富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

農暦五月廿八日

猛暑。朝と夕に驟雨。終日在宅。陋宅居間の窓辺、冷房排水のところで砂塵のなかに小さな芽吹き、少しずつ大きくなるので(写真残しておらず手書きイメージ)そのまゝぢゃ育たぬからそっと剥がして水栽培で根を少し伸ばして土に植えてやる。 開高健(昭和5〜…

農暦五月廿七日

猛暑。土曜日で午前中、FCCで新聞読み、書き物。そのまゝ昼にホットドッグ頬張る。今月いつ頃からかクリケットのワールドカップやつてゐてアタシがまじ/\とそれを見たのは16日の200万人デモの晩、尖沙咀重慶マンションの印度料理屋で印パ大戦の中継の時だ…

G20

農暦五月廿六日。早朝の驟雨で陋宅の前に見事な虹。 夕方にまた本降りとなる。銅鑼湾に〈打書釘〉といふ私設図書館が昨年からだか在り。 英語では“Nose in the Books”でさしづめ「本の虫」だが「打書釘」は香港の広東語で「立ち読み」。書釘はホチキスで、ホ…

到中環律政中心「鑑賞建築風格」

農暦五月廿五日。雨は降らずとも雲行きがダイナミックな一日。 日本では西日本から台風でG20に来日のトランプも習近平も暴風雨に晒されるのかしら。なぜに彼ら賓客はボーディングブリッジ用いず今どき「飛行機からタラップを降りる」て歓迎なのかしら。さう…

G20 Free Hong Kong 集會

農暦五月廿四日。午後から快晴。黄昏時といふには夏至のあとでまだ日が長く明るい宵に中環の粗呆地区に家人と。 今ではPMQなんて旧香港既婚者宿舎(Police Married Quarters)が消費場となり賑やかになつたが、その裏手にBridges St Marketといふ香港の公営…

農暦五月廿三日

連日黒シャツの「口罩党」つまりマスク党の連中が役所に邪魔に入り政府に圧力かける作戦の展開。逃亡犯条例には世論の多数が反対しても撤回求めての、この抗議活動は「また若い連中がワケのわからないことして」と思はれるだけ。大公報の社説は彼らの「正論…

八九六四「天安門事件」は再び起きるか

農暦五月廿二日。曇り時々小雨。 湾仔の湾岸にかつてFleet Archadeといふ施設あり主に香港に寄港する軍艦の水兵さん相手に生活物資やレコード楽器屋、香港ならではでスーツ仕立て等の商店が入り小粋なパブやレストランもあり。 免税といつたものはないので一…

安田峰俊『八九六四「天安門事件」は再び起きるか

農暦五月廿一日。曇、驟雨、晴と天気不安定な日曜日。 昼に食べたインスタント焼きそば、香港では759阿信屋で売つてゐて「かなり辛い」と辛いもの好きのオヤジ連中に聞きアタシは辛いものは好きぢゃないがインスタントでどれくらゐ辛いのか、と思つて食べて…

農暦五月二十日

昨晩迄の若い黒蟻たちの群れによる騒動が嘘のやうな土曜の朝。彼らは昨晩11時に警察本部包囲から一先ず撤退するか残留するかの意思決定が必要となりスマホのSNS用ゐて多数の意見を問ひ!大方の意思が撤退であつたため解散となり未明までに大方が家路についた…

路上の若衆は黒蟻の群れの如し

農暦五月十九日。夏至。朝すでに気温は摂氏29度で33度まで上がるといふ酷暑警報。本日朝イチで昨晩放送のNHKクロ現+「香港“200万人デモ”の衝撃」見る。 興梠一郎教授(神田外大、現代中国論)は香港の「中国化」につき習近平政権は絶対にその方向性を緩めな…

農暦五月十八日

朝、驟雨。雨が通りすぎ半時間も経たぬ内に地面は干上がり何事もなかつたかのやうな猛暑。湾仔のbakehouseのパン、美味しいと評判でやつと食べた。ブリオッシュ。確かに美味。香港のパンが「大丸のDonq以外、食べられたもんじゃない」なんて言はれてゐた90年…

立法會七月休會前放棄恢復二讀《國歌條例草案》

農暦五月十七日。六四(天安門事件)30周年で李怡先生の文章を拙訳し朝日新聞の論座に掲載となつたのが「天安門事件30年 かつての香港はもう存在しない」で、そのあと逃亡犯条例改正で香港で大規模な市民デモとなり、かうした香港の政治性に天安門事件がどれ…

林鄭、逃亡犯条例(事実上)廃案で香港市民に謝罪

農暦五月十六日。今朝の大公報。反対派の道路占拠で通勤に不便する市民(笑) わざ/\中環から金鐘に向つて通行止めのHarcourt Rdを、しかもフライングオーバーを歩いてくるだなんて「ただの物好きのオッサン」か中共系企業の社員?だろ。地下鉄だつて平常…

農暦五月十五日

親政府系の星島日報がもはや行政長官リンテイゲツガに三行半つきつけたかのやうに。共産紙・大公報は挙つて行政長官指示を謳ふが。それにしても200万人デモに道路渋滞の写真で「市民生活に痛手」は弱い。 金鐘で香港“市役所”周辺、怒れる若者たちによる道路…

香港の若者たちは何を守ろうとしているのか

農暦五月十四日。晴。九龍に終日の野暮用あり始発のMTRに乗る。日曜朝も始発で仕事に向かふ人々でそれなりに混雑。朝日新聞の論座に拙文掲載あり。 函館M記者に「山口文憲さんの文章みたいなリズムと勢いを感じますね、ホメ言葉になるかどうかは分かりませ…

