富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

水戸市千波緑橋通り


f:id:fookpaktsuen:20201128000645j:image

f:id:fookpaktsuen:20201128000648j:image

香港での逆権抗議運動は逃亡犯条例改正での反送中が柱だつたのだが愛国教育反対で中学の通識科(一般常識)での思想統制的一元主義も焦点の一つ。香港市役所も国安法による弾圧など強権的でばかりでは市民の理解も得られぬところ通識科につき内容見直しらしい。教科名の変更だとか上っ面の一新で多少内容をソフィスティケートしただけで本質は何も変はらない。教科としての評価基準の見直しとか、まるで日本の〈道徳〉の教科化のときと一緒の欺瞞。蘋果日報には大幅リストラあるキャセイパシフィック航空労組の市民への支援要求の全面広告。


f:id:fookpaktsuen:20201128105004j:image

f:id:fookpaktsuen:20201128105007j:image

香港から家財道具届き10日目で引っ越し業者が梱包資材回収。玄関に資材を大きさ種別毎にきちんと整理してゐたので持ち出しは楽で業者にいたく感激される。
f:id:fookpaktsuen:20201128105045j:image
それにしてももはや偏執狂か?と思はされる水戸市のごみ分別の細かさ。照明器具を何う分解して「燃えるごみ」「燃えないごみ」と「有害ごみ」に分けるか。ねじ回しやペンチなど使ふのが苦手な人には怖い作業。電球型蛍光管と白熱電球の区別も型番からといふ。年寄りや知的障害とかあつたら対応できないことなど考慮しないのかしら。市はリサイクルの資源ごみは回収して清掃工場に集積の上、リサイクル業者に引き渡しが業務で業者は異物混入だと受取りに難を示す上に清掃工場での作業軽減のため、かうなるのだが。一寸でも不規則があれば回収せずごみ収集場所に放置プレイ。同じ異物混在でも資源物に比べ燃えるごみに資源物のプラ容器など混入だと回収してくれるのは資源ごみ以外は市の管轄だから。

f:id:fookpaktsuen:20201128105218j:image
母からLINEで突然「江戸金」の手拭ひの画像が届いた。水戸で昔、料理屋の注文をまとめ築地に買ひ出しの魚屋で懐かしいところ。住所は奈良屋町と覚へてゐたし母は場所までしつかりと記憶あるのだが手拭ひに染めた住所は「千波緑橋通り」。千波といへば千波湖南に広がる丘地ではたして江戸金はそちらにあつたのか?と疑ふ。緑橋は現存せず美都里橋は千波湖東域が埋め立てられた「駅南」の桜川にかゝる橋にその名があるばかり。これは何うしたことかと郷土史に詳しい畏友J君に尋ねる。

f:id:fookpaktsuen:20201128105226j:image

緑橋はかつて千波湖が今の3倍もの大きさだつたころ緑岡村の求めで千波湖にかけられた橋で大正4年のご大典記念。この橋を北に渡つたところが水戸東照宮下の奈良屋町。とするとそこにあつた江戸金が千波緑橋通りにありといつてもおかしくない。なるほど。今でも千波湖北側のJR貨物集積場は「千波」の地名が飛地として残るわけで当時はこの一帯も千波だつたのだ。

f:id:fookpaktsuen:20201128105244j:image