富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

宝塚記念のタイトルホルダー

陰暦五月廿八日。気温摂氏22.5/36.0度。昨日に続き猛暑日。快晴。まさに灼熱とはこれかといふ猛暑。風がない。軒先のツバメの巣を眺めると小ツバメたちが元気に餌を貰はうとしてゐるがよくぞ熱中症にならないもの。水分とか親からもらふ餌に含まれるだけか親の唾液であらう。大したもの。湖池屋から新ジャガのポテチが届く。


f:id:fookpaktsuen:20220627083041j:image

f:id:fookpaktsuen:20220627083038j:image

ふと「Facebookやめた」。SNSでもそちら(FB)は知己限定で公開もせず、この日剩に比べプライベートなこともかなり載せてゐたが「生活時間の整理」。とにかく気がつくと須磨帆でFBを見てゐる。自分もかなり積極的にあれこれ載せる方だつたが知己の誰彼があゝした、かうしたで確かに音信不通やご無沙汰もなく知己の出来事を知ることができるし久々にあつてもFBを見てゐたから「あんなことがあつた、こんなことがあつた」もなく「あ、FBで知つてゐるよね」で済んでしまふ。あれはあれで楽しいのだが何だか何百人もネットワークが広がりすぎて、もう少し静かに暮らしても良いのではないか?もつと本を読んだり時間を使ふべきではないかと思つた次第。ネットで「Facebookやめた」で検索してみると大抵みなさんさうした見直しからFBを止めてゐる(Instagramへの乗り換へが多い)。これまでのFBでの書き込みなど抹消してしまふのも勿体ないのでデータを下載してみたら5GBもあつた。迂生の「生活時間の見直し」なら、それこそこの日剩への毎日の記述こそ、それそのものだが、これは日記のやうなもので他人の出来事を覗いてゐないだけ自分もことをつら/\綴るだけなのでFBを眺めてゐるやうな時間などに比べたら短いものなのである。

f:id:fookpaktsuen:20220627202342j:image

宝塚記念。今年上半期のG1〆括る阪神競馬場での競馬。これが終はると「さぁ夏だ」のはずがもうすでに酷暑。1番人気はエフフォーリア(横山武騎手)で昨年末に堂々の有馬記念優勝で年度代表馬だが前走の大阪記念9着が気になる。昨日までは牝馬でデアリングタクトと思つてゐたが桜花賞優駿牝馬秋華賞での活躍ももう一昨年のこと。2番人気のタイトルホルダー(横山和騎手)◎に単勝1点買ひと絞る。レースはいつも先行で逃げ切りの◎がハナをとつたが予想通り先行馬のパンサラッサが飛び出しウォーッ!といふ歓声に何かと思へば馬場で1000mの時計が57.6秒とハイペース。◎はパンサの次をしつかりと進み4角からのポンとスイッチが入り見事な勝ちっぷりを見せ2分9秒7のコースレコード更新(2011年のアーネストリーが2分10秒1)。2馬身差で2着はヒシイグアス(レーン騎手)。昨年末の香港カップでラヴスオンリーユー優勝の2着の成績である。3着に写真判定の鼻差でデアリングタクト(松山騎手)も立派。エフフォーリアは7着。昨年12月28日のホープフルSからで1番人気馬は13連敗の記録。日刊スポーツ(27日)で元調教師の坂口正大氏が指摘するのは30年前のダービーでミホノブルボン優勝のときに戸山調教師が「2400mは800m x3で、その3本をそれぞれ50秒切りで走れば勝てる」といふ言葉を残したが、理屈ではさうだが、それを実際に体現できる馬がタイトルホルダーなのであらう、と。凱旋門賞への期待高まる。単勝の配当は420円。今年のこの上半期G1はアタシはかなり好調で配当も0をひとつつけてゐたら、これで生活してお釣りがくるほどだつた。今日はその〆で次はもう秋の競馬だ。f:id:fookpaktsuen:20220627074155j:image

7月1日の香港返還25周年に向け「真っ赤」に染まる香港。

習氏、香港訪問へ 2年半ぶり中国本土外に:朝日新聞

朝日新聞は、あくまで「習主席が香港訪問すれば」2年半ぶりの中国本土外への訪問なのだが大公報もあくまで祝賀式典に「出席」で北京からのリモートの可能性も残し明報は習帝の来港での祝典出席はまだ「未定」とする。そもそももう中国の「本土」と香港といふ区分けもないのだらう。香港も本土の一部である。本土でないのは中共的には台湾だけである。


f:id:fookpaktsuen:20220626175059j:image

f:id:fookpaktsuen:20220626175055j:image

習帝来港につき歓迎式典で旗振りの小学生まで国家主席を感染させぬ防疫のため引率の教師も含め隔離で式典に臨む厳戒態勢のなか候任の(政府No.2の)政務司と特首弁公室主任が感染。当然この二人は就任式典に出席できず。こんなことで習主席をお迎へできるのか大いに憂慮されるところ。

f:id:fookpaktsuen:20220627053626j:image

習主席を香港にお迎へするにあたり少なくとも幸はひなことは反政府活動家たちは収監され組織は壊滅情況で国安法下の安定で「デモの都」だつた香港でデモが皆無となつたことである。

國安法界線清晰 昔示威之都 疫下公眾活動近絕迹 - 明報

香港警察がデモや集会の開催申請につき1997年以来「不反対通知」の開催受理はほぼ100%で年間約1千件のデモ・集会が開催されてきたのが2019年の反修例で活動と香港警察に対する抗争激化があり不承認が生じ始め2020年にはコロナ防疫を理由にデモ、集会開催を認めぬ姿勢をとられ国安法施行でゼロの実現である。民主化要求が徒となつて非民主的な平和社会の実現とは。

f:id:fookpaktsuen:20220626175109j:image