富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2014-05-08

農暦四月初十。昨晩九時過ぎに寝たので今朝は夜明け前に目覚めるはずが、しっかり六時。本当に疲れてゐる。雨。お昼に、以前台北車站の売店で入手の台鐵チックなアルミ弁当箱で中身も自家製台湾風便當頬張る。湾仔の公立病院で定期検診と慢性疾患の処方薬受取り。三ヶ月に一度なんだが本当に月日経つのは早い。薬の内一つだけ公立病院では扱はぬJanuviaといふのを外の処方薬局で購ふ。「糖尿病治療薬の中でも血糖値を強力に下げながらも副作用としての低血糖が起こりにくい医薬品としてDPP-4阻害薬と呼ばれる種類の薬」がありJanuviaはその一つで安からず100mg1日1錠でHK$20もする(日本で225円なのでほゞ同じ)。晩に自宅で肉うどん。左翼雑誌『現代の理論』がデジタルで復刊と金澤H君より報せあり早速読む(こちら)。遅晩に大雨、落雷。黒色暴雨警報発令。
▼今朝の蘋果日報に「自由行效應 化妝品店10年筯15倍 雜貨舖家品店減三成」といふ記事。大陸の田舎漢旅行者の来港繁盛で「莎莎」筆頭に化粧品チェーンは10年で店舗数が15倍。その煽りで2004年からの10年で小売店の賃貸料は7割高、家庭雑貨や文具店など3割減。日帰りの大陸客は十年で6.5割増、平均消費額はHK$1,970で「過夜」つまり1泊でもステイの大陸漢は消費額がHK$3,593では香港市民は文句も言へず。深圳に近い上水には市街に薬局が60軒の由。昨晩のハッピーヴァレイの競馬では莎莎の社主、郭少明氏のBeauty Lead(M Chadwick騎手)が冠レースで24倍で勝利の由。
▼同じ蘋果日報「遲大到無道歉 要求食全熟壽司 刁蠻華女大鬧壽司之神分店(こちらすきやばし次郎といへば晋三と小浜だが日芸に中国からの留学生と、それを尋ねてきた友人連中が六本木ヒルズすきやばし次郎で生魚食べ慣れず、で無作法の由。生魚の握りに「嘔っ……」で他の食肆でカツだか頬張った挙句に「握りは生抜きで持ち帰りに」はあんまり。いやはや。