富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

「東京都は伏魔殿だね」と慎太郎

fookpaktsuen2016-09-15

農暦八月十五日。中秋。慎太郎が08年都知事の記者会見で豊洲汚染土削り盛り土せぬ地下コンクリ箱案に言及、と東京新聞1面トップ。これが都の決定にどう影響したか、が焦点に。いずれにせよ「騙されていた」とは言い逃れできぬ慎太郎。各紙後追ひ。NHKが執拗に石原の責任を追及(こちら)。よぼよぼの慎太郎自宅前で記者に囲まれ「自分は部下から聞いたので記者会見の場で報告しただけだ」「自分は素人だから建築について話す立場ではないし見識もない。だから人任せにしてきた」と弁明。貴様、日本人として恥ずかしくないか。「東京都は伏魔殿だね」と吐き捨てるやうに言葉残し自動車で去る。あんたこそ、その東京都を知事として牛耳った「魔」そのものだよ。小説は男根で障子破るのも青嵐会の暴れも支那人蔑視に男尊女なら都知事の横暴も東日本大震災での暴言も結局は都銀行で躓き築地市場豊洲で移転での瑕疵に「騙された、知らなかった」とジジイの見窄らしい言ひ訳で晩節を汚すばかり。これぞ天誅。我ながら何故に慎太郎をこれほど嫌ふのか。この男に限らず虚勢は誰にでもある、だがそのエゴのため弱者に罵声浴びせ差別までするのが許せぬ。老いた最期に人間の弱さを知るが良い。それで『耐容の季節』とでも題して小説でも書けば? 午後から曇り驟雨もあつたが晩遅くに晴れて中秋の名月(らしい……寝てしまつたが)。