八月卅一日（水）何年ぶりかで髪型を変へる。こヽ数年わりとしつかりと古典的な七三にしてゐたが帰宅して走ろうと思ふと、当然、走れば汗だくになるから走る前にシャワー浴びるやうなこともないが、するとその髪型でランニングの格好をすると突然、自分が石…

八月卅日（火）今日走ると五日連続だつたが朝から大気汚染の警報が出て、大気汚染といふと自動車の排ガスなど先づ想像するが折から台湾から福建に抜けようとする台風の影響もあるのかしら巨大な凪に襲はれたやうなもので本当に無風で、かついつて太陽がギラ…

陰暦八月初一。今夕も復た五粁跑る。四日連続。だうしたことかハルキムラカミの如し。体重は変はらぬが、この程度の走りで腹が少し凹むから。で久々に夕餉で米飯。 ▼ついに松下セーケー塾出の首相が誕生か……アタシはこの塾風が嫌い。これに対抗して平成傾城…

八月廿八日（日）晴。午前中裏山を八粁ほど走る。まだ猛暑だが木陰は涼し。昼にSonoma CoastのMac Murray Pinot Gris 07年飲み讃岐うどん。午睡。午後遅くＺ嬢と中環。動植物公園に寄るが二ヶ月前だかに産まれたオラウータンの赤ん坊は不在。檻で育てヽいヽ…

八月廿七日（土）薄曇。「象のババール」のヴィンテージプリント、これはババールが海のクジラを眺めてゐるといふ巨象と巨鯨の微笑ましい絵、これとプリントの色が抜けてしまつたので私がクレパスで塗り直したキース＝ヘリングの複製画の二枚を壁に掛ける。…

八月廿六日（金）早晩に小一時間、ハーバー沿ひに太古〜西湾河〜筲箕灣の往復を走る。ヴィクトリアハーバーの夕暮れでiPodから大沢誉志幸「そして僕は途方に暮れる」が流れてきた。味噌汁、水雲の佃煮、奴を肴に菊正宗一合。胡瓜の糠漬け。シマアジ一切れ焼…

八月廿五日（木）早晩にFCCで独酌。麦酒はなるべく飲まないやうにしてゐるのだがFCCのバーで最近、フィリピン産のサンミゲルを生で供すやうになり、これが旨い。せめて一杯で止さうと思ふが老練のバーテンダーといふのは実にいヽタイミングで「もう一杯如何…

八月廿四日（水）午前中にソファといふか明清風の長椅子配達あり。Ｚ嬢が先日、鴨脷洲は新海怡広場の家具屋で選定のもの。長年使つた居間のソファの底が抜けてしまつて、の買ひ替へ。何かと陋宅の家具など寿命迎へるものが少なからず。早晩に昨日注文の洗濯…

陰暦七月廿四日。處暑。2003年に購入のWhirlpoolの洗濯機はもう二、三度修理して修理員に「もう今度、ダメになつたら交換すべき」といはれ騙し／＼使つてゐたが遂ひにドラムの音は凄いしモーターから煙が出始めご臨終。で銅鑼湾の展示場に往き同型だが随分と…

八月廿二日（月）早晩に尖沙咀。Ｚ嬢と星光行にある某リプロダクト家具屋。この業界では高品質でかなり評価高。さらに雑踏のなかを（ってアタシらも雑踏の一部なのだが）Austin Aveにある高級オフィス家具扱ふPOSHの尖沙咀ショールームへ。まだラウンジチェ…

八月廿一日（日）晴。昼前にジムまで三十分くらゐ走つたが暑すぎ。昼過ぎ巴水の額装した「大阪天王寺」や数年前に入手したまヽになつてゐた「くまのプーさん」のオリジナルヴィンテージプリント（1944年出版の絵本から）など廊下などの壁に掛ける。マンショ…

八月二十日（土）晴。昼前にジムで小一時間走りお昼はドリアンと「とらや」の「早瀬の川」一切れ。午後ずっと孫正義＆堀義人の八月五日の議論「日本のエネルギー政策を考える」をUstreamで見る（こちら）。母からさういへばあの対談はどうたつたの？と昨日メ…

八月十九日（金）晴。午後、深圳に野暮用。昼餉に「蕎麦人」でもり蕎麦。深圳ではユニバーシアード開催中。地下鉄での荷物チェックは相変はらずだが開催場所は龍崗で羅湖市街から遠いため言はれなければ世界大学生運動会の会期中とは気づかず。午後遅く立ち…

八月十八日（木）この時期、いゝのは電話やメールがほとんど来ないこと。自分で済ませたい針仕事に専念できる。昨日購つたドリアンが大トロで熟しすぎて失敗。今日、北角渣華道街市の行きつけの青果店に寄つたが当然、もう季節外れでドリアンはない。晩に味…

八月十七日（水）朝イチで某博物館副館長のW君より電話あり何かと思へば何か急いた感じで藤子不二雄のミュージアムがどうのこうの、東京にいるのか数日で……と整理して話を聞くとＷ君は九月初旬に東京に行くのだが偶然に藤子不二雄ミュージアムの開館がその時…

