農暦九月初九。朝七時からバムルンラード病院で健康診断。ホテルから歩いて10分ほど。2年ぶり4度目。大腸の腫瘍マーカーの数値が多少高い、腎臓と膀胱に結石が見られる、と指摘あり。相変わらず立派な施設で3時間ほどで全ての検査と総評まで終るが検査途中での軽食コーナーが食券制になつたり女性に配られてゐたブランケットがなくなつたり多少経費削減か。Z嬢の検査終るのを待ち病院出てスクンヴィットのソイ3/1に入ると回教街。そのなかの食堂でケバブ飰す。Z嬢はそのまゝ買物。アタシは一旦ホテルに戻り午睡。午後遅くプロムポンからソイ26をRama 4 Rdの近くまで随分と歩き湯の森温泉へ。バンコク初の、って他にもないが日本式で、南部のラノーン県にある温泉からお湯を運んで来たといふ。高級スーパー銭湯といつた感じ。タイに合はせ?お風呂のお湯は多少温めで上気せず快適。サラデーンに往き時々寄るパブで啤酒一杯だけ飲む。チッロムでビックC前にてZ嬢と待合せ。7月だかに渋谷にも開業したといふガイトーン・プラトゥーナムでカオマンガイ(海南鶏飯)飰す。通りの屋台で榴槤糯米。ナナに戻りソイ4の歓楽街を歩き英国パブで啤酒一杯だけ飲みホテルに戻る。
▼さういへばバンコクは軍のクーデター起きて軍政府統治下なのだつた。極端な話、タクシンでも反タクシンでも軍政府でも市井の生活には何も関係なくバンコクはいつもバンコクであるやうに見える。下手に政党間の対立で混乱するなら軍のほうがマシかも……と思へてしまふか。べつにそれで言論や歓楽?の自由が抑へられるでなし、王室敬愛といふ近代タイにとつての絶対を除けば、軍統治下のタイのほうがシンガポールよか自由が保障されてゐる、といふことになる。少なくてもタイ国軍は国民の権力剥奪しない限り専制としては中共よりずっとマシ。
▼「雨傘革命」で香港の日本人学校のうちハッピーヴァレーにある小学校が休校措置となつてゐるのは同校が湾仔地区に属するからで佔領地域とは随分と離れた山間だが湾仔区と中西区の幼稚園、小中学校は休校という教育局の決定なのでさうなつてゐる。共同通信は日本人学校も休校に「追い込まれてゐる」と、この表現一寸バイアスかかつてゐないか。