富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2016-07-20

農暦六月十七日。帰宅途中に新装開店の太古の岡田屋で薩摩酒造の明治の正中を入手。好きな焼酎。日本では1,980円くらゐの四合瓶が190ドル(2,600円)は割高だが海外で致し方なし。帰宅してカレーライスだつたが昨日の飲み残しの赤ワインありカレーにワインは合はないだろ、と先にマカオソウルのオリーヴとトマトのサラダでワイン飲み干してから酔っ払ひカレー。新規購入のiPad4をセッティング、といつてもiClouldからの複製で10分ほどで終はる。iPad3の旧機は寝室で枕元の音楽用に。
大橋巨泉氏逝去。巨泉の11PMは小学生ながら宵っ張りで親と一緒に見てゐた記憶あり。単なる芸能人ならだが、民主党からの立候補と辞職あたりから何だか全くよくわからない人だつた。勝手に自由気ままにオーストラリアでゴルフや釣りをしてゐてください、って。老後の反権力的な晋三批判は大したものだつたが、批判するだけじゃ何も生まれない。それにしても戦後の象徴的な人。
みじかびのきゃぷりきとればすぎちょびれすぎかきすらのはっぱふみふみ
天皇退位につき1984年の衆院内閣委員会で昭和天皇の退位について当時の宮内庁次長のコメント(朝日新聞)は、天皇退位に否定的な理由として、(1) 退位した天皇上皇法皇など天皇超へた存在となり二重の権威が存在する可能性、(2) 天皇自らの意思に基づかない退位強制が政治的になどある懸念、(3) 天皇が恣意的に退位を決めると憲法の象徴天皇の理念にそぐはない懸念……どれも尤もなこと。それをわかつた上で聖上の今回の思し召は、さうした困難を超へるほどの難しい問題の解決が必要といふ切迫した状況にあられるからか。聖上の強い憂慮とご決心で、皇族の画像を見てもいろ/\気になるのは聖上に従はれる皇太子殿下なり。