富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

DBもやっぱり香港の喧噪

農暦五月初三。出先機関でパソコン作業等が鬱陶しいと思つたら遠近両々の眼鏡で作業していたからだ、と納得。やはりパソコン用の中近両用持ち歩かねば。夜明けから午前中まで陋宅書室であれこれ。Z嬢と昼前に中環埠頭からディスカバリーベイ(DB)へ。DB行…

農暦五月初二。晴。夏の暑い日に図書館、閑かな閲覧室に窓からひんやりとした風が、は昔の話で図書館は冷房の寒さばかりか空調機器の音が耳障りな中大図書館で勉強。図書館に来る学生は必ず、一枚羽織るもの携えへてゐるのだから。一昨日、上環の文聯荘で見…

吹風にかをりくればぞたをらるゝ(忠邦)

農暦五月初一。日本維新の会で慎太郎と橋下が分裂。ざまぁみろ。海野弘著『華術師の伝説 いけばなの文化史』読む。とある事情で「いけばな」素養なきアタシが俄か勉強必要となり畏友・村上湛君に教へ乞ふたら勧められたのが海野大人のこれ。1996〜2000年まで…

農暦四月晦日。遅ればせ、で英エコノミスト誌の先週末号にあつた“The path to the throne”と題したタイのクーデターに関する記事(こちら)は興味深い。こんな記事ではタイでは発売禁止?と思ふが、さうならぬのはやはり時代が変はりつゝあるから、で今回の…

農暦四月廿九日。猛暑に冷房もつけず寝てゐたら朝四時前に鳥の鳴声、虫語に加へ腰痛で目ざめる。ほんたうに老人な暮らし。二月に尖沙咀のMTR站でスクリーンドアにバーバリーのコート挿み無惨にもびり/\と破れた話(こちら)の顛末といへばMTRにきちんとク…

農暦四月廿八日。蘋果日報一面はAKB48の社員二人がファンに斬りつけられた話。香港で?と思つたら日本。蘋果は東スポか。マスコミは大騒ぎだが林長二郎(長谷川一夫)も顔を切られ、ひばり、聖子、山Pと塩酸だのかけられる芸能人に対する、かうした攻撃は今…

森栄喜の淡さ

農暦四月廿七日。日曜日。のんびりと陋宅にて朝を過ごす。ハーバー沿ひ走ること小一時間。晝餉に冷や麦。午睡。Z嬢と午後に北角からフェリーで九龍城碼頭(実際には九龍城からかなり遠い土瓜湾)に渡る。猛暑。甲斐絹の日傘が心地良い。牛棚芸術村。第39回…

農暦四月廿六日。朝七時半まで宿で熟睡。広州東站バスプールの屋台でとても辛い酸辣粉頬張り朝九時すぎの直通列車で香港に戻る。二時間の社中も熟睡で気がついたら旺角。本当によく寝る私。大陸客とバーゲンで恐ろしいほどの人出の銅鑼湾そごう、東京メガネ…

広州に遊ぶ

農暦四月廿五日。雨。朝、紅磡站。09:24発のT820列車で一路、広州。四月廿七日に澳門に遊んで以来の約一ヶ月ぶりの休日。广州东站で爆弾騒ぎございませんやうに。昨日、新疆ウルムチにて市街テロあり死傷者数十名。中共と漢族による西域支配、反発する原住…

捷運は「しょううん」と読む

農暦四月廿四日。朝イチで通勤者に混じり中環のOne ifcに往く。オフィスビルのセキュリティ強化うんざりだがロビーなど環境の快適さ。何の探知なのか狗まで駆り出され来客チェック。監視カメラ。強度の監視の中で与へられる快適な生活……SF小説かシンガポール…

ミハイル=プレトニョフのピアノ復活

農暦四月廿三日。小満。午前中も思ひきり降つたが昼から晴れ間のぞく。もう何週間ぶりの晴れ間かしら。晩に尖沙咀。池記麺家に入つたら単品での注文受け付けず何かとセットメニューで客単価増狙ひ。雲呑麺と芥蘭でHK$53には驚いた。香港文化中心。ミハイル=…

農暦四月廿二日。相変はらずの雨模様。朝日新聞で連載中の漱石「こゝろ」も憂鬱。雨がひどいので出先からさっさと帰宅。途中、板長寿司。『小山三ひとり語り』(演劇出版社)読む。中村屋で十七代目が十五歳、米吉のころに四歳で入門、以来、十八代目の初舞…

農暦四月廿一日。この日剰のヒット数確実に落ちてゐる。原因は明らかでウソでもこの拙いブログ読んでゐれば多少なりとも「香港の動きがわかる」といふ世の中のタメになる点あつたのだが最近殆ど香港の殊に政治など語らず。理由は一つで「おもしろくない」。…

再見。

農暦四月二十日。暗い雲が空を覆ふが霧雨程度。今日も官邸で書類整理。早晩帰宅途中北角街市に寄ると階段で雨凌ぎフィリピン人の家政婦が日曜休み友だちで愉しそう。 七日は汝の神ヱホバの安息なれば何の業務をも爲べからず汝も汝の息子息女も汝の僕婢も汝の…

農暦四月十九日。週末。自動車で新界からランタオ島まで往き香港島へ、のドサ回り仕事。夕方から山頂の知己の方の邸宅で周末なのに正装のパーティありZ嬢と末席汚す。先月末の日曜にマカオに遊んで以来の休みなし……でさすがに身体が言ふことをきかず晩に湯…

