富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

人が出てミツができると


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一流ブランドが商場から次々撤退の悪夢(大公報)。习近平が疫禍初めて謝罪の弁とSCMP伝へるが折から晋三も同様で口裏合はせたか。
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運転免許証。日本のがもう廿年近く前に失効してゐて香港のそれから日本のに切替が必要。切替とは本来「従前のものを止めて別のものに」であつて香港のそれはそれで失効もせず維持で日本のものを別途作るのだから正確には切替へに非ず。その手続きに香港のそれ(中英併記)の「翻訳」必要で免許証の記載事項の英語くらゐ翻訳不要としろよ!と思ふところ。この「翻訳」は各都道府県ともJAF業務請負ひ。地元のJAFに伺ふ。和訳の即日発行も本来は有りのところ疫禍でさうもまゝならぬさうだが「感染拡大防止のため翻訳分の即日発行は対応致しかねます」はおかしくないか。これぢゃ「即日交付すると感染する」が如し。「感染拡大防止のためスタッフの出勤制限をしており」とかならわかるのだがオフィスには皆さん通常通り勤務のやう……。

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市街の木村屋でアンパンを買ひ求める。アンパン一つがなぜこんなに見るからに美味しそうなのかしら。木村屋といへば銀座の木村屋總本店でアンパンだが水府のこの肆は大正15年創業で創業者(先先代)は銀座の總本店で修業しての正式な暖簾分けと聞く。總本店創業の木村安兵衛も茨城牛久の出。明治帝が安兵衛のアンパン初めて食したのも山岡鉄舟の仲介で大川近くの水戸藩下屋敷でだそうだから水府にはご縁がある。銀座のは小ぶりでこってりだが水戸のこれは柔らかな繊維のやうなパン生地で本家とは真逆。個人的にはこちらの方が好き。

▼「人が出てミツができると」とかってテレビの表現おかしくね? 音的に何うもハチが集まったやうに「蜜ができると」と聞こえてしまふ。ヒトでいへば『ちびくろサンボ』でトラたちが木のまはりを回つてはちみつになつてしまつたやうな。密はたゞ「人が集まる」とかぢゃなくて、もっと意味深な、やはり密教的に使ひたい。