富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2012-12-04

農暦十月二一日。午後遅く深圳。上水でホームから溢れんばかりの担ぎ屋が乗り込んでくるか、と思はれたが皆さん羅湖が密輸品集散地で落馬洲は誰も乗らず安堵。地下鉄で少年宮へ。中心書城。平日夕方で天気悪く静か。数年前は書籍の数に圧倒された感あったが品薄に見える。やっぱり書店は市中にあるべき。書籍部樓上の貸店舗スペースには子ども相手のお絵描きや書道などの教室並ぶ。あとでH氏から彼の子どもも週末はこゝで習ひ事と聞く。金のかなり充実した回顧展開催あり参観。地下鉄で華強站。小雨のなか歩いて隠れが的「万菜屋」へ。黄昏の茘枝公園眺め一つ打合せ。H氏は銀川、つまり寧夏回族自治区の銀川の近くの何とかといふ都市のマラソンに十月下旬に参加したら予約したホテルではちゃんと予約名簿に名前もあるのに宿泊断れマラソン大会主催者に「日本人の出場は困る」と泣き顔で出場辞退するやう請はれ、当然ホテルやこの主催者団体が反日なのではなく日本人許容したことで愚連隊たちに何をされるか、が怖いわけでホテルはどうにか交渉して泊まれたがマラソン主催者は「こんな遠路遥々来たのに」と文句言ったら宿泊費と深圳からの飛行機代も負担するから!と。でそこまでいふなら仕方がない、とH氏もそれに応じたが明日はくれぐれも参観にも来ないでくれ、といはれたといふ。何ともすごい話。九時前にはお開きとなり地下鉄でさっさと香港に戻る。卡拉OKなど行かないから偉い(笑)。
▼「沖縄が日本に甘えているのか、日本が沖縄に甘えているのか、日本の安全保障は国民全体で考えてください」と那覇市長の翁長さん。御意。

衆議院選挙公示。都新聞の、この本当に立派な主張に感心する。ちなみに今、この日記は週末、杭州で綴ってゐるのだが中共ではこの日本の新聞にアクセスできて社説一覧までは見られるが一つ一つの社説に辿りつくとタイトルだけ、で本文が見えない、といふ何と巧みな仕事ぶり。呆れ通りこして感心するばかり。