富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

石川九楊「新省庁「看板」文字探訪記」

甲辰年五月十四日。気温摂氏16.9/28.3度。昨日の大雨の雨雲失せての快晴。今月はとらやで嘉祥蒸羊羹の発売あり。通常のとらやの羊羹は半年くらゐは保存可能で防災食料にとらやのミニ羊羹を!なんて宣伝までされてゐるが蒸羊羹の賞味期限は短く今月末まで。そ…

股旅堂書店より古書届く

甲辰年五月十三日。気温摂氏18.3/23.1度。雨(43.5mm)。四国から関東まで線状降水帯あり東京でも98mmを記録。北関東はすこし雨雲がズレて、この程度の雨で済む。早晩には晴れ間見える。股旅堂書店より目録から注文の古書4冊届く。 河野通雄『不良少年の実…

甲辰年五月十二日

気温摂氏22.6/29.4度。薄曇。母の外出を送迎のあと昼に家人とユニクロ/無印/カインズで買ひ物済ませお昼は餃子の王将。外食産業でもタブレットでの注文だの配膳ロボットだのセルフの会計など定着するなかで餃子の王将は(会計で支払ひでの現金投入のみセルフ…

第二回清門別会@観世能楽堂

甲辰年五月十一日。気温摂氏20.4/29.9度。朝まで雨(4mm)のち晴。神田淡路町で調髪(The Gollum)。丸の内線で東京駅まで戻りBrooks Brothers(丸の内店)午前11時の開店で入店して取り置きしてもらつてゐたステキな黄色(ヘザーイエロー)の夏物カーディガ…

(7月7日)カイロ市長選……ぢゃなかった東京都知事選だ

甲辰年五月初十。気温摂氏18.9/27.5度。晴。 外国人労働者受け入れ拡大へ「育成就労」創設の改正入管法成立:朝日新聞 外国人労働力の受け入れ、それが「奴隷」でなければ近代では実質的な「移民」だつたのだが世界中で日本の「技能実習」制度ほど言葉遊びの…

家永真幸『台湾のアイデンティティ』文春新書

甲辰年五月初九。気温摂氏18.6/31.1度。晴。今からもう夏バテ。梅雨は本当にあるのかしら。 家永真央『台湾のアイデンティティ「中国」との相克の戦後史 』(文春文庫)読む。これまで台湾の近現代史はそれなりに知つてゐるつもりだつたが大切な歴史の流れの…

肉骨茶

甲辰年五月初八。気温摂氏18.8/26.1度。曇。所謂「花いっぱい運動」で水戸市は「住みよいまちづくり推進協議会」といふところが町内会や学校等、公共施設に花苗を年に何度か提供。サルビア、アゲラタムとマリーゴールド。それを受け取りボランティアで或る施…

ダライラマ六世恋愛詩集

甲辰年五月初七。気温摂氏18.5/29.3度。晴。福島の伊達で摂氏35.2度を記録(伊達は家人の佐倉に住まふ父の郷里)。 岩波書店のX(Twitter)でこの表紙を見たときは何だこりゃ?とあばらかべっそん。『ダライラマ六世恋愛詩集』で、これは岩波文庫の表紙では…

甲辰年五月初六

気温摂氏18.1/28.9度。腫れ、だな。朝イチで濟生會水戸病院。月初にシェアの電動自転車でバランス崩し転倒して顔面を路上に打ち付け強度の打撲。若ければ瞬発力で怪我は多少なり軽減できたかもしれないが。目がパンダになり頬は腫れ口唇の上を少し切る。当日…

稲田俊輔『異国の味』

甲辰年五月初五。端午節。粽は昨日いたゞいて今日はデザートに湯圓頬張る。 稲田俊輔『異国の味』(集英社)読む。日本でポピュラーな外国料理として中華、ドイツ、フランス、タイ、ロシア、イタリア、スペイン、アメリカ、インドの十章からなるエッセイ。最…

第50回水戸の紫陽花まつり

甲辰年五月初四。気温17.8/25.5度。曇。午後遅く散歩してゐたら蜂の死骸が道路を横切つてゐる。葬送のやうだが何うやつて死骸だけが、と思つたら蜂の死骸を運んでゐるのは二匹の蟻。しかも一匹はまだかなり幼い。こんな力がどこから湧くのかと驚くばかり。 …

井上章一『ヤマトタケルの日本史』中央公論新社

甲辰年五月三日。気温摂氏14.9/25.8度。晴。 水戸桜川千本桜プロジェクト主宰されてゐる稲葉寿郎氏の「桜川・千三百年の桜文化史」の講演を聞く(水戸市国際交流センター)。古へには常陸國風土記に筑波の花見についての記述あり。吉野より昔からの桜の名所…

松永正訓『開業医の正体』中公新書ラクレ

甲辰年五月初二。気温摂氏17.0/25.2度。晴。関東では北の浜街道で少し気温の低い水府はやつと紫陽花も見頃に。五月末に東京建築祭で東都に咲き始めた頃の紫陽花の開花。公園も良いが市街で国道50号線沿ひの南町三丁目の街路に面した紫陽花は見事。 松永正訓…

石川九楊、筆蝕

甲辰年五月初一。気温摂氏15.3/25.3度。薄曇。 明後日から上野の森美術館で「石川九楊大全」展 が開催される 参観は前期か後期か、いずれかとするには迷ふところ。石川九楊といふ現代の超技法の書家を知つたのは中学のときK先生の国語の授業であつた。K先…

橋本治と内田樹

甲辰年四月晦日。芒種。気温14.1/23.3度。晴。 『橋本治と内田樹』(筑摩書房)読む。二人とも東京大学文学部で国文学と仏文。内田樹は2つ年下で「橋本治と同時代に生きられて、よかった」と吐露するほどの治ちゃんファン。この対談も聞き手で「橋本先生」…

股旅堂古書目録第28号

甲辰年四月廿八日。気温摂氏15.1/23.6度。晴。北東の風強し(最大13.2m)。暑くも寒くもなく連日、何だか眠い日が続いて何もする気にならない。むしろこんな日が続いたら、と願ふほどの倦怠感。 或るアフリカ出身の知人が自動車ナンバーを見て「みやぎ?」…

佐原の油茂と武雄書店

甲辰年四月廿七日。気温摂氏15.3/23.8度。晴のち晩に雨(2.5mm)。東京などかなり天気不安定で晴天一変して豪雨だつたやうだが水府はかなり快適な一日。この季節の陽光は他の季節にない明るさを北側の浴室や洗面所で感じることができる。 昨日、佐原でお蕎麦…

潮来と佐原

甲辰年四月廿六日。気温摂氏15.7/21.4度。関東地方もかなりの降雨量(東京45.5mm)だつたが出かけた潮来から佐原は全く雨が降らず。 潮来は菖蒲祭りの真っ最中。まだ五分咲きなのださう。それでも道路渋滞で会場が混雑といふわけでもなかつたが午前11時から…

浅草

甲辰年四月廿五日。気温摂氏16.7/22.9度。晴。正午前に浅草に着き雷門あたりの観光客を縫つて足早に並木の藪。K君と昼のみの約あり。幸ひにぎり/\行列もなく店内へ。 さわび芋と天ぷらを肴に酒を二人で五合飲んで蕎麦を啜る。並木の藪で高齢客おらず若者…