富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2011-01-21

一月廿一日(金)朝六時すぎ、あら、もうこんなに空が白むのは早かつたかしら、と思つたら見事な月が西空に。見惚れることしばし。朝、腕時計が見つからぬまゝ断念して家を出て昼ごろに腕時計してゐるのに気づく。どうやら腕時計したあと腕時計がない、ないと探してゐたらしい。惚け。昼に捐血。香港で四十九度目。麥奀雲呑麺世家で雲呑麺食す。此処の雲呑麺はいつから三十元だつたのかしら。昔から他より高値だが三十元もしたのか昨今の食材コスト高騰で値上げなのか。日暮れにハーバーに沿ひ小一時間ゆつくりと走りジム。帰宅しておでん煮て食す。菊正宗。
▼アジア各地版を出す毎に何だかどん/\威厳が削られる感ありの「ミシュラン」だが香港版は「そのへんの立ち食ひ」にまで★をつける奇の衒ひ。香港の「飲食男女」誌が「ミシュラン」に抗して例年「我們的星星星餐庁」特集するのが面白いが先週の「高級篇」に続き今週は「庶民篇」。3ツ星は阿鴻小吃(北角)、唯一雲貴川風味(荃湾)、群記清湯腩(大埔)等「確かに」の店揃ひ。2ツ星も平記麺家(大埔)、坤記煲仔(西環)、金峰靚靚粥麺(鰂魚涌)、添好運点心(旺角)、添記焼臘(元朗)、清真牛肉館(九龍城)、清真恵記(鵝頸橋街市)、莎巴馬來西餐庁(湾仔)、豚王(中環)、麥奀雲呑麺世家(中環)、麺麺棧(土瓜湾)等「なるほど」の推薦。西環の坤記など劉健威兄のお勧めで十数年前に最初行つた頃は横丁の小汚い店だつたのがあつといふまに店舗拡張。金峰など「そのへんのお粥屋」っぽいが行列、豚王は(アタシは食したことないが)何だか最近やたら評判の日本人の青年が切り盛りするラーメン屋。何といつても鵝頸橋街市は恵記の焼鵝と羊肉咖喱だが近隣にモスクもありイスラム教徒ばかりか常連、工事現場のオッチャンまで喧騒で競争するやうに注文せねばならず久しく食してをらず。
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