富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2014-05-19

農暦四月廿一日。この日剰のヒット数確実に落ちてゐる。原因は明らかでウソでもこの拙いブログ読んでゐれば多少なりとも「香港の動きがわかる」といふ世の中のタメになる点あつたのだが最近殆ど香港の殊に政治など語らず。理由は一つで「おもしろくない」。民主派の普選実現目指す中での「佔領中環」あたりからダメ。動けば動くだけ北京中央硬化させるだけ。ある程度、北京の意のまゝに「香港もなか/\愛いやつぢゃ」と思はせといて実は本懐遂げるやうな強かが欲しい、と思ふが未熟。だから書くこともない。信報などネタにしてきた新聞も明らかに詰まらなくなつてゐる。本晩、日本人倶楽部の「三菜」で東京から関西人I氏夫妻お見えになり夕食会。I氏愛飲の神の河。実はこれまでの厚情の御礼に、と大垣の酒屋で神の河にお目出度く金色の記念ラベル貼るサービスあり、これでI氏の名前ドカーン!の特製神の河をお贈りしており東京のオフィスに今日あたり届いてゐるはず。東京に帰つてのお楽しみに、この件触れず。
▼越南での反中抗議高潮。ちらっと越南の新聞読んでゐたらデモでなぜ日本語のスローガン?、何か日本に訴へてゐるの?と思つたら写真は東京での在日ベトナム人によるデモ行進のもの。やゝこしい。中国は南シナ海ばかりかアフリカにまで着実に勢力を広げてゐる。16日の紐育時報“Into Africa: China’s Wild Rush”(こちら
▼「今や国内の事件、話題がアッという間に世界中に拡散する時代である。伝統的な憲法解釈を改めるという安倍首相のメッセージは「まず世界平和を求める」という総論部分が弱いと感じる。現代社会は武器ではなく言葉による情報戦が日常化している。集団的自衛権をめぐる国内の憲法論争と大報道の白熱が当事者たちの思惑を超え日本の軍事的膨張をめぐる大騒ぎとして海外で取りざたされている現状を残念に思う」と山田孝夫(毎日新聞風知草)。