富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

爱国是公民宪法义务,港澳不例外

農暦三月初二。中共産経新聞と呼ばれる(嗤)環球時報で莫纪宏なる(たぶん百田尚樹みたいな)オッサンが「爱国是公民宪法义务,港澳不例外」と宣はれる(こちら)。エイプリルフールの冗談ではないらしい。

港澳基本法规定,港澳特别行政区的行政长官必须由港澳居民中的中国籍居民担任。依据宪法,每一个中国籍港澳居民都具有“爱国爱港爱澳”的义务,因此,从法理和宪法制度上来看,作为行政长官候选人应当负有“爱国爱港爱澳”的宪法义务,这是作为一个合格的中国公民应当具备的最起码的法律要件。

と香港特区で行政長官に愛国強制なら百歩譲って「中共だからねぇ」で不承/\納得もするが行政長官に愛国が必要なら行政長官選ぶ香港市民にも同じく愛国が義務なのは香港特区法に基づいても明らか、ってあまりに暴論。さすが中共。午後、湾仔のアートセンターで想田和弘監督の『選挙2』見る。想田監督顔見世。前作の『選挙』では山内和彦といふ一市民が川崎市議会の補欠選挙自民党から立候補することになり……の顛末が面白かつたが今回はこの元市議会議員が無所属、青島幸男の如き選挙運動せず、で市議会選挙に立候補。そのドキュメンタリーだが、この候補者自身にあまり魅力が感じられず、選挙運動もせず……で面白みがない。むしろ他の候補の選挙運動の様子が興味深いが或る議員がこの撮影に不快感示し毎朝の辻立ちで「おはようございます」と名前の連呼しか「できない」のは公職選挙法の規制あるから、で自分だって不甲斐ないと思つてゐる、と語れば他の議員は「撮らないで」と言つてゐるのに無理矢理撮影続ける想田にかなり不快感を見せる。選挙なのだから選挙運動を撮られるのは問題がないはず、と想田。ただアタシは候補者たちの主張も多少納得するところあり。なぜなら山内といふ主人公の候補者には甘く(批判性がなく)監督は上映後のインタビューで監督自身「彼が当選するとはとても思へなかつた」(笑)と述べてゐたが、自民党の候補にはこれがネガティブキャンペーンされてゐるように思へるのも道理。唯一のこの作品の面白さといへば同じ候補が自民党から立候補すると2万票も得て当選し(前回の『選挙』)、今回は1,200票だかのブービーで落選での差異くらゐかしら。ジムで今日も5km走る。Z嬢とFCCで夕食。一人で尖沙咀。三更にフィリピンのトランスジェンダーたち主人公にした映画“Quick Change”見る。美しくなりたい、と闇で安易に顔面へのシリコン注入続け、挙げ句の果て工業用シリコンで安く仕上げてゆく彼女たち、そしてそれに携はる者たちの悲劇。
▼古庄幸一(元)海上幕僚長曰く

国の独立を守るための「個別的自衛権」は今の憲法解釈で認められています。しかし実際に外国から武力攻撃を受けても自衛権をすぐに行使出来る状態にはありません。そうした脆弱な防衛態勢を法治したまま、他国が攻撃されたときに反撃する「集団的自衛権」を容認するとか、憲法を改正するとか唱えるのは、優先順位が間違っています。政治のパフォーマンスと言わざるを得ません。

▼信報社説「筯消費稅孤注一擲 安倍經濟進入險區」

日本提高消費稅,無疑是對「安倍經濟學」最嚴峻的考驗。一旦筯稅後令復蘇步伐倒退,經濟反彈乏力,結構性改革舉步維艱,勢必危及日本走出「迷失二十年」的全盤重振戰略;也令「安倍經濟學」為山九仞,最終功虧一簣。

海外の論調ではアベノミクスはもう終はつてゐるのだが……。