富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2013-07-31

農暦六月廿四日。猛暑、だが気温は摂氏32度くらゐでそこ/\風もあり内地で重慶武漢どころか上海や杭州などでも40度といふ暑さに比べれば、まだマシ。早晩にHappy ValleyのThe Jockeyに冷たい麦酒で涼をとり帰宅。
▼顔本で見つけたが「反対しているのは左翼」と首相が言へば副首相は「憲法改正ナチスの手法を学べ」と宣ひ幹事長が「戦争行くの拒否したら死刑」と呟く気違ひ政府。だが選んだのはアタシたち。責任は誰にあるか、といへばアタシたち。なんて民度が低いのかしら。この民草あつての、あの自民ファッショ党よ。麻生太郎君の発言(要旨は)

日本が今置かれている国際情勢は、憲法ができたころとはまったく違う。護憲と叫んで平和がくると思ったら大間違いだ。改憲の目的は国家の安定と安寧だ。改憲は単なる手段だ。騒々しい中で決めてほしくない。落ち着いて、われわれを取り巻く環境は何なのか、状況をよく見た世論の上に憲法改正は成し遂げられるべきだ。そうしないと間違ったものになりかねない。ドイツのヒトラーは、ワイマール憲法という当時ヨーロッパで最も進んだ憲法(の下)で出てきた。憲法が良くてもそういったことはありうる。憲法の話を狂騒の中でやってほしくない。靖国神社の話にしても静かに参拝すべきだ。国のために命を投げ出してくれた人に敬意と感謝の念を払わない方がおかしい。静かにお参りすればいい。何も戦争に負けた日だけに行くことはない。「静かにやろうや」ということで、ワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか。僕は民主主義を否定するつもりもまったくない。しかし、喧噪の中で決めないでほしい。

ナチスの部分を除けば」この発言だけ見れば(何の漫画で学んだのか知らないが)それなりに言はんとすることが通る内容。がドイツ史にアタシは詳しくないがワイマール憲法は「誰も気がつかない間に」変はつた、といふより実質的な憲法の死文化であつて、今回の改憲について、これを例にすることぢたい、やはり麻生君の、で見識が問はれるところ。