富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

四月卅日(土)薄曇。朝寝貪りと言いつゝ八時には起きる。週末土曜の雑用済ませ昼までヴィクトリア公園の遊泳池に小一時間泳ぐ。昼にFortress HillのK氏営む手打烏冬屋(これが店の名)に食す。見事なコシの手打ちうどんできつね食す。K氏この店始められも…

四月廿九日(金)朝七時すぎ驟雨に遭ふ。晩にジムで筋力運動一時間済ませ北角の寿司加藤。Z嬢と待ち合わせ。熱燗二合。細魚の刺身。しめ鯖など握りつまむ。食後に主人K氏より大阪は池田の本醸造「呉春」なる酒振る舞われる。刺身などにはとても合わぬ、生…

四月廿八日(木)曇。晩の工作任務の前に尖沙咀で晩飯済まそうとするが「一人飯」不毛の地尖沙咀で路頭に迷ふ。吉野家の牛丼も飽きて久々にミラマホテル地下二階の美食大都会にカツカレー食す。けして美味といふわけでないが尖沙咀のこの地で四星ホテル地下…

四月廿七日(水)雨。香港特区行政長官董建華君更迭での後任者の任期につき全人代常委が任期は董君の残余二年と決定。五年とできぬことの政治的背景を日刊ベリタに早晩送稿(こちら)。日刊ベリタに国王独裁で政治危機にあるネパールのカトマンズから小倉清…

四月廿六日(火)小雨。すでに四十九日の法要済ませたが本日が父の七七忌。満中陰。香を焚き父の遺影に合掌するだけの供養。諸事この二日でかなり片付け第でに机周りの片付けまでかなり済ます。四月下旬まで翻弄された一つ大きな仕事とりあえず一段落した所…

四月廿五日(月)小雨。朝日の国際衛星版一面に時事通信の写真用いて「香港で反日デモ」。キャプションには「合法的デモで混乱はなかった」と。この「反日」といふより「日本政府の歴史改竄反対」デモがあったのは事実。だが問題は昨日は行政長官任期に関す…

四月廿四日(日)薄曇。昨晩佳月。この季節にあって空も霞まず見事な月を愛でる。軽い宿酔で頭痛。新聞読み雑事済ませ昼に沙田競馬場に向かい家を出るが首から肩の痛みひどく九龍で湯治。按摩。ついでに酒も抜けてすっきり快調で沙田競馬場。といっても5レ…

四月廿三日(土)晴。Z嬢の提案で香港大学裏の学長住宅まで十三番のバスで上がり引水路に沿って散歩コースで薄扶林に出てシャレでサイバーポートを馬鹿にして帰る企画あり。中環に朝十時、A嬢、M嬢にN氏と五人で集まり予定通り学長住宅裏から歩き始め「…

四月廿二日(金)快晴。今日こそ早晩にジムに寄り鍛錬のつもりが意気地なく一遊し帰宅。鮭の炊込ご飯。日本橋の「みかわ」で貰ってきた天かすで茄子の味噌汁。疲れひどくテレビでニュース見て転寝。久が原のT君にメールしていて父の疾病から葬儀、四十九日…

四月廿一日(木)曇。宿酔は震度2程度だが三時間半の睡眠で眠い、眠い。養和病院にてB型肝炎の予防接種。三度目の注射。これで六週間後だかに抗体が出来ているかどうか確認して終わりだそうな。本来今日の注射は三月上旬であったものをすっかり失念。大好…

四月廿日(水)曇。晩にかなり久々にハッピーバレー競馬場。キャセイパシフィック航空のボックス席。四月に来港のM君を舎弟扱いで誘えばこれがM君かなり深刻に競馬詳しく日本では園田競馬が主戦場であったそうな。月刊『ハロン』も当然読んでいた。M君初…

四月十九日(火)晴。朝のテレビ番組で各紙社説取上げるコーナーで信報や経済日報が町村外相の歴史認識と謝罪発言好意的に取上げる。「日本は近代史上で中国を侵略し中国人 民に巨大な被害を与えたことを心から深く悲しむ。これについて再び深刻な反省と謝罪…

四月十八日(月)快晴。購読しておらぬ日経の十五日号が配達となる。社説に「ガス田試掘、粛々と周到に」とあり微妙な境界上の地下資源といふ問題に「日中中間線付近のガスは日本に持ち帰ることが商業的に困難であり、中国にパイプラインで送る選択肢が現実…

四月十七日(日)快晴。朝に日テレのザ・サンデーなる報道?番組見る。トップニュースが北朝鮮の後継者問題で「重要なカギを握る人物」が金正男(笑)。今更だが金正男氏がモスクワに滞在という重要な証言を得て何故に金正男がモスクワ滞在するか?の謎に迫…

四月十六日(土)薄曇。敢えて保守反動フジテレビの朝番を見る。北京在住の日本人に電話で北京の様子は如何ですか?、何か不穏な動きはありますか?、日本人が不安感を覚えるようなことは?と猜疑ばかり。いったい何が問題なのか、どう解決できるのか、とい…

