甲辰年三月十八日。気温摂氏11.7/24.6度。快晴。円安加速で一時156円台に。34年ぶりの安値の由。つまり30年以上前の90年代初頭と同水準。さう聞くと「その水準に戻つただけぢゃないか」と思ふが当時は多少の円安でも日本の物価は高く海外の物価水準が低かつた。それが海外諸国の経済成長と物価高なのだから。ちなみに30数年前の香港で天星小輪は一等席でHKD1.2だつたのが今では平日HKD5、休日ならHKD6.5でほゞ5倍。タクシーも初乗り(香港島/九龍)はHKD8が今ではHKD27なのだ。ほゞ日本の公共交通料金と同値。それでは同じ通貨レートでも、これでは今のインパクトが大きすぎる。
今ごろになつて「日銀総裁は黒田の方がマシだつた」と思ふことは悲しすぎる。
14歳の夏、北海道の中山峠ユースホステルに泊まつたとき風呂に笠谷選手が、すでにコーチだつたが、若い強化選手と一緒に風呂に入つてきたんだつた。スキージャンプの中山峠シャンツェがあつて全日本男子スキージャンプの夏季合宿。選手たちよか一回り以上も大きな筋肉質の、これが金メダルの身体なのかと驚いたものだつた。この北海道旅行ではニッカの余市工場ではモルトウイスキーも試飲させてもらつてサッポロビール園のジンギスカンでは隣のテーブルに居合はせた親戚グループのオジサンが中学生ならもうビールくらい飲めるだろう!とビールをご馳走してくれた。まことに大らかな昭和であつた。