行政長官“林鄭月娥”宣布暫緩修例

農暦五月十三日。本日快晴。 逃犯条例修訂につき主管港澳事務の中共政治局常委兼中央港澳工作協調小組組長韓正が已南下深圳坐鎮處理なんださうで昨日今日と姿見せぬ行政長官リンテイゲツガ昨日隠密裏に深圳で上級職の韓正に面談で今後の対応協議の由。更に深…

農暦五月十二日

早朝06:15(JST)からJ-WAVEでジョン=カビラさんの“TOKYO UNITED”の冒頭“Close Up This Week”といふコーナーで香港の反送中の状況について香港から5分余、語る。 親共紙は挙つて市民運動の名を借りた暴力沙汰と呷るが香港警察も〈雨傘〉の時の青二才的ビ…

農暦五月十一日

香港の怒れる若者たちの乱暴は昨日のうちに警察が排除して香港の治安も正常化に向かひ金鐘一帯の道路も今日は未明から自動車通行できてゐるのに何故にMTRの金鐘站は未だ封鎖。 しかもMTRは午前6時に「始発から平常通り」と発表したのに、その後、警察からの…

佔領金鐘

農暦五月初十。雨。朝餉で食後に台湾愛文芒果頬張つてゐるとテレビ報道は金鐘からの実況中継。 立法会で逃犯条例改修再讀にあたり昨晩から香港市役所周辺に怒れる若者たち集結で今日早朝から警察と小競り合ひの後、幹線道路に溢れ道路占拠。 警察は市役所、…

農暦五月初九

未明にひどい雷雨。朝六時丁度にドドーン!と雷鳴一発。昼間は時折小雨程度だつたが燈刻にまた大雨。 湾仔を歩いてゐて鶏肉屋で鶏一羽がHK$200(2,800円)〜には驚いた。活鶏を今さっき捌いたやつで高目なのだらうが。20年ほど前にHK$50も出せば上等な活鶏が…

農暦五月初八

曇。燈刻にジムで運動。北角の食料品店で安いウヰスキーと馴染みの新聞スタンドで明後日の競馬予想誌贖ひ帰宅すると大風でひどい驟雨。久々に陋宅ハイボール飲んだところ先々週金曜の銀座さんぼあの、あんなに見た目粗く見えるお作法の角ハイが何故にあれほ…

六九「反送中」103万人デモ

農暦五月初七。朝、驟雨。朝餉の際に金曜晩のタモリ倶楽部(新よだれ鶏決定戦)見てゐたら四川料理の「口水鶏」といふ名付けが郭沫若なのださうで「郭沫若は中国の近代の有名な作家さんです」と紹介あり「作家」には違ひないが中国で20世紀代表する知識人、…

農暦五月初六

晴。土曜朝、蘭桂坊は金曜夜からの気狂ひ騒ぎのあと早朝にはよく路上が掃き清められてゐるといつも思ふ。蘭桂坊の坂にある広島?「食材本来の旨味を極限まで引き出した最強とんこつ醤油」が売りの「覇嗎」ラーメンは覇嗎を「ばりウマ」と読ませる由。 香港で…

農暦五月初五。端午節。

端午の日は毎年のやうに快晴猛暑の印象あり。今年もその例に漏れず外出厭ふ日差し。明日久々に高座で午後まで慌てゝのネタ仕込み。外は肌を炒るやうな暑さ、ミニバスでジムに往きトレッドミルで走る。強烈な冷房で冷へ肩が凝るのだから現代はなんて不健康。…

農暦五月初四。芒種。

晴。朝の気温が摂氏29度で昼は33度まで上がるさうで猛暑警報発令。この程度の高温は日本でも珍しくないが湿度90%以上なのが辛い。午前中ある用事で香港政府関連の某役所に。受付の登記場所に工人(工事就業者)の一団をり何かと騒々しいところ何だかメモす…

嚴家祺「天安門広場の精神」

農暦五月初三。薄曇。香港の暑さもだが、この湿気が酷い。昨晩は帰省より戻り珍しく、その日のうちに旅荷片付けもせず寝てしまつたので、それの整理。 (左)善光寺八幡屋礒五郎の唐辛子キーホルダーに続けて「胡椒といえば」でGABANの胡椒キーホルダーを入…

六四

農暦五月初二。晴。陽暦は六月四日で天安門事件30周年。李怡先生が蘋果日報(五月廿三日)の連載に書かれた「香港已經徹底變了樣」これが拙訳で本日のWeb論座に掲載されてゐる。ぜひご一読あれ。 いつも実家から当日夜の成田便で香港に戻るときは昼に母と驛…

水戸その②

農暦五月初一。晴。明日(陽暦六月四日)は天安門事件から30周年。10年前、李怡先生が書かれた天安門事件から20年の記事(蘋果日報)を朝日新聞に翻訳して載せたことあり。今回も蘋果日報の李怡連載「世道人生」から翻訳したが自分なりに六四から30年、香港…

水戸その①

農暦四月晦日。晴。日曜日。母と常磐線で土浦へ。普通列車のグリーン車で母と四方山話。何十年ぶりの土浦は駅前に大きな商業公共施設のビルが建ち駅舎も改築で開業したところ。駅前の大正五年創業の蒲焼きの老舗・小松屋は昔は外売りだけだつたが駅前の再開…

東京→湯河原→水戸

農暦四月廿八日。晴。大宗旅館退房。女将さんが老齢のご主人にアタシとの話をされたさうで宿を発つときにご挨拶を受ける。アタシの家も母方は曽祖父が日本橋の魚屋で震災で焼け出され四谷三栄町に移り、と玄関の上がり框で暫し昔語り。ご亭主は昔のことを思…