富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

読売新聞香港版休刊

農暦七月廿一日。曇天。小雨。ほんの少し涼しくなつたと思つたら昨夜から胃腸風邪の気配。昼前から西湾河の電影資料館で許冠文(マイケル=ホイ)の1978年の映画『賣身契』見る。日本では翌年に『Mr.Boo インベーダー作戦』で話題に。テレビ局が舞台。ネズミ…

農暦七月二十日。雨。昨日までで今月は13回も暴雨警報発令され1998年に暴雨警報制定され1999年8月の15回に続く大雨の由。昨日まで4日連続の暴雨警報は、その98年と2002年9月の記録に次ぎ三番目の長さ。早晩に尖沙咀。R氏ととん吉でとんかつ飰すのだがR氏…

農暦七月十九日。雨強し。カレーライスの晩飯のあとにマカオで買つてきた英記のスヌーピー月餅頬張る。@fookpaktsuen: しりあがり寿『地球防衛家のヒトビト』宿題(朝日新聞) URL2018-08-29 21:30:46 via Twitter for iPad@fookpaktsuen: 赤い「踏み絵」中…

農暦七月十八日。雨模様。早晩に政治的に中共圧力の渦中に置かれたFCCへ。来港中の香港マカオ戦史研究のW氏と何年ぶりかで再会。あれこれ話す。W氏も昨日までマカオ滞在の由。戦時中の葡萄牙としてのマカオの〈中立〉もさうだがマカオの興味深い立ち位置に…

農暦七月十七日。雨模様。残業のあと大雨のなか夜の空港。来港者の迎へ。フードコートで不味い焼鵝叉焼飯を喰らふ。香港空港のあちこちにある椅子は低めで深めでノートブックで作業するにも居眠りにするにも、けして悪くない。22:10着予定の成田からのANA便…

マカオ②

農暦七月十六日。遅めといつても日曜だろうが朝早いアタシらには8時からの朝食の後、N嬢は昼過ぎのフライトで新加坡に飛ぶ予定あり路氹からのジェットフォイルで香港空港に向かふため見送り。マカオ滞在の2日目はいつものごとく無聊。朝から蒸風呂に浴し…

たそがれのモンテの丘にさんみげる

農暦七月十五日。中元節。家人と上環から9時の噴射船の予定15分前倒しで先発で一路、澳門。9時が満席で30分前の便で先に到着してゐた投資銀行N嬢と落ち合ひソフィテルへ。クラブフロアのレセプションで下榻。路線バスで氹仔。家人とN嬢は先に孫逸仙大馬…

空だけは、もはや秋かと高き雲

農暦七月十四日。昼にかけ西湾河の香港電影資料館。いつも見るだけでうんざりする香港の典型的な政府公共建築。この設計は本当に醜悪以外の何物でもない。もう何回見てるかわからないけど許冠文(マイケル=ホイ)の『半斤八両』。今になつてみると随分と粗…

蒸した日の 宵の独酌 秋遠し

農暦七月十三日。処暑。今日も天気不安定。毎日乗つてゐるCityBusで「安全のためシートベルトを締めてください」が”Please バクラーテ seatbelts”といつも聞こえて「バクラーテ」が何かと気になつていたが、これが”buckle up the”だと、やっと今日気づいた。…

Ta Vie

農暦七月十二日。晴れたと思へば驟雨、またそれの繰り返し。夕方に中環で打合せ済ませ知己とTa Vieに飰す。前回、長野T氏のお招き受けたときは見た目はフュージョン系、ヌーベル系だが素材を見事に活かした佐藤シェフのマジックにたゞ/\驚くだけだつたが…

農暦七月十一日。天気不安定で昼過ぎに、とんでもない驟雨。だが日本のゲリラ豪雨といふものゝの凄さを見て(それでもまだ幸ひにまだ実際に体験したことはない)それに比べれば。昼前に打合せに出向いた先が、かなり堅い(はずの)「先生」と呼ばれる業種の…

農暦七月初十。雨空。早晩に一飲して……が小一時間で一寸ふらふらまで酔つてしまつて帰宅。

農暦七月初九。天気不安定な日曜日。官邸執務室で残務処理。午後に仕事絡みで新界までお出かけ。晴れたり曇つたり。晩飯は自家製餃子。日本のテレビのバラエティだらだらと見て早寝。

農暦七月初八。土曜日。十日も香港離れてゐたので仕事も溜まり官邸で終日机に凭る。帰宅して枝豆とビール。これもそろ/\季節外れ。自家製コロッケはウヰスキーのロックが合ふ。コロッケといへばソースだがコロッケにソースはかけずキャベツにほんの少しだ…

農暦七月初七。午前中大雨落雷。午後雨上がりに官邸の庭で澤山のとんぼ群れて飛ぶ。散髪して帰宅。晩は半田麺啜り岡山のシャインマスカット頬張り京都亀屋陸奥の松風を茶請けにいたゞく。シャインマスカットは絶品といふか品質改良の結果もはや葡萄といふか…