初めて尖沙咀「映月樓」に飲茶

農暦四月十八日。驟雨といふより幾度となく大雨が来ては過ぎる。雷。夕方の一雨でやっと小康。昼に客人同行で初めて尖沙咀の映月樓に飰す。確かに眺め良いが映月樓の入る文化中心の建物ぢたいが景色を邪魔。夕方束の間の時間に整体。FCCにて輪島からお越しの…

農暦四月十七日。三谷幸喜氏が朝日の連載(ありふれた生活)で書いてゐるが大河ドラマの思い出で「国盗り物語」。三谷氏にとつて「初めて年間通して観た」これ(1973年)は、いまだに明智光秀といへば近藤正臣、秀吉は火野正平、竹中半兵衛が米倉斉加年で一…

集団的自衛権は9条の自衛権の範囲内ってか?

農暦四月十六日。朝晴れたか、と思ったら亦た雨。晩に帰宅前、銅鑼湾の溥儀眼鏡店。去年の春先だつたかに購入の眼鏡の鼻掛け、塑料の部分がとれただけ。限定販売で売り切れの「いかにも溥儀」のやうな眼鏡だつたが今でも人気あり、と親切な店員さんに聞く。…

中国は出ていけ!と越南

農暦四月十五日。十時間半寝たが体調はまだ芳しからず。喉の痛みがひどく朝のシャワーのときにすごい痰が出て、普段の風邪だとこれが治る前兆だがふら/\で仕事続ける。今日も雨。日はだいぶ延びたが暗くなつて帰宅。おぢや。まだ味覚も臭覚もないが咳はか…

農暦四月十四日。雨が朝のうちに止み漸く晴れる。風邪ひどく朝のうちに「どうしても今日が〆切り」の仕事だけ済ませ陋宅にて寝床に臥せる。薬で少し朦朧としつゝ文藝春秋六月号読む。銀座のロックフィッシュ風のハイボール飲む。おぢや。晩七時半に服薬して…

農暦四月十三日。日曜。MTRとキャンベルの一連のコラボも、お皿、塩胡椒入れに続き今日の匙とフォークと肉叉で完了。朝六時半ころミニバスもないのでMTR站まで小雨のなかマンションの軒を潜り歩いて往つたら嬉しそうに戦利品持つて坂を上がつてくる御仁あり…

農暦四月十二日。土曜。手帖見ると四月廿七日にマカオに遊んで以来休みなし。香港で休みなしといへば板前さんたちの気骨に触れてきたので、この程度の無休自慢など出来ないが遉がに身体が参つてゐる。朝イチで母に請はれ六月の歌舞伎座で松島屋さんの「お祭…

農暦四月十一日。昨晩の豪雨のあと今日も雨模様。広尾が本店で全国展開のワイン商Enoteca香港にも数店舗已に進出ださうで、それを聞き十年物くらゐで値段的にもそれなりにお手頃のフランスワインあると聞き早晩に偵察……のはずがfree deliveryになる本数でメ…

農暦四月初十。昨晩九時過ぎに寝たので今朝は夜明け前に目覚めるはずが、しっかり六時。本当に疲れてゐる。雨。お昼に、以前台北車站の売店で入手の台鐵チックなアルミ弁当箱で中身も自家製台湾風便當頬張る。湾仔の公立病院で定期検診と慢性疾患の処方薬受…

農暦四月初九。小雨。昼にかけてFour Seasons Hotelのラウンジで打合せ兼昼食。3時間もゐて出入りする客が「なるほどかういふ人たちか」と勉強。いかにも金融系のエグゼクティブたちに混じり中国の成金おやぢ。晩に自宅で韮と大根おろしの豚肉鍋。肌寒いく…

農暦四月初八。今日は何の休日?と思ふくらゐ休日呆け。農暦四月八日はお釈迦様の誕生日。今日も仕事終はらず、で官邸で書類整理。帰宅してお好み焼き。岩波書店『世界』昨年の十月号読む。 ▼広州站でウイグル族の方々によると思はれる市民無差別斬りつけ。…

農暦四月初七。未明に大雨。雷。飛び石連休続きで今日は平日。雨が続く上に肌寒いほど。毛布かけて寝てゐる。なんだか疲れて無性に倦怠感。そんなときは旅行の計画立てるに超したことはない、と国慶節、重陽節の連休に週末を加へ5連休は、もうフライトとか…

農暦四月初六。陽暦五月四日は祖母の誕生日。存命だつたら111歳。朝イチでMTR太古站に往きMTRとキャンペルのコラボ第二弾で塩胡椒入れ入手。塩、胡椒をテーブルに据ゑる習慣がウチにはないが胡椒は時々使ふこともあるが塩って食事でよっぽど無味の場合の応急…

憲法記念日

農暦四月初五。憲法記念日。朝日のオピニオン欄に小林信彦さん(81)が「ずっと戦争の中にいた少年がみた敗戦と戦後 新憲法素直に受け入れ 「列強国」入りを望む政権の危うさ」と見出しで長文の寄稿。の作家が喜劇のことを書いても、隠居もしてゐられなくな…

農暦四月初四。休日に挟まれし金曜の多忙。晝にハッピーヴァレーの寿司澄に飰す。4年ぶりかで澄に戻られたK氏の握る寿司がよい。銅鑼湾で散髪。内地の労働節連休で恐ろしいほどの観光客。上環文華里の判子屋で贈答用の判子受け取り。明日会う予定のN君、M…