農暦六月初二。晩に知己集め佐敦の新明記で火鍋。
▼片岡仁左衛門丈、人間国宝に。丁度一年前に大阪松竹座で「寺子屋」を見させて頂き楽屋へご挨拶に。1998
年に15代目襲名、その時の引出物は京都宮脇賣扇庵謹製の扇子で上村松篁の松。平幹が王女メディア再演と久が原Ｔ君より聞いて今月九月末の立川から来年３月の水戸まで全国ドサ回りはただ／＼敬服（こちら）。まるで平幹自身が流浪の王女メディア。大成駒も相当な老後まで巡業で「かさね」踊つてゐた、とT君。都新聞には若柳流（直派）二代目・吉駒刀自（1923〜）の記事あり。前橋の自宅は1945年8月5日の前橋空襲で全焼したが復興住宅で母（初代）と稽古再開、1945年の10月に群馬や周辺に疎開してゐた舞踏家に呼びかけ戦災復興慰問の舞踊大会開催し常磐津「釣狐」に七代目幸四郎（画像左）や七代目三津五郎（同右）ら出演し大盛況だつた由（写真中央は吉駒母子）。さうした役者魂。そして両陛下。私的旅行と福島慰問とは。生きてゐるかぎり休みなどない。河原者と聖上。「天より地にも落ち給ふ、これぞまことの天智帝」と妹背山、とＴ君。
▼昨日はNHKの朝イチで安保法案につき前日の衆院特別委での採決受け解説のコーナーあつたらしいが柳沢君と報道部某のあま
りに当たり障りないトークに視聴者からクレーム殺到の由。それを番組中で伝へるのが今のNHKの精一杯の良心か。昨日の衆院通過も本会議をば当初生中継予定せず、が、えなりかずゆきのトーク番組の放送予定変更しての生中継。NHKで1944年にアナウンサーになつた近藤富枝刀自（1922〜）東京新聞で当時の世情を
今の日本と殆ど同じだと思う。庶民が無関心でいるうちにおかしくなっていった。始まりは満州事変。軍部が「戦争ではない、事変だ」と嘘をつきながら軍事行動続けても一般の人の関心は本当になかった。（略）人って怖いの。軍部の戦果発表に浮かれて、それまで無関心だった商人が急に「こうなったら、とことん戦うべきですなぁ」って言い出したり。
@fookpaktsuen: 新国立、計画抜本見直しへ 森元首相「生ガキみたいだ」：朝日新聞 URL 僕は元々あのスタジアムは嫌だった、生ガキみたいだ。２本のアーチは「合わないじゃない、東京に」と言いたい放題。公明党の皆さんも安保で「元々、あの法案は嫌だった」と、ぜひ。
