香港国際競馬 - 富柏村日剩

fookpaktsuen2012-12-09

農暦十月廿六日。昼前に総領事館で衆院選挙の在外投票。比例代表制で「新党日本」がないので中国に数日行ってゐる間に「未来」にでも康夫ちゃん合流？、まさか……とよく／＼考へたら康夫ちゃんは尼崎の地方区。投票済ませ沙田競馬場。会員席の普通の観戦席が大幅に削減されてゐて日本から毎年来られる競馬仲間の皆さんに何らそんな状況提供してをらず、今季初競馬のあたしは平謝り。来年からはどうにかボックス席とらないと……。香港ヴァースは先のジャパンカップ出場は８着と揮わず、のRed Cadeauxが優勝。まさか、でジャガーメイルが２着は驚き。ホワイト騎乗だったのですもの、買っておくべき。香港スプリントはロードカナロア（岩田騎手）優勝。日本馬が初めてスプリント制覇。的中。第６レースにFrederick Engelsといふ馬が出てゐて、この馬主のもう一頭はKarl Marxといふさうで素敵。ご祝儀で買ったら的中。香港マイルはサイズ厩舎にホワイト騎手でGlorious Day応援したが２着で優勝はAmbitious Dragonだったが最後の直線でホワイトはもう勝ちを信じてADの追いかけにまるで気づいてゐなかったやう。そして大詰めで香港カップ。カリフォルニアメモリー（まるで80年代の大瀧詠一的なベタな馬名だが）は昨年この香港カップ優勝にChadwick騎手贔屓のアタシも涙したが連覇は難しいだらう、と諦め。たゞ春にドバイのシーマクラシック優勝のCirrus Des Aigles（シリュスデゼーグル）欠場。長野Ｉ氏にカリフォルニアメモリーが「これで買ってなくて来たら、すごく残念ですよ、去年勝たしてもらったんだから」と言はれ、確かに二年連続狙って今日負けても去年勝たせてもらったのだから、とＩ氏の説得？に応じたら見事に勝利。Chadwick騎手おめでたう。これで二年連続皆さんに三鞭酒お振る舞ひ、飲んで、飲んで。結局、今日は10レース中６レース的中で、たゞあたしの場合は単勝一点買ひ、しかも今日は固い勝ち続きで配当的にはあまり大したことはないが、それでも単勝できちんと競馬の基本で予想当たるのだから嬉しいかぎり。晩に皆さんで大圍。少し早かったので張記で葡萄酒仕入れる前に、とパブのSpeak Easyに往ったら満席。こんなの初めて、で張記で葡萄酒仕入れて楓林小館へ。さすがにこれだけ来ると給仕も顔なじみになるが米芝蓮★で週末、冬至前で予約ぎっしり。予め注文済ませ皆さん揃ったところで開局のはずが50分近く料理が一つも出て来ず。急かさうにも給仕は聞かぬふり、で応じもせず。かなり壮年から老いた給仕に苦言したくないが、せめて「もう少し待って」とか何か気配りすれば良いのに卓に近寄りもせず呆れるばかり。漸く料理出てきたと思ったら今度は一気に調理したものだから順番もなくうんざりするやうな供し方されて興ざめ。かなり葡萄酒飲んでゐたので忙殺されるやうな食肆でも店仕舞ひ近い客になったが最後に甜品か生果をば請ふと「もう売り切れ」といはれ、それでも向かふの卓には果物出てゐるので駄々をこねたらちゃんと甜品供されるではないか。何たる不届き。あまりにいゝ加減。反日か。千客万来に奢ってゐないか。よって粤菜の老舗で惜しいところだが「萬千不来」宣言。何が諸悪の根源、ってミシュランなんだが。今晩の葡萄酒についてはハロンＳ氏のこちら参照のこと。