富柏村香港日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴る日剩でござゐます

fookpaktsuen2017-02-27

農暦二月初二。家人から六月に市村正親で蜷川マクベスの香港公演あり、と報せあり。久ヶ原T君が歌舞伎の京蔵さん六月に蜷川マクベスで香港へ、と教へてくれてゐたのが、これ。早速、チケット入手。
毎日新聞山田孝男(風知草)に「後奈良天皇について」。皇太子57歳の誕生日の記者会見で述べた後奈良天皇について。小学生のときに夏休みの宿題かはりに日本史年表づくりをした友人たちの間で「オナラ天皇」とか笑つてゐたが「史上最も貧乏で最も偉い、皇室が最も難渋したときの天皇で、この方ほど乱世における自分の役割を深く思索し行動した帝はいない」と磯田先生。後奈良帝について勉強した孝男さんによれば戦国時代の絶頂で戦乱に洪水、飢饉、疫病が相次ぎ津々浦々に餓死者、病死者が溢れ幕府(室町)無力で後奈良は践祚したものゝ即位礼も十年遅れ御所は土塀崩れ警備も行き届かぬなか後奈良帝は民の無事願ひ祈祷に打ち込み全国の寺社に写経奉納し、その一つが今回、浩宮さん言及の岩瀬文庫の宸翰(天皇直筆の意)般若心経だといふ。「気候、地震といい、政治情勢といい、未来はおよそ不透明。殿下の思いに対する国民の共感が社会の歪みを正す妙薬になることを願う」と孝男さん。
東日本大震災から6年。福島2号機内部調査につき「相次ぐ想定外と課題」で結局のところ「人の手」が頼みの綱といふ記事(毎日新聞、こちら)。もう一つ朝日新聞の「福島原発賠償費、電気代に1世帯あたり年587〜1,484円」といふ記事(こちら)。報道されぬよか報道されるのが良い。だが、どこか冷静すぎ。読者ももはや戦時中の民草のやうで今更で何も驚かず、憤らず「仕方がない」で済んでゐないか。