八月十六日（火）未明の雷で目覚む。雲多きなか月、まだ十六夜か、を愛でる。朝食後、天気も晴れてきたが部屋を引き払ふ日にプールなど行くと水着は濡れてゐたり身体が火照つたり億劫になり部屋で暑中、のつもりが残暑見舞ひ書いたりノート整理するうちに昼…

八月十五日。終戦記念日。ペナンも日本軍の支配下にあつたが日本軍の降伏は九月六日。今朝は未明から雨。スコールにあらず本降り。肌寒い八月十五日。リゾートで雨、はアタシは好き。明るくなつた頃には歇む。今回の旅行、三日目までは毎日、移動。ジョージ…

陰暦七月十五日。盂蘭盆。中元。朝五時ごろから小庭のテーブルで書き物などしてゐると厚かつた雲のなかから見事な満月が顔を出した。やがて夜明け。朝食をとつてからバスでひとつ先の漁村、Teluk Bahang へ。ここからバスを乗り継ぎBalik Pulauへと向かふ。…

八月十三日（土）晴。久々の熟睡から朝の五時前に起床。朝焼け。部屋の窓を明ければ海、でもこ／＼も埋め立てとハイウェイ建設が予定されてをり（まだしばらく先にはなりさうだが）すると湾岸沿ひが売りのE&O Hotelが内陸化する、といふ、香港でいへば湾仔の…

八月十二日（金）薄曇り。近隣のディスコ騒音でまんじりともせぬまヽ朝五時半。いろ／＼なディスコティークな音楽を聴く機会を得たが未明に最後まで元気だつたのは印度調。なんかわかる気が。で音楽が止み寝入つてしまひ起きたら八時半。あたしにしてはもう…

八月十一日（木）列車は順調にマレー半島に向け南下してゐるようで夜中に寝台で日乗上網したあとは白河夜船でアタシはふだんは睡眠中の異音には神経質なのだが列車の軋音は昔から平気で列車に揺られ熟睡。夜明け。バンコクの空港で贖つた40時間使い放題のマ…

八月十日。水曜日。朝五時に起きてしまひJunior Suiteなんてのは実は一間で間仕切りがある程度、Ｚ嬢起こすにも悪いので、それなりに広い、化粧用に椅子もある浴室で洗面台を机に朝のお務め。朝の散歩兼ね出勤で賑はう、しかも何故に出勤の途中で衣料品のバ…

八月九日（火）昨晩は旅荷づくりや日記、読書で珍しく深更、深夜一時まで起きてゐたが夜型の人には珍しくない時間でも朝三時すぎから起きているので廿二時間、朝七時に起きる人にとつての朝五時までの徹夜に相当。それでも今朝、五時に目覚め。雨音。Ｚ嬢と…

陰暦七月初九。立秋。朝三時半に起きてしまつて昨晩は「君が代の履歴書」読了で十時半くらゐまでは記憶あるのだが五時間も寝てゐないのだが眠れない。年寄りはまつたく厭だねぇ。風は涼しく夜空にくれいな雲が浮かんでゐたが途端に暗雲走り寄り雨模様。七月…

八月七日（日）午後まで官邸にて机に凭りお仕事。北角碼頭で活蝦購ひ帰宅。晩まで読書。いや／＼暑い。アブサント、バーボンをソーダ割りで珍しく氷入りで飲む。今では「国歌」と呼ばれる「君が代」、川口和也「君が代の履歴書」（批評社）によればもと／＼…

陰暦七月七日。米国債格付け引き下げ。広島の式典をめずらしくテレビをつけて見る。さぁ今日も暑くなる。港島線の上環異以西延長工事に伴ひ昨晩遅くから月曜早朝まで港島線が金鐘から上環にかけ運行停止。実際の工事は上環だけだが工事中に列車の折り返しが…

八月五日（金）晴。あたしはどこを旅行しても観光もせぬが動物園だけは必ず赴くのが趣味。動物も可愛いが、それより動物園といふ空間が好き。三木一哉「円山動物園「おもてなし日本一」への挑戦」（財界さっぽろ）読む。著者ご本人より贈られ郵便で今日、届…

八月四日（木）猛暑。日経が日立製作所と三菱重工が経営統合へと報道。今回のこのインフラ大手二社の経営統合は今こゝで報道を急ぐことに何もメリットはないわけで、現執行部による統合路線をば心良く思はぬいずれかの内部の勢力が交渉を新聞にリークなのか…

八月三日（水）晴。このところ読書が進んでゐる。理由の一つはまず読む新聞が減つたこと。紙媒体では日本の新聞では朝日と、地元紙で何より一番読み処（見処か……）多い蘋果日報とSCMPだけ。信報と明報は特定の記事や連載、評論だけで圧倒的に読まない紙面多…

八月二日（火）晴。猛暑ながら湿度が58％と香港にしてはカラっと。風もありトラムや日陰では心地よし。こゝまで盛夏だと熱い茶か、あるいは麦酒か冷えた白葡萄酒でも嘗めながら読書に限る。本日さら／＼と二冊に目を通す。いずれも香港大学図書館よりの借出…