富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

農暦十一月初十。今になつて岩波の『世界』十月号読了。年老いたか総合月刊雑誌読むのも遅々として進まず。
▼昨日の毎日新聞にエマニュエル=トッド先生登場。頻繁に朝日新聞とかで取り上げられる人だが今回の切り口は日本の社会保障で面白い(こちら)。
朝日新聞の連載・わたしの半生(人生の贈りもの)でプロボクシングの輪島功一さん(73歳)の話(こちら)。1975年頃に韓国の英雄・柳済斗と戦ふのだが輪島が一度負けた柳との再戦での話、打たれた柳が精一杯とにかく立っていた。
「日本人なんかに」と。かつて日本人は悪いことをしたらしいから。今、こうやって言う人、いないよね。
と輪島のコメント。悪いことした「らしい」か。確かに直接それは知らないから伝聞になるのか。それでも「らしい」と言つてしまふことが韓国の日本への反感につながるわけで(日本人は心底反省などしてゐない、といふ)それで「日本人なんかに負けるものか」といふ意識は今はない、なんてことはない。