香港市役所画策してゐる市民（満18歳以上）に対するHK$10K（14万円）の派糖（バラマキ）は500万人が対象でもHK$50bn（7千億円）かゝるが市役所は中環中心部の埋立地売却も計画しており17万㎡（東京ドーム3.6個分）の面積で売却予想額はHK$92bn（今日の明報）なのださうだから、この一幅の土地売却するだけでHK$10Kの派糖は十分におつりが来てしまふとは。いやはや。尊子の一コマ漫画（左下）は昨年来の反修例風暴から武肺疫禍でコテンパにされた市民に財政司がHK$10Kの小切手渡して、これで慰謝料か。
春節の休暇（1月25日〜28日）をそのまゝ延長する形で防疫措置としてゐた香港市役所が週明けの3月3日から公務員の出勤を平常通りとして業務正常化。民間は恐る／＼仕事を続け小売業やサービス業など感染不安で休みたくとも休めば死活問題で働き続けのところ公務員だけまぁお気楽。その勤務復帰にあたり林郑より公務員全体の本日、通知が出る。要はこの期間、防疫のため前線に企つ医療や入管などの職員はまさに命がけで任務遂行して一定の成果を上げるなかで、その他多数の公務員は自宅待機でのんびりと過ごしたのだから勤務復帰にあたりがた／＼文句並べてみたり「マスク支給がない」などと騒がないで市役所の方針に従つて業務に従事すべし……といふこと。公務員が逆権運動に加担して反林郑意識高いのだから。この文書通告一枚で林郑への信頼はさらに下がる。
その上、本日早朝に蘋果日報社主・黎智英、民主党元党首・楊森と工党副主席・李卓人が相次ぎ警察に逮捕される。831から丁度半年で昨年8月31日に警察が抗議デモや集会開催認めぬなか宗教集会（ミサ等）はこの範疇外として当日、湾仔の修頓球場で宗教団体多くが宗教集会開催。その参加者が路上にまで溢れ自然発生的に路上占拠から遊行となつたが今になつて、その廉で当日のこの行動の中心的人物とされた三人の逮捕。すぐに保釈となつたが余りにも意図的な本日の逮捕行動。なぜかうして何かしらの反政府世論を高めやうとするのか。
本日、快晴で気温は摂氏27度と、まるで夏のやう。港島南の鴨脷洲に所用あり出かけ昼を鴨脷洲街市の熱食中心で済ませたが食堂は周辺の工事現場の作業員多く昼からビールがぶ／＼で海鮮料理を肴にまぁ豪勢なもの。なかにはブランデー持参で杯を重ねる労務者もゐる。これで酔ひ心地よく午後の工事現場での作業が続くと思ふと大丈夫か？と心配になる。鴨脷洲から香港仔の市街眺めると崗の上に古い建物あり。何かと思ひ早速、鴨脷洲から渡し舟で香港仔に渡り、崗を上がると途中にかつてのバラックを改造したやうな宗教施設もあり。その古い煉瓦造りの洋館は今は蒲窩青少年中心（The Warehouse Teenage Club）といふ施設。防疫理由に今日も含め当面は閉鎖中で残念なところ。この「蒲窩」は1992年から青少年を薬物やアルコールから遠ざけ健全な育成目指す活動中心ださうだが調べてみると1891年に建立の建物はかつての香港仔警察署。当時の警察署は土民の襲撃を考慮して大抵高台にあり。1941年の日本軍侵略で警察署が破壊され日本軍政府は英国人などの警部らは赤柱（スタンレー）の収容所送りとして、ここは臨時の刑務所にしたさうだが捕虜の中で消息不明も少なからず、この施設での処刑もあつたといはれる。戦後は1969年までまた警察署となつたが1969年に香港仔警察署は市街に移転で、その後は水警訓練学校や警察の麻薬調査科が利用したが1989年から数年は廃屋で当然のやうに「鬼が出る」と廃屋探検マニアにとつては垂涎の場所となつてゐた時期もあり。
香港仔から南Ｙ島（ラマ島）の榕樹湾往きの船が出てゐて天気もいゝので、この船に乗り南Ｙ島へ。船は榕樹湾の手前の北角といふ集落に寄つて岬を遠出にまわり榕樹湾へ。何とものんびりとした島暮らしで人々もお気楽さう。何年ぶりかで来たが波止場近くにとても立派な図書館あり。南Ｙ郵便局に寄つてみたが、こんな観光客多い島なのにこの郵便局にはオリジナル風景印の消印はないといふ。島を少し歩いて中環に高速船で還る。
日本政府は防疫に関する具体的な措置も講ずることのないまゝいきなり全国の学校に休校措置要請。これについて地方自治体も私立学校もちぐはぐな対応とならざるを得ず。この晋三の政権とはいつたい何を考えてゐるのか。麻生財務相が休校中の学童保育負担「つまんないこと聞く」と発言 - 毎日新聞 と相変はらず口の減らぬマンガ太郎。閣議で晋三と左右に並ぶ大臣らの画像に「こいつらの座ってる椅子、高圧電流流れないかな？」といふ書き込みを見かけたが本当にそれに同感の国民少なからず。防疫の対策会議の面々には「コロナウイルスで日本の女性は全滅したのか」といふコメントもあり。気持ちの悪い加齢臭臭さうなオヤヂら面々。
明らかに腐り切つてゐる。晋三にやつと見切りつける世論が高まつてはゐるが晋三の御代で日本が失つたものは大きすぎる。それを選択したのは我々である。
