富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

坪洲から大嶼山梅窩に遊ぶ

fookpaktsuen2016-12-03

農暦十一月初五。狸穴N嬢とご亭主K氏来港で家人も一緒に午前九時すぎに中環の埠頭で待ち合はせ坪洲島へ。街中から南湾新村、坂を南山路に上がり小高い丘の上の海一望の高級住宅眺める。大嶼山は梅窩への横水渡(Inter Islands)の船の時間までに波止場近くのスーパーでワイン調達するが冷えてないので勝手にワインを購入前にアイスクリームの冷凍庫に入れる荒技。横水渡で20分ほど揺られ梅窩に着く。埠頭横の海鮮料理屋で昼餉。ワインは白はOyster BayのSauv BlとChardで赤はLe Coq Rougeのはず。香港島に戻り一旦解散で按摩。早晩に仕切り直しで鵝頸橋の越華會海鮮に飰す。給仕たちの実に気のきいたサービスとマナーの良さに敬服。料理も上手く鶏のスープは絶品で然も銅羅湾だと思へば値段もリーズナブル。家人は昼の食事と酒に胃が疲れ晩は一旦来たが挨拶だけして早退。お二方と湾仔まで歩きお別れして六國ホテル。今週末来港中のA氏とホテル裡の北京水餃皇に飰す。我ながらなんて胃袋。場所柄外人客も多いが店主と女将の客遇ひが良い。タクシーでFCCに行きバーで飲む。イングランドと豪州のラグビー試合中継の始まる頃にバーを辞しA氏を蘭桂坊抜けませうと誘へば、もう年末なのかまぁ大騒ぎの酔客が路上に溢れてゐる。A氏のお土産の調味料等調達に中環のスーパーマーケットに寄り真面目にMTRで帰宅。

▼フランス政府法制局のトップたるジャンマルク=ソヴェ氏のインタビュー(朝日新聞)で(憲法を考える)「憲法の価値を守るもの」(こちら)。官僚のM嬢曰くインテリとはかういふもの、を見せるつける「揺るがず品格あって成熟」。「観念を語ってるのに地に足が付いている」のは実務家だからで信念持つてゐるから。御意。日本になぜかういふ政府のインテリが育まれないのか。