四月十五日(金)三時間程寝て朝五時半起床。午前七時前にタクシーで香港站。エアポートエクスプレスで香港空港。キャセイパシフィック空港のラウンジで朝食。CX504便で東京成田。機内食のエイジアンベリタリアンが印度のカレー味の豆料理で秀逸。機内の映画…

四月十四日(木)東シナ海での瓦斯田試掘に日本着手では折角平穏の中国反日運動に油注ぐやうなもの。国境問題は外交上の難題で而も海底資源の絡む問題程解決厄介なものなし。三十年も開発会社の申請を凍結してきて、この時期の手続き開始とは驚くばかり。何…

四月十三日(水)雨。気温摂氏十五度まで下がる。新聞読めば昨日の温家宝首相が日本の歴史認識に言及の報道。中国政府も対日強硬論かと思われるが実際には注意して温首相の発言を読めば「日本が国連安保理事会常任理事国となるためには」といふ前提であるこ…

四月十二日(火)曇。北京で外壁の看板を黒幕で覆った東京三菱銀行北京支店の写真あり。ビル管理会社からの要請でさうしたそうな。悪いことをしているわけでもないのに銀行名の看板を黒幕で覆うことが寧ろ後ろめたさの如く映る。下午下雨。任務に忙殺されて…

四月十一日(月)薄曇。RTHKのラジオ英語放送では朝のニュースで中国での週末の反日運動かなり時間割いて報道するがテレビで翡翠台の7時のニュースでは巻頭ニュースに扱いもせず。蘋果日報は社説「蘋論」で主筆廬峯氏が日貨不買は日本打撃にならずグローバ…

四月十日(日)薄曇。毎季レース終盤飾るHighwiseの10kmレース大埔大尾督にて開催ながら朝寝貪り参加せず。のんびりと朝を過ごし朝十時すぎに裏山上り大潭の自然公園を走る。かなり快調に坂道も走り上る。この雨期にありながら連日雨らしい雨もないが木立の…

農暦三月朔日。土曜日。曇。昨晩の葵青戯院での観劇で舞台が見やすくふと席を舞台前一列目から算えたら丁度「とちり」の「と」の真ん中でそりゃ見やすいわけだ、と一人合点していたら今日の朝日に「おくだ健太郎」といふ歌舞伎解説の人の文章あり歌舞伎座が…

四月八日(金)曇。摂氏廿六度。湿度八割。昏時タクシーでFCC。Z嬢と待ち合わせ。ドライマティーニ一杯。余は今晩もパスタ。Penneをマッシュルームのクリームソース和え。白葡萄酒一杯。固定のモニタテレビばかりか日頃はサッカーの国際試合でもないかぎ…

四月七日(木)快晴。朝は曇るが気温摂氏廿六度だかのすっかり夏の陽気に雲も消えしっかりと快晴となる。蝉も鳴き一気に夏の気配あり。清明の節句過ぎればこの如し。大気汚染も甚だしいが首都北京など大気汚染指数は300で「極悪」のところ連日330を越えると…

四月六日(水)曇。ドナルド曽蔭権行政長官代理が全人代常委が行政長官任期について法解釈するよう国務院に求める。民主派から香港法治手放す判断と非難轟轟。日刊ベリタに記事送稿(こちら)。四日に中国のカソリック教会事情の記事はこちら。行政長官の任…

農暦二月廿七日。清明節。明日閉幕の香港国際映画祭で今日も本来なら映画三昧のところZ嬢企画の大嶼山でのハイキングあり参加。朝のMTR東涌線も清明節にて墓参りの家族多し。東涌で七名で集まり臨時増発の新大嶼山バスで石壁ダム見下ろす峠。姜山には登…

四月四日(月)諸事に忙殺される。父の追悼のカード印刷出来。晩に或方の歓迎会あり銅鑼灣農圃飯庄に食す。数年前にかなり味が濃い記憶あり今晩も見た目は相変わらず「こってり」だが味はかなりあっさり。及第点の魚翅。鮑に海老と美味いが味付けが同じでは…

四月三日(日)映画観るには勿体ない快晴。金鐘UA映画館にて引き続き香港国際映画祭でオランダ映画“Simon”観る。Eddy Terstall監督。昨年の同映画祭で上映され好評博した“The Barbarian Invasions”がヒューマニズムと尊厳死扱ったカナダのケベック映画なら…

四月二日(土)薄曇。宿酔。昼に客人連れハッピーバレー。益新美食館に食す。麦酒で恐る恐る喉潤わせば宿酔の不快感失せるのが酒飲みの情けないところ。ついでにジムのサウナで完全に酒抜いてSpace Museumにて高橋泉監督『ある朝スウプは』観る。最も影響受…

四月朔日(金)曇。毎年このエイプリルフールは重い曇り空に思い出すは二年前のSARSの疫禍。この日は香港疫埠に指定されるといふデマが流れ、而も芸人レスリー張國榮君マンダリンオリエンタルホテルからの投身自殺まであり。憂鬱。佐藤真監督の記録映画『阿…