富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

マカオその②

fookpaktsuen2016-11-20

農暦十月二十一日。昨晩遅くの記憶がないまゝ朝六時すぎに寤める。家人に昨晩のアタシの酔ひぶりを尋ねるのも厭ひ何となく呆然とよく歩いて戻つてきたものだと思つてゐたがアトになつて須磨帆を見たら飲んだあとの写真が何枚もあり泥酔のわりにしつかりとした構図の写真(下)で更に六記に寄り雲呑麺まで啜つてゐるとは。全く記憶がない。今日はマカオグランプリの千穐楽でホテルも宿泊客が多くグランプリ関係者は朝食早く済ませ出かけるさうでクラブラウンジでの食事も朝1時間早く午前6時から。朝の早いアタシらには有難いが6時半すぎにラウンジに行くと食事してゐるのは一人の客のみ。さすがに今朝は「朝シャン」せずで客室に戻り朝寝でごろごろ。家人は食材調達に出かける間、新聞読みジャグジーで旧市街見下ろしながら風呂に浸かり昼すぎまで。荷物片付け部屋を引き払ひラウンジで午後1時過ぎまで香港から到着のE氏待ち。マカオで素敵な酒飲みの午後を、と提案して来られ二人で路線バスで媽閣廟近くのRestaurante Litoralへ。啤酒と前菜で家人来るの待つが現れず。生憎家人は携帯を香港に忘れ連絡とれず。約束の時間から40分後に「どこにゐるの?」と電話あり尋ねると市街でも荷蘭園の方、Calcada da Igreja de São LazaroにあるAlbergue 1601といふ食肆でアタシらを待つてゐるといふ。ウェイターが気軽に電話を貸してくれ香港(の電話番号)への通話もOKしてくれた、と。さういへばこのレストランもいゝよね、と話してゐたが、そのあと二人の間できちんと確認もしてをらず家人は此処、アタシはLitoralだと思つたまゝでの誤解。家人には遅いお一人様ランチしてもうふことに。アタシはE氏と昼餉済ませ散歩好きだといふ彼を下湾街に誘ひ鄭家大屋からいくつか世界遺産の教会など巡り何東図書館へ。陸軍倶楽部のラウンジで一飲。マカオは前回、仕事の関係で数時間の視察しただけといふE氏なのでやはり大三巴にお連れしてマカオ周遊の証拠写真を一枚取り昨晩に続きマカオソウルへ。家人と合流で名前失念の白(緑)とJose Bento Dos SantosのQuinta do Monte D'Oiro Selecção Syrah 2006年を飲み美味なる英国チーズをむしゃむしゃ。最後にご亭主D氏から昨晩これで泥酔したヘンリーマッケンナをストレートで供される「フェリーは極寒だから凍死しないやうに」と。ホテルに戻り荷物引き上げシャトルバスでフェリー波止場へ。我々は21時のジェットフォイルでE氏は15分後のだつたから同じのに乗れるやうに、とE氏にジェットフォイルのカードで優先ウェイティングに並んでもらつたが搭乗券に私の名前がなく断られ(そりゃさうだ)此処でお別れ。爆睡のうちに香港に還る。