2012-01-01から1年間の記事一覧
農暦十一月十九日。大晦。摂氏七度。朝、だいぶ出勤の人が多いね、休みだ、ってのにと思ったら今日は平日。一年かなり使ひこんだ「ほぼ日」手帳は貼り物も多く、だいぶ厚くなってゐた、一年ご苦労さま。午後まで仕事して銅鑼湾に出て散髪。帰宅して残り物の…
農暦十一月十八日。摂氏九度。極寒。年末の日曜に公邸で独りお仕事。今年中に仕上げる約束の仕立物が終はらぬ。晩に北角清風街の某K厨房。劉健威兄、William鄧達智兄など贔屓にする食肆にて予約もかなり混みなか/\飰す機会なかったが郷里から青年I君来港…
農暦十一月十七日。平日に二日澳門に遊んだぶん土曜の今日はお仕事。帰りに日本酒買ひにジャスコに寄ると、とんでもない人出。菊正宗がずっと品切れで辛丹波。コロッケ揚げて飰す。コロッケと常温の日本酒ってやっぱり美味い。この季節に珍しい本降り。北風…
農暦十一月十六日。寝台の寝心地良かったのかしら或は昨晩の赤葡萄酒の良い心地か起きたら午前八時。こんな朝寝貪ったの何年ぶり?でゆっくりと朝食。Z嬢は出街。あたしはといへば11:30にホテルからシャトルバスが出るまで部屋に寛ぎ日記綴る。退房してシ…
農暦十一月十五日。朝九時のフェリーでZ嬢とマカオ。路線バスで市街ぐるりと周り賽狗場(ドッグレース場)近くでバス降り少し歩いて望厦賓館(マカオ旅遊教育学院)に下榻。部屋の支度未だ出来ぬので旅荷置き紅街市まで路上の市場街漫ろ歩く。途中で焼き餃…
農暦十一月十四日。昨日の聖誕祭に続き英国統治の名残でBoxing Dayの休日。この日恒例のHK Ladies Runnners Club主催のBoxing Day Fun Runあり朝からヴィクトリアピークの湾仔峡。仮装競走だがあたしはかういふお楽しみが出来ず。Black's Link(ブラックはか…
農暦十一月十三日。聖誕節も異教徒の身でかゝはわりもなし。連日の気温の高低にしっかりとGastroenteritisに罹り晝前にC医師の診療所で薬の処方受ける。本当に「本日休診」なきC医師。商務印書館で来年版の香港街道地方指南購ふ。かつては新年版出ると書店…
農暦十一月十二日。朝の気温摂氏十度。極寒、などと書くと嗤われるが凍死者が出るのも事実*1。日本も寒波で石油ストーブ要り灯油求め給油所に行列、韓国から灯油輸入……ってやはりこの国は貧しい。冬の備へも備へも不十分。昔々、南洋から人々がこの島嶼に渡…
農暦十一月十一日。天皇誕生日。快晴。早朝の気温摂氏十二度。寒風強く書室の冷房機の冬支度。白洋舎にクリーニングに出してゐたコートのカバーが冷房機覆ふのに丁度いゝ。冷房機の通気口をば「閉」にしてあるが、それなりに漏れて寒風入ってきてゐることは…
農暦十一月初十。快晴で気温は摂氏二十度ながら明日にかけ摂氏十三度まで下がるといふ。週日、陋宅にて大掃除。寝室のコンセントがぐちゃぐちゃしてゐるので、そも/\寝るためだけ、のはずが読書灯や時計兼ねた音響、iPhone充電器兼ねたコネクター、除湿器…
農暦十一月初九。冬至。古代マヤ暦だかで今日が地球の終はりらしいが、岡崎京子の漫画の始まりのやうに何もない平凡な日が始まってゐた。昼に九龍湾、陶大花園、2003年のSARSで世界的に有名になったマンション群だが当時は香港でも「それ、どこ?」といふ感…
農暦十一月八日。歳末でかなり忙しい日だったが晩六時に金鐘。Pacific PlaceのWatson's Wineで銀行家A氏とワイン選び彼人のお車で投資K嬢と一路、深井。裕記大飯店で世界の終はりに向け最後の晩餐。師走の忙しい時期に十一名がよくも鳩ったもの。風邪が流…
農暦十一月七日。朝は摂氏十二度だったか。厳寒。ちょうどジム、ランニング用のヘッドフォンがやはり汗でかなり不調しくなってしまってゐたのを口実に坊主社のスポーツ用ヘッドフォン(こちら)購入しちまふ。走らねば。晩に雑煮喰らふ。昨日、一昨日、出先…
農暦十一月六日。晩に久々に中環でFCCに往き曼谷Y氏来港でZ嬢と三人で忘年会。前菜とサラダ、フィッシュ&ポテトをシェア。Ch de Plassan 2010年。ちなみに右に掲載のポスターは1982年6月、デザイン:浅葉克己でコピー:糸井重里といふ大御所お二人の30年…
農暦十一月五日。嗚呼、新しい日本の夜明け。安倍さんと一緒に危機突破して平成の、近代の超克の始まりの朝……暗澹たる思ひ。危機突破ってアンタ自身が日本の危機だよ、晋三。いつもロクでもない主張ばかりの読売の社説だが今回の衆院選挙受け小選挙区比例代…
