富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2014-05-26

農暦四月廿八日。蘋果日報一面はAKB48の社員二人がファンに斬りつけられた話。香港で?と思つたら日本。蘋果は東スポか。マスコミは大騒ぎだが林長二郎長谷川一夫)も顔を切られ、ひばり、聖子、山Pと塩酸だのかけられる芸能人に対する、かうした攻撃は今に始まつたことに非ず。江戸時代の歌舞伎役者も人気で歩くのすら怖がつた者あり。酷暑。今年初の酷熱警報発令。気温は摂氏34度。香港はこれ以上は暑くならない。陋宅マンションでは同じフロアのお宅どこも冷房ガン/\で陋宅のドアをストッパーで少し開けて

夏は来ぬ隣り冷んやりもらひ風

愉しむ。広州でO君よりいたゞいた『中国鉄道大全』読む。まぁ列車、殊に車両に詳しい。
▼SCMP紙もとき/\他の新聞にない面白い記事あり。今日の紙面には1997年の北京から民主化運動指導者脱出させる黄雀行動にひょんなことから参加することになつた男性、深圳で食材問屋営んでゐた若い香港人の話“'Operation Yellow Bird': How Tiananmen activists fled to freedom through Hong Kong”(こちら)。SCMP紙はそれとグラフィック(図解)がとてもきれいなのは昔から。
山田孝雄の風知草(毎日新聞)より

福井地裁の原発運転差し止め判決(21日)の評価は割れているが原発訴訟史上注目の一幕であることは疑う余地がない。なぜか。普通、原発訴訟は原告が負け被告(電力会社や国)が勝つ。今回もどうせ高裁でひっくり返ると見るのが従来の常識だが、どっこい3・11を経て前提が変わっている。どう変わったか。裁判官の間にも原発政策への懐疑が生じた。2審の審理にどのくらい時間がかかるかわからない(1審は2年)が高裁判決といえども電力会社の肩を持たない可能性がある。「しょせん地裁段階」と侮れぬ福井判決のインパクトはそこにある。

北朝鮮による香港でのフカヒレ高額買い付け。SCMPによればキロあたりHK$3.2K=北朝鮮人民の平均年収の4倍の最上品。2012年には無かつたフカヒレ輸入で韓国での分析では北朝鮮の高級品輸入額は2012年がHK$646mで金正日時代の2倍だといふ。香港は北朝鮮にとつて中国に次ぐ貿易相手、2012年の貿易額はHK$111mで前年比で457%増の由。
共産主義下のポーランド戒厳令布告し「連帯」に始まる民主化の動きにも一定の役割果たしたとされるヤルゼルスキ元大統領逝去。享年九十。

中国鉄道大全―中国鉄道10万km徹底ガイド

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