富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

大相撲の非伝統的<近代スポーツ化>と天皇制

五月十四日(土)雨。未明から暫くお蔵入りしてゐたMacBook Airをいぢる。画像やファイルなど全て消去したらだいぶ動きも軽くなつてモバイル用に使えるな、と。MacBook Proはさすがに持ち歩きには重すぎ。今日は昼前と午後に高座あり昼に日本人倶楽部の「さくら」で刺身定食。お刺身はやはり美味い白飯が合ひます。晩にニシン焼き総菜と鞍掛豆(ぱんだ豆)意識して食べたの初めて加茂。雑誌「世界」の原子力問題特集読む。もう何十年も核に反対の立場とつてきた雑誌だけにさすがに「やはり」の厳しい指摘続くがセンセーショナルにはならず。同誌で稲垣正浩氏の「大相撲 真の再生への提言」興味深く読む。金銭による勝敗の売買と情による方八百長を同一に捉えるべきでない、といつた指摘も面白いが大相撲の近代化にとって悪しき商品化=近代化=金銭化の主因が個人優勝制度の導入であつて、この制度は天皇賜杯の争奪戦。これが大相撲の近代化への第一歩。天皇制がいかに近代のものか、は大相撲でも証らか。
▼話は旧聞に属すが茨城で被災地の一つ大洗の暴走族が「心入れ替え復興助けたい」と族を解散(こちら)。それにしても何故に警察で解散宣言なのかしら。解散せぬまゝ「族」での復興活動も可。暴走で救援物資運ぶとか、暴走はせず族の御旗の下に活動すればいゝのに。警察とは持ちつ持たれつの関係だから警察に仁義をきつたの鴨。