門賭博老人家財産騒動。結局、老人家が二、三房による財産の不正横領をば訴へることに。二、三房連合に大してすでに路傍に置かれてゐたや…
一月廿七日(木)晴。毎日、たヾ何かの事象に呆れることがアタシの惚け防止か生き甲斐のやうだが今日の朝日新聞の天声人語には、当代はどうせひどい書き手、とは判つてゐても、また驚かされた。朝日でも深代、疋田の名文とまでは望まぬが、天声人語なのだか…
一月廿六日(水)ふだんはその日の新聞読み終へるのも難儀。日本の新聞なら量も質もまだ軽いが香港の新聞だと一紙あたりの頁数が日本の五倍くらゐあるので本当にヘヴィワーク。子どものころに、せめて英語の勉強に、と戦後、朝日新聞で連載されてゐた漫画「…
一月廿五日(火)曇。昼間かなり忙しく状況的に電話に出られない時に母の携帯から電話。消音にしてをり一度目を無視したが数分後に二度目にまた電話あり何か緊急か?と思ふ。それでも忙殺され数時間後にようやく電話。すると「帰省するときにQueen's Cafeの…
一月廿四日(月)地唄舞の文兄と久が原のT君より新宿東口地下のベルク(こちら)について地権者による立ち退き請求とそれに対するベルク側の立ち退き拒否について聴く。ベルクはアタシが東京に住んでゐたころにはまだなかつたが、もう老舗。あのあたりはア…
一月廿三日(日)晴。最初に目ざめたがちょうど3:33のゾロ目。さすがに朦朧と次は555か、と思つたが五時過ぎ起床。午前中、昨日に続き湾岸を小一時間走りジムで一時間の有酸素運動。日なただと暑いくらゐの陽気。午後遅くZ嬢と九龍の牛池湾(地下鉄の駅は「…
一月廿二日(土)何も用事もなき土曜日ながら悲しいかな午前五時半に起きてしまふ。午前から湾岸を小一時間走りジムで一時間の有酸素運動。今週は突然アスレチックな生活。昼過ぎ帰宅して昼食採らぬまゝドライシェリー酒一服。中環。FCCのバーで日がな午後、…
一月廿一日(金)朝六時すぎ、あら、もうこんなに空が白むのは早かつたかしら、と思つたら見事な月が西空に。見惚れることしばし。朝、腕時計が見つからぬまゝ断念して家を出て昼ごろに腕時計してゐるのに気づく。どうやら腕時計したあと腕時計がない、ない…
陰暦十二月十七日。大寒。早晩に散髪。久々にバーBでドライマティーニ二杯。零下廿度のジンが零下十度くらゐでステアされ摂氏四、五度のグラスに供されグラスが汗をかくまで数分の間に飲む。飲み干したグラスの霜がきれい。久々に某日本食処に食す。曼谷Y…
一月十九日(水)晴。早晩にジム。小一時間走る。帰宅してはカレーライス食す。陋宅でカレーといへばジャックダニエルのソーダ割りだが寒くて氷なし常温のソーダ。久々にNHKの低俗ニュース番組NW9見る。児童保護施設に暮らす子どもたちの「多くが」親の暴力…
一月十八日(火)晴。珍しく早晩にジム。帰宅して食前酒でズブロッカ飲み夕餉にポトフ食す。智利はGarcés SilvaAmayna、シャルドネの07年。ポリーニ先生の09年の独逸グラムフォンでバッハの平均律を聴く。アタシはバッハらしくない、と思ふがZ嬢はバッハ的…
一月十七日(月)晴。昨日ふと「にほんブログ村」に登録してみる。さまざまなカテゴリーが「旅・地域」から始まり続いて生活、ペット、趣味、スポーツ……と来て、やうやく仕事、教育に至る。「旅・地域」の細目は「旅行」が筆頭で次が「海外生活」。ヒトとい…
一月十六日(日)晴。China Coast Marathonのハーフに申し込んではゐたが右脚脹ら脛の痙攣から未だ全快せず棄権。寒さで布団が温く朝寝貪り八時起き。午前中はジムへ。トレッドミルを時速6.5kmくらゐで小一時間走りリハビリ。午後遅くZ嬢と九龍湾。香港大学…
一月十五日(土)快晴。昨日までと約束の仮縫ひ夕方の歯科治療前に終はらず今日まで待つてもらひ午前中に済ませ昼過ぎまで雑用。一昨日の未明に寝てゐて脚を痙り普段なら数分で収まるが朝起きても痙攣続くほど。まだ完治せぬが庇つてゐても仕方なく天気も良…
