2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧
農暦十二月初三。晴。まるでまだ秋のやうな雲。もう陽暦で大晦日だといふのに。早晩に中環に寄つたので今晩は新年のカウントダウンで発狂騒ぎとなる蘭桂坊を抜けてみる。すでに通行制限のための鉄柵が準備され警備の警官の数多。FCCも今晩のご乱痴気パーティ…
農暦十二月初二。曇。二ヶ月だか前に注文したノルウェーのVarier社製のバランスチェアが自宅に届く。15年近く坐つてきた椅子を廃棄。それは元々日系某商社の支店で部長クラスの椅子。改装で大量に処分したのが周り回つて。もう20年以上前の椅子でかなりガタ…
農暦十二月初一。快晴。毎日新聞の週刊エコノミスト(8月30日号)特集「天皇と憲法」今ごろになつて読む。 男系に固執する勢力は、皇室典範改正を阻止するために「一代限りの特別立法」などと憲法違反まで犯そうとしている。安倍首相は(略)「女性活躍」と…
農暦十一月晦日。やつと聖誕祭の連休終ひ平日だが仕事のメールも殆ど来なければ電話は全くない。夕方、銅羅湾で散髪済ませ尖沙咀。知己お二方との恐らく今年唯一の忘年会。おでんなど肴に三人で角をすらすら、っと飲んでしまふが(半分近くアタシが飲んでゐ…
農暦十一月廿九日。もういゝ加減連休開けてもいゝが今日は聖誕節が日曜だつたので、その代休ださうな。快晴。今日も官邸で残務整理してゐたが気力もなく、ふと湾仔電脳中心に出向きGlocalMeといふ海外どこでも使へる4G対応の携帯Wifiのディバイス購入。昔のi…
農暦十一月廿八日。快晴。今日はBoxing Dayの休日だが引き続き官邸で残務整理。日本も年末モードでメールも電話も来ず気楽。早めに帰宅。岩城けい著『Masato』読む。晩にうどん煮て啜る。山川三千子著『女官』(講談社学術文庫)読む。 ▼岩城けい著『Masato…
農暦十一月廿七日。快晴。聖誕祭の日だがアタシは異教徒として一切関せず。蘋果日報に「日本でなぜクリスマス=ケンチキなのか?」といふ記事あり(こちら)。言われてみると確かに。記事によれば日本ケンチキの大河原毅・元社長が創業当時、直営第1号店の…
農暦十一月廿六日。本日はクリスマスイヴの土曜日。官邸で残務整理。創刊40周年となつた『香港街道地方指南』の1977年創刊版舊圖選輯を入手。まさに垂涎で眺め入る。夕方、蘭桂坊の上を通つたら未だ人通りほとんどない一帯に警察がすでに今晩のご乱痴気騒ぎ…
農暦十一月廿五日。天皇誕生日。香港は一つも寒くならないが札幌では半世紀ぶりの大雪ださうで1m近くつもり空路鉄路とも運休。本日札幌から香港に還るはずのI氏より空港で足止めと連絡あり。食前酒にウヰスキー、食事で焼酎でいつもなら睡魔に襲はれるとこ…
農暦十一月廿四日。早晩に湾仔のバーM。口開けで建築U氏との待合せまで1時間ありマティーニ二杯独酌。U氏には予め氏が自家薬籠中の物とするRicoh GRの使ひ方でいくつか指南受けたきことあり教へ請ふた次第。一つは接写の不具合で、もう一つは暗いときに…
農暦十一月廿三日。冬至。文章綴るのに改行とか余計な句読点とかが嫌ひ。段落なるもので一文字下げるのもよくわからずにゐたが岩波 『図書』十一月号で宗像和重が「漱石の一字下ゲ」で書いてゐる。漱石が原稿用紙(松屋製)使ふやうになり万年筆で原稿を書き…
農暦十一月廿二日。三日ぶりにリファビリで食前酒にウオツカ。アルコールが胃に染み渡る。餃子、小白菜、紹興酒に二锅头酒。さすがに二锅头酒に酩酊。 ▼新聞の夕刊で一面を埋めるのはベルリンでトラックが繁華街に突入で12人死亡、トルコでロシア大使射殺と…
農暦十一月二十一日。晴。世界一レベルが高い都市地図帳『香港街道地方指南』の2017年版入手。毎年何かしらのアップデート。今回はMTR観塘線の黄埔までの延長に加へ年末に開通するといふ南港島も地図はアップデート済み(運賃、始発終電は未確定で情報なし)…
農暦十一月二十日。快晴。Kardoorie兄弟記念レースは今年で22回目。昨年は申し込んでゐたつもりが未登録に前日気づき参加できず。今年は申し込みはしてゐたが風邪のこの体調でどうしやうかと思つた熱があるわけでもなく身体が怠いだけで家でうだうだしてゐて…
農暦十一月十九日。快晴。官邸にて週末の書類整理。悪寒、頭痛と昨晩からの風邪の気配がひどくなり行きつけのC医師の診療所に行くとカルテの記録では今年二月以来。帰宅して静養。@fookpaktsuen: 真珠湾訪問は吉田茂首相も1951年に。朝日など「安倍首相が現…