羽田→関空→香港

農暦七月初六。朝五時半に鳥居坂をタクシーで発ち羽田空港。羽田の巨大なターミナルで国内線搭乗手続きの勝手がわからない。地上職員に「お荷物かなりありますね、国際便への乗り継ぎですか?」と声かけられ3番の大型荷物のカウンターへ、と誘なはれる。長…

福島浜通り

農暦七月初五。終戦記念日。東京から常磐線で仙台、仙台から東北新幹線での東京(都区内)発東京戻りの一周切符(同一線上での往復にあらず)が成立するかどうか。問題は?富岡〜浪江の不通区間(20.8km)と?岩沼〜仙台と本当に短い区間だが東京〜日暮里の重…

水戸その③

農暦七月初四。快晴猛暑。朝から妹の運転で母と三人で水戸から国道50号線を西に一路、下館。下館に来るのは30年以上前に父の所用に付き合つて来て以来。今は筑西市なんて呼ばれてゐる。下館は江戸以来の、戦前の商家の建物もかなり残る商都であつたが今は昔…

水戸その②

農暦七月初三。猛暑とはいへ夜は冷房も消して夜風で十分に眠れ、朝も10時くらゐまでは冷房なしで平気だつたが高校野球見てゐるうちに日ざしもきつくなり冷房つける。夕方、スーパー銭湯へ。15回で1回無料のカードが30回で2回目の無料。晩に自宅で母が「す…

水戸その①

農暦七月初二。日曜。体調まだダメ。とにかくよく寝て熱いタンメン食べて汗かいて……と体調回復に努めるのだが。郷里に今回の帰省に合はせ福島のS先生が桃を送つてくれる。福島の桃といえば「あかつき」だが香港にも持って帰れるやう日もちも良い硬めの「ま…

東都その⑥

農暦七月初日。土曜。昨晩バスタブに湯を張り一浴。ずつと熱はなかつたが寝際に摂氏38度まで一気に発熱。ベッドのシーツがびっしょり濡れるほど発汗あり。これで身体が驚いたのか今朝は体調かなり回復。快晴猛暑。東京では休暇のはずが何かと連日仕事してゐ…

東都その⑤

農暦六月晦日。台風一過で好天、猛暑。依然体調不良続き昼前まで旅寓に塞ぎ込む。昼前に鳥居坂下り、やっつけで更科堀井で蕎麦啜る。麻布十番のクリニック。一昨日、念のため、と血液検査で、その再診。血液検査結果は「すべて正常値内でけっこうですが中性…

東都その④

農暦六月廿八日。台風は鹿島灘沖に逸れ東京は昨晩の雨風の多少の強さのみ、今朝はすでにどんよりとした曇り空。上野の国立博物館での縄文展、国宝の縄文土器や土偶6点が初めてまとめて展示ださうで、かなりの反響と聞いてゐたが、この悪天候のあとで今日は…

東都その③

農暦六月廿七日。朝イチで鳥居坂旅寓に来客あり打合せ。昼まで。風邪で体調芳しからず麻布十番のクリニックへ。問診も丁寧なら処方薬局で薬の情報のまぁ多いこと。麻布十番といへば甘味では浪花屋の鯛焼き有名だが月島家の今川焼きもあり。小豆のおやき贖ひ…

東都その②

農暦六月廿六日。今日は暦の上では立秋で、と言ひたいところだが台風13号接近の所為か突然の冷夏。まだ曇り空。麻布十番→大門→青砥→佐倉。家人の両親に会ひにゆく。居住施設は至れり尽くせりで、いたゞいたお昼ごはんも大したもの。老松酒造の麦焼酎・麹屋伝…

東都その①

農暦六月廿五日。晴。朝から余裕で旅荷まとめてゐたら国際運転免許証3月で失効してゐたこと発覚。帰国で郷里で自動車運転不可は死活問題。旅荷持参で慌てて金鐘にある運輸署の免許センターへ。こゝ数年はオンラインで更新してゐて数年前もそれほど混雑の印…

農暦六月廿四日。薄曇り。高校野球の開会式なるもの何十年ぶりかでテレビ中継を見る。沖縄から北海道まで(戦前だとこれに台湾、朝鮮からも)津々浦々から甲子園に鳩まつたわけで、中国各地の省、自治区から必ず北京往き直行列車走らせるやうに、甲子園に集…

農暦六月廿三日。晴。土曜。官邸執務室で周末の残務処理。夕方に按摩して尖沙咀。家人と尖東の一平安。長崎ちゃんぽん。タンメン好きのアタシにはタンメンにありつけない香港で長崎ちゃんぽんは貴重。科学館。政府LCSDの映画シリーズで1968年といふ世界的に…

農暦六月廿二日。晩に湾仔。N嬢の旦那K氏来港で家人と四人で会食。湾仔で、といふことになり留家厨房提案したら先日行つたばかりと聞いてN嬢から益新は?と提案受け、かなり久々に益新美食館。拙日記で検索してみると2009年5月が最後といふことは9年ぶり…

農暦六月廿一日。早晩にミーティングあり、その流れで太古坊のThe Refinery(元バターフィールドクラブ)に行つてみる。メンバークラブだが香港日本人倶楽部のレシプロで利用可。バターフィールドクラブの当時は2フロアで中華とウエスタンあつたのが改修と…