富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2012-12-12

農暦十月晦日。朝、母を連れ湾仔のImmigration Deptに往く。香港居住の査証更新。ネットで予約済ませてあればWalk-inの行列尻目にいきなり受付、五分も待たず提出書類の確認あり「会計窓口へ」と。そこで手続き待ちつ筒井康隆「聖痕」の話。どんな悲劇が待つのか、どんな展開があるのか、犯人は明かされるのか、誰か、と猜いで、40分ほど待たされたがHK$150払ひ旅券受取り一時間でお終ひ。日本で中国人が親を同居させやうとしたら法務省管轄の当局でいったいどれだけの手続き必要なのかしら。中環に往き文華酒店のアーケードから拡張続くランドマークの店々眺める。Z嬢来て九龍站。リッツカールトンホテルのイタリア料理トスカに昼を飰す。地上102階。でも子どものころ霞ヶ関ビルの36階展望台のほうがずっとワク/\。香港島に戻り中環からH1の二階建て観光バス乗車。香港大学からの復路は上環で下車してMTR銅鑼湾。足浴=按摩で熟睡。晩にハッピーヴァレー競馬場。湾仔Y姐、Z嬢も来て満貫廳にて食事しながら、の競馬観戦。先週末の香港国際レースでは高かった勝率が今晩はさっぱり。四人で規定額食べきれずお土産にChevalier Lascombe 06年お持ち帰り。
▼十八代目逝去で「襲名からわずか七年、在位はあまりにも短期間だった」と都新聞(五日夕刊、こちら)。「在位」って天皇ぢゃないんだから。確かに芸道で到達する境地を「位」といふが役者の名は「位」か。
▼「日本人でなくなるショックざま見ろと空を仰ぎし二つの心」(鄭琅耀、台湾歌人、旭日双光章受勲)
▼「日本の平和を守り、国民の安全を守ってきた憲法を法律でひっくり返す「法の下克上」は断じて認めるわけにはいかない」と「憲法改正のマジック」都新聞九日社説(こちら