富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2016-09-16

農暦八月十六日。中秋翌日。見事な朝焼けから快晴。寝室にカーテンの隙間からさす光はプリズム。こんな日は野外に出たいところだが官邸で残務整理。夕方、家人とコンラッドホテルで待ち合はせ“Asia Contemporary Art Show”参観。Paficic Placeからホテルに上がるエレベータから混雑。昨日と本日17時からはVIP対象で17時までの一般公開終はつた後のやうだが。ホテルのホールで開催だと思つたら40〜43階の全客室を画廊に見立てた嗜好は奇抜。だが狭い廊下と客室を見てまはるのでかなりの混雑。各フロアのエレベータホールと套間をラウンジにしてアルコールのお振る舞ひあり、これが一般開放とVIPの違ひらしい。香港公園抜けFCCで軽く夕食済ませ帰宅。十六夜の月が見事。晩8時前だといふのに睡魔に襲はれ早寝。

豊洲土壌汚染対策でコンクリート箱案は「石原氏が検討指示」と当時の都中央卸売市場長。あれだけ慎太郎に牛耳られ、かうして問題が露はになると当時の幹部職員を詰り「伏魔殿」とまでいはれては弱者たる彼らも慎太郎に反論せずはをれまい。
▼気になる新聞記事の見出しや校正……なんて言つても「紙面」なんて過去のメディアか。「加藤の乱「本当なのか」小泉氏が回顧」といふ朝日新聞の記事。この記事の見出しでは「加藤の乱」なるものが「果たして真実が語られているか」と加藤の訃報に敢へて小泉が今、疑問呈したやうにもとれる。実は当時、小泉が加藤に「不信任案同調は本当なのか?」と確かめただけのこと。 もう一つ、豊洲市場入札予定価格ゼネコン聴取後400億円増、これも朝日新聞。見出し、リードに本文という新聞の構成は小学生の時に学級新聞つくりで習つてゐたが記事のリードから続けて「また、」はダメだろ。なんでこーなるの? 記者はとにかく記事を急かされ、やはりデスク担当の欠陥では。デスクやるほどの経験の欠如。それで校正も最後それを見逃すといふ、まったく困つたもの。