農暦六月十八日。快晴。猛暑にかはりはないが天高く、風もどこか爽やかでほんのすこし秋の気配の今日。早晩に金鐘。Island Shangri-la Hotelで某銀行のパーティあり末席を汚す。お土産は今とんでもない人気で「商品のお届けまでに約2ヶ月」の獺祭の四合瓶で磨き三割九分といふ純米大吟醸。晩八時前に湾仔のバーMに独飲。酔つた勢ひで銅羅湾まで歩きバーSに飲む。いずれもハイボールとジンマティーニ。
▼東京新聞で水野和夫「海の時代の幕引き」読む。西ローマ帝国の解体とフランク王国、つまりヨーロッパの出現。800年前。アラブ人による地中海閉鎖でフランク王国は崩壊。今のEUと同じ移民といふ問題。市場を通じて富(資本)蒐集するのが海の国でかつてのオランダ、英国やアメリカ。陸の国は領土拡大をする。海の国が最も恐れるのはユーラシアの一体化。海から牽制がきかぬ大きさ。英国のEU離脱は海の時代の幕引き。米国もTPP見直しの気配。
21世紀は陸の時代に向かっている。グローバリゼーションによって地球が一つになったかにみえた、まさにその瞬間、逆向きの力が作動した。