農暦十一月四日。朝からZ嬢とMTRで大埔墟まで往きタクシーでKadoorie農場。毎年十二月恒例でKadoorie Brothers Memorial Raceも今年で18回目。距離は5.3kmでも標高差442mで毎年参加しても絶対に慣れないコース。今回は体重減だけに期待したが反比例して体力…
農暦十一月初三。銀行に行ったくらゐで晩まで陋宅書斎で机に凭り文書整理。最近、三、四日分の日記まとめて綴ること続き記憶頼りで困ったもの。かなりたまった新聞斜め読みも一向に捗まず。午後、長野Tさんからいたゞいた「とらや」の京都のお店特性の秋の…
農暦十一月初二。早朝に母を空港まで見送るつもりがお仕事ありZ嬢にお願ひ。外食続くが晩に尖沙咀。某組織の方々と忘年会と称する印度料理で重慶マンションC座3階のThe Delhi Clubに飰す。ご一緒したO氏はここの経営者と縁戚で「だけど130等親くらゐ離れ…
農暦十一月朔日。母と朝からは何もすることもなく銅鑼湾からミニバスでスタンレー。折からの晴天で風も心地よし。香港の秋から初冬は毎日こんなはずなのだが。観光客相手の商店街が店を開けるのを眺めつゝ漫ろ歩き。ちょうど尖沙咀往きの973系統のバスがあっ…
農暦十月晦日。朝、母を連れ湾仔のImmigration Deptに往く。香港居住の査証更新。ネットで予約済ませてあればWalk-inの行列尻目にいきなり受付、五分も待たず提出書類の確認あり「会計窓口へ」と。そこで手続き待ちつ筒井康隆「聖痕」の話。どんな悲劇が待つ…
農暦十月廿八日。午前中ずっと続いた打合せのあとお昼にQuarry BayのChamper'sといふ「いかにも新宿、渋谷からの私鉄沿線か鎌倉まで」にありさうな日本人経営の自然食系の食肆で一日野菜咖喱飯。一日に必要な野菜が盛り込まれたカレーライスの由。太古坊はビ…
農暦十月廿七日。実家より『高松宮日記』全八巻を母が船便で送ってくれて届く。新刊当時一冊四千円の本が八巻で札幌の古書肆で五千円也。夕方帰宅してラウンジスーツ(最近このドレスコード少なからず)に着替へ散髪済ませ銅鑼灣の金澤が発祥ださうなゴーゴ…
農暦十月廿六日。昼前に総領事館で衆院選挙の在外投票。比例代表制で「新党日本」がないので中国に数日行ってゐる間に「未来」にでも康夫ちゃん合流?、まさか……とよく/\考へたら康夫ちゃんは尼崎の地方区。投票済ませ沙田競馬場。会員席の普通の観戦席が…
農暦十月二十五日。朝五時半ころに目覚め真っ暗。油断してゐたら六時すぎに空が白みはじめ慌てゝ冬用の軽いウェアで支度してジョギングに。気温は摂氏2度。ホテルから地下道潜り西湖に出る。まだ薄暗く湖畔を歩く人もほんと視野に一人、二人。静寂。少し走…
農暦十月二十四日。暦では大雪、杭州の早朝も気温四度。六時半にホテル最上階のラウンジで朝食。未明で当然のやうに誰もをらぬ。七時ころ日の出。まだ冬至前。今日は終日、会議あり主催者手配の大型バスで下沙の開発地区へ。杭州市内に向かふ、さすがに路線…
農暦十月二十三日。空港といふのはいつも不思議だが空港に着いて何ら差障りなく順調に登機手続き、通関と済ませ、さてラウンジで一寸ゆっくり、と思ふとそれなりに余裕もって自宅出たつもりがいつも小一時間もゆとりなし。KA620便で一路、杭州。じつは初めて…
農暦十月廿二日。寒波到来。朝の気温は摂氏15度。町中を歩く人たちの毎年恒例の防寒具ファッションショー開催。この寒波で気になるのはグッピーの水槽で昨年冬はあまり誰も気にせぬまゝ越冬したやうだが日光のあたる室内窓際だったやうで今は間接的に外気も…
農暦十月二一日。午後遅く深圳。上水でホームから溢れんばかりの担ぎ屋が乗り込んでくるか、と思はれたが皆さん羅湖が密輸品集散地で落馬洲は誰も乗らず安堵。地下鉄で少年宮へ。中心書城。平日夕方で天気悪く静か。数年前は書籍の数に圧倒された感あったが…
農暦十月二十日。連日小雨続く。十一月といへば例年、天高き快晴の日々が続き湿度も低くなり香港で一番過しやすき日々となるが今年は曇天続き小雨も屡々。天文台の発表によれば日照時間は127年で!最も短く一月で101.4時間、湿度は81%で1960年と同じ最高、…
農暦十月十九日。朝いちで病院と注射嫌ひのZ嬢をC医師の診療所に連れていき流感の予防接種。かつては筋肉注射だったが皮下注射のもあるらしく(日本ではずいぶん昔から皮下注射の由)HK$50高といはれあたしは注射好きなので昨日、筋肉注射にしたがZ嬢は皮…