富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2006-04-24

四月廿四日(月)夜半に甚だしき雷雨。雷鳴轟くこと間髪入れず窓打つ大雨。殆ど眠れずまんじりともせぬままに朝。雨は小止み。山の渓流眺めれば瀑布の如き水嵩に明け方迄の雨の強さあらためて知る。香港島の降雨とくにひどかったらしく各地で浸水。未明には「黒雲」の大雨警報出て降雨量200mm越えたそうな。朦朧としたまま終日過す。久々にアミノギア飲み晩の高座にて一席。銅鑼湾のDVD屋にて先の映画祭で観たシンガポール映画“I Not Stupid Too”の前扁にあたる“I Not Stupid”購い尖沙咀HMVにてレスリー張國榮とダニー陳百強という已に他界のお二人の共演作『失業生』とジェームス=ディーンの『ジャイアンツ』のDVDも購入。“I Not Stupid”は四年前だかの小学校高学年だかの少年二人が中心の話で、そのまま主人公の子役が成長し今回の“I Not Stupid Too”に繋がるという。『失業生』は81年の作品で邦題は相変わらずお粗末で『青春の光と影』という。80年の『喝采』とこの二本がお二人の共演青春映画。『ジャイアンツ』はジェームス=ディーンが若くして他界、ロック=ハドソンが亡くなりエリザベス=テーラーがAIDS撲滅運動に関わり始める、という実話だけでも興味深い。ロック=ハドソン逝去の折に「ロック=ハドソンがなぁ……」と先学が若かりし頃の憧れの米国映画のスターの死に感慨深げに何か言いたそうだが何と言っていいのかわからぬ表情も懐かしい思い出。