農暦十一月十八日。とても気分転換気分でiPhoneが6のまゝだつたが蘋果は旧機買取があるさうで早晩に銅鑼湾の蘋果商店に寄るとiPhone買ふ客の行列どころか店員が May I help you?と寄つてくる程でiPhone7もPlusの一部の機種が品切れな以外は在庫ありといひ、…
農暦十一月十七日。夜明け西の空に見事な白月。連日の快晴。 ▼ロシア大統領某の来日遅延。二時間半だとか。晋三は自民党傲慢でやはり遅延する国会審議を深夜1時に退席し帰宅。朝九時半に羽田。昼前には山口につき長門の旅館・大谷山荘に下榻のあと掃墓に出…
農暦十一月十六日。先日もUberで湾仔の新華社方向から皇后大道東に入りカーナビは行き先が金鐘MTR站になつてゐて、行き先は運転手に太古廣場と変へたが運転手はカーナビ頼りで、しかもその頼りないカーナビは金鐘MTR站に向かふのに山あひのケネディロードへ…
農暦十一月十五日。マカオソウルのご亭主に貸していたゞいたバッハの無伴奏チェロ組曲のCDのうち先づロストロポーヴィチを聴く。七、八人のチェリストのこの曲のCDをもち生の演奏やFMでは更にたくさん聴いてゐるが自分でも驚いたことにロストロポーヴィチはF…
農暦十一月十四日。連日の快晴。早晩にO氏と鵝頸橋近くのThe Jockeyでハッピーアワーの後、鵝頸橋の鍋屋に向かひ土曜日に撮影同行した写真家T氏ら六名で二時間食べ放題、啤酒飲み放題で鍋をつゝく。香港ではディープな鵝頸橋下の公衆トイレが改装したので…
農暦十一月十三日。来港中の知己の友人たちからいたゞいたお土産並べると壮観。長野H氏からの秋田は八郎潟のワカサギの佃煮(佐藤源太郎商店製)で朝食。競馬日和。尖沙咀のシェラトンで放送作家M氏夫妻、長野T氏と待ち合わせMTRで紅磡経由で沙田競馬場へ…
農暦十一月十二日。家人がF家から頂戴したVeuve Clicquotは箱入りで立派。箱を解体してみると、まぁ複雑な裁断。並べてみたら、それが「剰」といふ字に読めた。来港中の長野H氏が銅羅湾で散髪。見事な散髪後で写真を残したいと所望で香港の写真家T氏に撮…
農暦十一月十一日。夕方、タクシーつかまらず金鐘のMTR站行きでUberを呼ぶ。金曜早晩で渋滞あるかと思ひ行き先を太古廣場へと運転手に告げ運転手は跑馬地の競馬場の方から皇后大道東を湾仔の方に進む。だが行き先が金鐘MTR站のまゝだつた運転手のスマフォの…
農暦十一月初十。今になつて岩波の『世界』十月号読了。年老いたか総合月刊雑誌読むのも遅々として進まず。 ▼昨日の毎日新聞にエマニュエル=トッド先生登場。頻繁に朝日新聞とかで取り上げられる人だが今回の切り口は日本の社会保障で面白い(こちら)。 ▼…
農暦十一月初九。大雪。快晴。能の宝生流のご宗家来港で尊顔拝す機会あり。偶然にも八月に横浜能楽堂で何年ぶりの能で宝生流の「熊野」見ており偶然も偶然。日本に注文した本が届く。雑誌『一個人』の「個室寝台列車の完全図鑑」は鉄ちゃんとして当然として…
農暦十一月初八。快晴。早晩にアイランドシャングリラホテルで聖上天長節祝賀のレセプションあり末席を汚す。香港政府代表は行政長官でも来臨なら面白いが無難に?で司法司司長。知己の面々と旧交温める。佐賀牛、飛騨牛だかの屋台に長蛇の列。立席のパーテ…
農暦十一月初七。快晴。建築家のK先生と新進気鋭のF先生のお二方が来港中。晩に香港老飯店で滬菜。有名な建築家のお二方と私なぞかうして交ぜていたゞいてよいものか、それでもお二方との話はとめどなく興味深い。普段なら、これでどこかバーでも寄つて独…
農暦十一月初六日。十一月は何かと忙殺され週末は東京、マカオ、青島と外遊もあり、その皺寄せで日曜日の本日は終日残務処理。帰宅しても家事。NHKで〈真田丸〉眺めるが途中の話がわからない。 ▼平川克美「成長望めぬ社会」(日経3日夕刊、こちら)より。 …
農暦十一月初五。狸穴N嬢とご亭主K氏来港で家人も一緒に午前九時すぎに中環の埠頭で待ち合はせ坪洲島へ。街中から南湾新村、坂を南山路に上がり小高い丘の上の海一望の高級住宅眺める。大嶼山は梅窩への横水渡(Inter Islands)の船の時間までに波止場近く…
農暦十一月初四。終日会議あり末席汚し晩に銅羅湾のエクセルシオールホテルの怡東軒に飰す。見る限り常連で上客多し。恐れ入る。客を北角まで送り銅羅湾に戻りバーSに独酌。 ▼NHK会長籾井某再選困難の由。 ▼自民党がカジノ法案採決強行。なぜ晋三の政権がこ…