富柏村香港日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴る日剩でござゐます

fookpaktsuen2018-02-22

農暦正月初七日。寒々しいなか小雨。晩に帰宅前に陋宅常備酒のジン贖らうと北角の安売り屋に寄ると黄色が目立つGordon’sの酒瓶がやたら奇抜なデザイン。若い頃に飲んでゐたサントリーホワイトからさうだが酒瓶の模様替へは何だか味まで変はつてしまつた気がして嬉しくない。南貨名店たる天然椰子號の看板猫は愛想がよく可愛がられてゐるが春節はいつも女将の趣味でおかしな装束させられてゐるが猫はじつと我慢。自宅に戻ると家人から今日は2月22日でニャン、ニャン、ニャンで「猫の日」なのだと聞く。BSジャパンでは今日はBSニャパンださうで番組からCMまで猫ばかり。 韓国冬季五輪のスケート女子パシュートで「日本の持ち味の一糸乱れぬ隊列」で、この競技ではこれは強みなのだらうが何とも恥ずかしい美徳。
▼郵便でSQのKrisFlyerから銀卡届いてゐた。一昨年のCXのマルコポーロクラブ優待見直しで同じ頃にAmexの優待でSQのKrisFlyerに乗り換へ早々に金卡得て昨年は春のドバイや秋の紐育などSQが加はるスタアラでマイル稼いで見たものゝ年間5万哩に達しもせず金→銀への降格は致し方ないが銀卡など「予約時の優先キャンセル待ち」や「空港での優先スタンバイ」など余程急なことでもなければ通常は何の特典にもならず。すでに浮気止めCXのマルコに緑卡で粛々と旅することに戻してゐる私。
朝日新聞の論壇時評より「移民と自衛隊小熊英二。「現実、追認せず合意形成を」(こちら)。かつての保守と革新の対立での問題棚上げと今の革新(と敢へて呼ぼう、晋三よ)と保守的なリベラルとの対峙で何も物事解決せぬ暗澹たる状況で敢へて具体的な「国のかたち」の形成を指摘する小熊先生。もう一つ木村草太先生の憲法問題での指摘(こちら)。少し解釈は難しいが晋三自民党の9条改憲の誤謬の指摘。

⇧香港の化粧品小売大手の莎莎が台湾市場から撤退の由。まず思ひ浮かぶのが大陸でのビジネス拡大に台湾市場からの撤退が圧力としてかゝつたのか。だが李嘉誠のWatsons等、大陸と台湾でビジネス展開は問題なしで今回の莎莎はたんに台湾での割安化粧品市場は地元業者も手広く仕掛け赤字脱却できぬまゝでの撤退と素直に見るべきなのか。自民党の何がなんでも党是の改憲で9条が極みだが環境権だの教育権だの形振り選ばぬ改憲が先。それに対して「教育を大切に思うのなら、その教育を改憲の道具や口実に使うのはやめてもらいたい」といふこの社説の主張も尤も。だがそも/\近代の公民教育は国家による国民の養成。そこで明治以来、政府が教育に介入してきたわけで教育を政治の具とするのは当然といへば当然。たゞ少なくとも理想はフランスのライシテ(laïcité)だろ。公教育は極めて世俗性、政教分離、非宗教的であるべきであり、それでフランスではモスリム女子のヴェールすら禁止に至るのだが<フランスの公教育>といふ確固たるものがあり、これは政権が保守党だらうと共産党だらうと不変。そこで時の政府の教育に対する政治的介入がないことになる。それに対して日本は(中共などもつと酷いが)政府の方針が教育に反映される点が問題。「教育を改憲の道具や口実に使うのは止めろ」は正しい。