富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

農暦十一月初二。快晴。夜、返家。今日の朝刊に競馬欄あり今晩は跑馬地の競馬かとテレビをつけ第1レースから競馬始める。ハッピーヴァレイらしいクラス5の冴へない馬のレースだがハンディキャップで20戦未勝なんて馬が7歳馬で初勝利なんてあるから面白い…

農暦十一月初一。快晴。早晩にO嬢(と書くとどこか「O嬢の物語」みたいだが)と銅羅湾の秋光で天丼。バーMに飲む。@fookpaktsuen: 地球防衛家のヒトビト「駆けつけ警護」しりあがり寿(朝日新聞) URL2016-11-29 22:59:49 via Twitter for iPad

農暦十月晦日。快晴。今日の蘋果日報のいくつかの記事が傑作。久々に倪匡健在で「HK is not China」小題大造:我都講過と題して語る(こちら)。 倪匡自言「唔係幾識英文」,但同意「白馬非馬,香港一定唔係中國㗎嘛」,反問那標語「有竎問題?」直言梁游二…

青島その④

農暦十月廿八日。快晴。ラウンジで朝食。日曜朝で七時半でも静か。こゝからの海岸の眺望が見事と聞いてはゐたが靄がかつて視界芳しからず。海岸の砂浜に遊歩道ありジョギングする人も少なからず。今回の青島で初めてアウトドアを走る。天気は良いがやはり煤…

青島その③

農暦十月廿七日。快晴。昨晩の何をするでもなく夜の散歩に疲れ今朝は珍しく八時前まで寝てゐた。ラウンジで遅めの朝食。ジムのトレッドミルで半時間だけ走る。部屋で机に倚りあれこれしてゐる内に昼前となり慌てゝ旅荷片付けラウンジで退房してゐると経理の…

青島その②

農暦十月廾六日。快晴。終日某所に連行されセミナーあり末席を汚す。晩にシャングリラホテルに戻り夕食会。同じ卓で数名の日本人が1980年代前半の中共をよく識る謂はゞ同志で、まだ貧しくも開放政策で人々が明るく元気に生活し始めた当時のこと物語する。終…

青島その①

農暦十月廿五日。五時間半ほど眠れて珈琲一杯のみ空港に向かふがタクシーで香港站に行くつもりで通勤ラッシュより早く出たがタクシー見つける前にミニバスが空いてゐて太古のバス停で空港行きのバスもすぐに来て久々にバスでのんびりと空港行き。ドラゴン航…

農暦十月廿四日。昨日朝からの小雨は降り止まず夜中に目覚めると本降り。毎日、三時間も眠れぬやうでは困つたもの。仕事の合間に太古城の養和診療所に寄ると医者は睡眠導入剤飲んでも4時間でぴたりと目覚めては休養にもならぬからと抗鬱系の弱い精神安定剤…

農暦十月廿三日。小雪。フライトで荷物が飛行機に乗らなかつた、違ふ場所に逝つてしまうたといふ話は聞くが自分はほとんどさうしたことを経験してゐない。一度だけ東京から戻つた際に或る客に全く同じ形状のケースを持つていかれ、その客のが残つてゐたこと…

安倍は翔んで逝く@ペルー

農暦十月廿二日。早晩に仕事を強制終了してO氏とハッピーバレイのパブでビール3品脫ずつ飲み四方山話。帰宅して夕餉。早寝。 ▼ペルーを訪れている安倍首相はAPECで「自由貿易が格差を広げているという誤解を解き経済政策を通じて格差を解消すべきだ」と述…

マカオその②

農暦十月二十一日。昨晩遅くの記憶がないまゝ朝六時すぎに寤める。家人に昨晩のアタシの酔ひぶりを尋ねるのも厭ひ何となく呆然とよく歩いて戻つてきたものだと思つてゐたがアトになつて須磨帆を見たら飲んだあとの写真が何枚もあり泥酔のわりにしつかりとし…

マカオその①

農暦十月二十日。朝、雨。タクシーで家人と上環のフェリーピアへ。九時のジェットフォイルで一路、澳門。ホテルのシャトルバスでソフィテルポンテ16へ。クラブラウンジでチェックイン。今回も3回連続でPrestate Suitesへの格上げ。ありがたい。部屋の準備に…

農暦十月十九日。PageOne書店倒産。新加坡の大型書店チェーンで90年代に香港進出。当時或る仕事で糊口凌いでゐたアタシは新加坡から香港進出の準備に来たPageOne書店の経営者の面識得たがオシャレなのだが何か本屋としての拘りが見えず。英文書だけで始め徐…

農暦十月十八日。昨晩は珍しく三更まで起きてゐたが夜中の三時に目覚めてしまふ不幸。周恩来が毎日睡眠を4、5時間に削つて国家の大事に働いたといふが「年寄りで眠りが浅い」のではなかつたかしら、と思ふ。2時間ほど書き物と読書で5時から1時間余の二…

農暦十月十七日。早晩に観塘。MTR站で家人と待ち合はせ。観塘旧市街の再開発は古い街並みがすっかり壊されSino Landによる土木工事で掘り返されてゐる。またこゝも殺風景な面白みのない巨大な複合施設が建てられるのかと思ふとうんざり。久々に雲南風味に飰…

