農暦十月十六日。十六夜の月を愛でるつもりが雲多く月は姿を見せず。晩にとらや謹製の栗蒸羊羹と練棹物の「むさし野」いたゞく。とらやの菓子説明書きはいつも可笑しいが「武蔵野は、その物寂しい風情から、古来、数多くの詩歌に詠まれてきました」と、とら…
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