農暦六月廿三日。一体どれほど雨空が続いたのかしら。今日は雲一つなき久々の青空。あんまり爽快で早晩に一寸時間があつたので一緒にゐたO氏に「西貢でも行きますか?」とミニバスでわざ/\西貢。Duke of Yorkでハッピーアワー。幸せ。ミニバスで坑口。もう一人のO氏と待ち合せ坑口村。ステーキ屋Lardosに三人でビフテキ喰らふ。前菜のムール貝とグラスの白ワインが期待以上に美味。将軍澳病院から一気に路線バスで北角に戻る。
▼福島第一で海抜2.5m以下漏出恐れ……だがもうノーマルパラノイアで何も感じないアタシたち。世界で一番の強さかも(嗤)。バカにつける薬なし。このおバカ加減に都新聞で田原牧さんが
やや古い本で『ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね』という物語集がある。漫画家の岡崎京子さんの作品だ。終わりのない原発事故。漏れ続ける汚染水。非日常の日常化にもう感覚がマヒしている。岡崎さんは「落ちかた」を書きたかったという。落ちる現実から目をそらさない。最低限の勤めだ。(牧)
と。どこまでバカか目は逸らさず見届けるべきかしら。
▼「戦争の実際を知らない若い政治家が憲法九条を変えるとか、集団的自衛権を行使するとか、軽々に言っちゃいけない。たった六十八年前こんな悲惨なことがたくさんあったんです」と米軍の空襲を語る妙西寺(茨城の下館)のご住職の言。
▼“Pope says he won’t judge priests on homosexuality” - IHT(こちら)アーメン。これについて翌31日の同紙“A Papal Surprise” by John Corvino(こちら)が面白い。