農暦十月十六日。十六夜の月を愛でるつもりが雲多く月は姿を見せず。晩にとらや謹製の栗蒸羊羹と練棹物の「むさし野」いたゞく。とらやの菓子説明書きはいつも可笑しいが「武蔵野は、その物寂しい風情から、古来、数多くの詩歌に詠まれてきました」と、とら…

68年ぶりの巨月

農暦十月十五日。今晩の満月は68年ぶりの明亮の由。晩に家人と太古城で待ち合わせ鰂魚涌公園の海峡を望む見晴し台(因みに中国語では鉄道驛のプラットフォームを月台といふ)で月見。最も大きな月は登り始めで、それは逸したがまだ東北にある内は確かに見事…

週末東京その②

農暦十月十四日。快晴。部屋で朝十時半までうだうだとしていろいろ済ます。若き友人のK君に橘樸など一昨晩慌てゝ旅荷に詰めた書籍等を渡す。遅めの朝食はクロワッサン1個と珈琲。円タクで上野へ。上野の山は物見遊山の客で溢れ鉄道驛も随分と賑やか。母と…

週末東京その①

農暦十月十三日。機中での朝食の提供も寝続け朝五時半だかに羽田着。LA便だかも到着で羽田国際線は本当にお盛んなことで。モノレールで浜松町。富士そばで「かけ」啜る。タクシーで鳥居坂の国際文化会館。朝七時前で部屋もなければ図書館も開かずロビーのラ…

農暦十月十二日。1111でポッキーの日なのださな。こゝ数日の新聞はトランプのことばかりで読む記事が少なくて楽か。世の中なにかに麻痺してゐることだけは確か。帰宅途中で「美しい日本」のデコトラに遭ふ。帰宅してカレーライス貪り荷物整理。旅荷は少ない…

農暦十月十一日。建築家K女史が西營盤に泊まられてゐるので家人と出かけ蓮香居で早茶。世の中、クリントンがいかに危ないかでもちきり。最も危ないのは我々自身なのに。衆議院ではTPP法案通過。米総統選でTPPなど白紙撤回もあり得るのに何を考えてゐるのか…

トランプ

農暦十月初十。やつと寒く、いや涼しくなる。昼すぎ米国総統領選挙はトランプ勝利。アタシはクリントン女房を「リベラル」と支持できず、トランプは生理的嫌悪だが「かうなるのでは?」と思つてゐたので驚きもせず。それでも僅差だと思つてゐたが、こゝまで…

農暦十月初九。晩に銅鑼湾。広島バクダンつけ麺でハイボール飲みつけ麺を啜る。広島カープの熱狂も過ぎて安心wして入れる。バーSでGlenburgieの1966年モノ、皆さんが賞味された最後の一杯いたゞく。 ▼SCMPに“Slump shuts shops at Hong Kong’s Chungking Ma…

農暦十月初八。立冬。少し涼しくなる。冷え性で寒がりのアタシはもうセーターでも着たいくらゐ。失くした扇子が戻る。扇子は京の宮脇賣扇庵謹製で、いつも半年くらゐで傷むか失くすので予備も二、三本もつてゐるが今使つている扇子は3年近くになる。年を取…

農暦十月初七日。快晴。風が心地よい。週末の日曜だが出先で仕事。夕方、タクロバンから来港中のA氏、明日離港前で銅羅湾はエクセルシオールホテル地下のディケンズバーで家人と三人で早酒。四方山話。帰宅して自家製餃子を焼く。焼き餃子は薄皮にかぎる。…

農暦十月初六。快晴。来客が午後の便で帰国で空港に送るが折角の週末なので、と定番で朝のスタンレーにお連れするつもりが運転手が道を間違へ石澳への道に入つてしまつたので方向転換も難儀な狭い道、石澳まで行き富豪住宅と石澳の鄙びた集落とのギャップを…

農暦十月初五。快晴。一昨日からの来客あり昨晩の宴会には参加されてをらず、その来客囲んでの食事会で二晩続けて六國酒店の粤軒。当初FCCの中華予定してゐたが9名だつたのが2名増え卓が用意できず急きょ「わかりました」で粤軒の角席。あつさりとした粤軒…

農暦十月初四。快晴。少し秋めくが気温は昼には摂氏28度。それでも湿度が低いから心地よい。朝から大きなイベントあり午後は自分の役目多し。辟易としつゝ午後遅くほんの少しの時間独りになれてFCCに逃げ込みラウンジでホッとショコラ啜る。晩は晩で湾仔の六…

農暦十月初三。多忙な日々が続き遉がに昼間でも疲れて睡魔に襲はれる。身体には良くないよな、と思ひつゝレッドブルなど飲む。客人あり晩に杭州酒家に食す。その後、仕込み中の現場あり駆けつけ。へとへと。鵝頸橋で香港に来られてゐる福岡U女史、広島H氏…

シモノフ指揮の莫斯科フィル

農暦十月初二。晩に尖沙咀。家人と待ち合わせ丸龜製麺で饂飩啜り香港文化中心。何年ぶりかしら。今晩はユーリ=シモノフ指揮の莫斯科フィルのコンサート。A氏が昨年末に深圳で莫斯科フィルの新年コンサート見つけ莫斯科フィルの公式スケジュールに日程なく…