一月十四日(金)歯科治療。十一月末だつたか奥歯の正確には左の上顎第一大臼歯といふ歯の奥の角が少し欠けてゐることに気づき、痛みもなくそのまゝにしてゐたが気づくと無意識に舌で遊んでしまひ漸く治療。T歯科医師に「あんまり力んで噛んぢゃダメだよ」…
一月十三日(木)早晩に香港大学の図書館。李光洙(이광수)の「有情」(昭和15年、日本モダン社)読了返却。個人的には物語は苦手な類ひであつた。やはり十六歳の最初の短編「愛か」が読んでみたいところ。図書館のBook Talkで「丁新豹博士による講演「細味…
十二月十二日(水)晩に日本人倶楽部の「さくら」で知己のお三方と鮟鱇鍋。終はつて独酌のつもりでバーS。Y氏と邂逅。琉球H嬢来て半夜三更に至る。@fookpaktsuenhkg: ANAの機内誌「翼の王国」でマカオ特集。「今はなき伝説の高級ホテル」ベラヴィスタは19…
一月十一日(火)晴。気温摂氏10度。香港にとつて体感気温では摂氏零度である。明日の朝は摂氏7度の予報は氷点下だ。 一月になつて二度もズボンのベルトするの忘れて外出。寒さで厚着するので夏に比べベルトに注意がいかぬとの痴呆だらう。 どうせ注意したつ…
一月十日(月)今日は陰暦では十二月初七となるが日捲り暦で「初七日」と書かれてゐると、どうも誰か他界しての「初七日(しょなのか)」と読めて、朝、ちょっと気分が良くない。晩遅く帰りがけに、ふと酒が飲みたくなり流感で三日ぶり!にJacob's CreekのSh…
一月九日(日)晴。昨晩じつくりと寝たが流感はまだ治らず。頼まれて幾日も手つかずの仕立て仕事あり仕事場で小さな電気ストーブで暖をとりつゝ午後まで仕事。帰宅して夕方から臥床。一寝入り。文藝春秋二月号読む。水炊き。「水炊き」といふが、この言葉が…
一月八日(土)晴。昼まで仕立て仕事してゐたが今朝から咳と目眩ひ、悪寒と発汗の繰り返しひどく昼に山頭火のラーメン食してからC医師の診療所に往き診察受ければ軽い流感との診断。午後、服薬し休息。晩に雑炊食す。新聞で首相動静に昨晩、菅丞相が目黒の…
一月七日(金)寒空。朝日の天声人語が寒さ取り上げ白い息で「息という字が、自分の「自」と「心」を組み合わせた形なのにふと気付く」と書いてゐる。数年前に和歌山カレー事件で「真須美」という名で「真実は須らく美しい」といふトンデモナイ読み下しで無…
陰暦十二月初三。小寒。晩に西湾河。鰂魚涌にゐたZ嬢と彼女の勧めで合時小厨といふ食肆で夕餉。あつさり至極美味。坑口村にも同店あり。Z嬢と別れ西灣河文娛中心劇院。南蓮園池中樂系列*1で崑曲聴く。崑劇のうち名場面の謡曲をじっくりけを聴かせるわけで…
一月五日(水)晴。少し暖か。湾仔の公立病院。高血圧。薬(アムロジピン)は半錠(2.5mg)だつたが一ヶ月前に一錠(5mg)にしたものヽ相変はらず130↑/100↑で効果現れず10mgに。暴飲暴食もなく食生活もじつにバランス良く、運動もして、強いていへばストレスくら…
陰暦十二月初一。朝から寒雨。室内の気温も雨で建物が冷えぐっと下がり身震ひするやうな一日。昨年の東京江戸博の大正新版画のカレンダーの十二月が笠松紫浪の「雨の新橋」で八丁目の天國。昭和十年の版画だがアタシが知る戦後の店構へはこの版画に描かれた…
一月三日(月)曇。一昨日に綴つた李光洙(이광수)の小説は読んでみたいが古書もかなり高値で日本に戻つた時にどこか図書館ででも往つて読もうか、と思つてゐたが香港大学の図書館に小説『有情』(昭和15年、日本モダン社)があるのを検索で見つける。昨日…
一月二日(日)曇。昼にかけて香港大学の図書館。露伴を少し読む。中上健次の全集(第八巻)に「香港」という短編あり。ツアー旅行で一晩の深酒を素材にこゝまで物語の構築が出来るのね、と感心。港大から金鐘、筲箕灣行きの720系統のバス上手く乗り継ぎ40分…