富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

農暦五月十二日

早朝06:15(JST)からJ-WAVEでジョン=カビラさんの“TOKYO UNITED”の冒頭“Close Up This Week”といふコーナーで香港の反送中の状況について香港から5分余、語る。

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親共紙は挙つて市民運動の名を借りた暴力沙汰と呷るが香港警察も〈雨傘〉の時の青二才的ビビりモードに比べると随分と暴力的に訓練されたやうで抗議活動中の若者への「攻撃」も容赦なし。この殴る蹴るはかなりヤヴァい。国家権力は唯一合法的な暴力装置であり、だからこそ暴力使用に冷静沈着かつプロの仕事が求められるのだが、これぢゃ「キチガイに刃物」で、この憶病者らに武器を与へてはいけない、と思ふ映像はこちら(下記)。

この逃犯条例改修は北京中央の要請かと思つてゐたが中共の在英大使がBBCでそれを否定、香港市役所独自の判断と言及したりとリンテイゲツガ可愛さうに孤立無援。ビジネス界もこれに消極的で懸念と聞いてゐたが基本は親政府である田北辰議員は全人代代表辞職も覚悟で条例改正採決の場合の反対表明で兄の第一線退いた田北俊(自由党名誉総裁)も延期提案。泛民主党から親政府に転向で行政局成員になつた湯家驊も懸念表明。田兄弟の時は曽我五郎、十郎かと思つたが湯家驊も名乗りを上げると三人で〈車引〉か、水面下で何だか芝居づいてきた予感。

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まるでNHKの「懐かしのメロディ」か東京12チャンネルの「懐かしの紅白」のやうに往年の香港返還前後の元政客や元官僚など冬眠明けのやうに啓蟄で条例改正審議強行見直しを!と。泛民主派やリベラルばかりか保守的で親政府派にまで広がる危惧。