香港で中国製ワクチンが安全か?と懐疑もあるなか市役所は市民にワクチン接種積極的な呼びかけ。接種してゐれば外での飲食や外遊などに便利とキャンペーンだが「接種しないと生活が不便になるよ」の強要。これも問題だがワクチンがオランダの空港から日本に向けて離陸!だとか成田に到着!だとかワクチン輸送に輸送業者は!とか騒ぐばかりで実際の接種は昨日までで(優先された医療関係者を除くと)高齢者からで全国でわずか1,139人で接種は人口の0.8%でしかない。それでも政府に罵声浴びせるどころか接種開始でスガ内閣支持率が4%だか上昇するのだから。本当に中共なら羨むほどに飼ひ慣らされた国民性である。
何だか結局のところなし崩し的にトリチウムの汚染処理水の海洋放出が決定された感あり。風評被害といふが
ふう‐ひょう〔‐ヒヤウ〕【風評】世間であれこれ取りざたすること。また、その内容。うわさ。「風評が立つ」
と「事実」そして「デマ」は微妙。世間であれこれ取り沙汰されることぢたいは悪いことではないし直接の被害ではない。たゞそこから不利益が生じると被害。しかも本当に噂だけで事実は違うのか、その逆なのかが微妙。それにしてもトリチウムの安全性PRするのにゆるキャラにしてしまふ政治の小役人の感覚のゆるさ。精神状態は大丈夫か。
旅のあとの愉しみで日光から風景印の押されたハガキが届いた。日光はさすが観光地だけあつて5つの郵便局にそれぞれ風景印がある由。本町局の眠り猫顔モチーフのは地元在住の芸術家・香川大介さんによるデザインださう。郵便局員は手慣れてゐても風景印押すときはとても慎重。本町局の若手はアタシが本町局の郵便ポストカードを買つたら「現れたな、風景印さん」と思つたらしくウォーミングアップで手許の紙に捨て印を押してゐたぜ。失敗は許されない*1。金谷ホテルでは客室にオリジナル絵葉書もあつたが「客室以外でのスリッパのご利用はご遠慮くださいますやう」のカードがステキだったので、これを葉書にしたら郵便局ではこれを葉書料金で出せるように「郵便はがき」と書いてください、と言はれた。
馴染みの花屋でなでしこを譲つてもらつた。
なでしこや 吹かるゝとなく 風のなか 六世 歌右衛門
なでしこは季語では晩夏からなのだが春も出てゐて江戸時代初期に日本にも入つてきたカーネーションはオランダナデシコと呼ばれることもあることを知つた。
先週の月曜番に食後転寝してしまつてぞくっと悪寒して目覚めた。いやな予感で寒暖差のある春の風邪をひいた。喉痛と咳がずつと続いてゐる。幸はひ発熱がないので、それだけを理由に医者にはかゝらない。今は風邪くらゐでも病院に行くと検疫とかで大変なことになる。ついでに検疫しても良いのかもしれないが。昼間は体調はけして悪くないのだが夕方から朝までがつらい。酒を飲むと体調不良になる感じがして今晩は酒を抜いた。年に何日あるか、アタシにとつてはとても稀なこと。日光で買つてきた水羊羹が美味しい。
*1:東京中央郵便局では「消印はお客様のご希望通りに消印が押せない場合があることを了解いたゞいた上で」で風景印を押してゐた。東京中央郵便局となると、やはり消印さんでも達人が多いのだらう。