農暦神無月初十。曇。朝九時半のジェットフォイルで澳門へ。港珠澳大橋開通でバスもあるがバスに乗る気もせず。ジェットフォイルは少し空いたかしら。冷凍庫のやうに寒い船内。
マフラーとフードつきのジャケット、マスクで防寒。テーブルはきちんと固定されないのでバンドエイドで止める。澳門に着くと今日はマカオグランプリで大盛況。
まさかアタシがこのカーレース見に来るはずもなく偶然。11月は年末を前に一度は澳門に来る機会多くマカオグランプリに遭遇は3度目か。このコースはとても上手くできてゐて歩道橋からもレースの様子を覗けないやうに完ぺきに目隠しがされてゐる。路線バスもフェリーターミナルからは発着できず近くの臨時ターミナルに移設。そこまで臨時シャトルバス運行あり。
バスオタクにとつては年に1度の大幅なバス路線変更で路線データ撮影など熱心な方もゐる。この臨時バスターミナルは澳門の中共系機関が集まる場所で近くには大陸客で賑はふ金蓮花廣場もあるがバス停前の澳門基本法博物館(Galaria Comemorativa da Lei Básica de Macau)なるものあり。入場無料だが参観者ゼロ。路線バスでグランプリコースを上手に避けて氹仔へ。いつもの超級市場で食材贖ひXiolas O Castiçoで昼餉。まったりとデザートまで2時間。路線バスで市中に還る。何東図書館のバルコニーに寛ぐ。こゝの中庭の樹木も九月の台風でかなり枝が折れたやう。
街中を観光客エリア避けて漫ろ歩き。毎回何かと面白い発見もある。
夕方からはいつも通りMacau Soulに飲む。ワインのあとヘンリマッケンナのバーボンをどぶどぶと2杯注がれかなり酔ふ。3時間の陶酔。
十月初五街の黄枝記で肉絲伊麺啜る。泊まつてもゐないのにソフィテルからのシャトルバスでフェリーターミナルへ。ちなみに今晩のソフィテルはグランプリ需要で1泊5万円近かつた。晩十時のフェリーで爆睡のうち香港に還る。