大公報も蘋果日報も１面トップで取り上げたのは蘋果日報社主・黎智英逮捕について大公報は「さもありなむ、ざまぁみろ」で蘋果日報は香港政府のこの措置に海外からも疑問の声多数と。大公報のトップに地味に中联办主任・骆惠寜が鯉魚門の臨時隔離施設慰問とあり。本来はこれが１面トップにデカ／＼と載るところが宿敵・国賊の逮捕ではこちらの扱ひは大きい。
（一斉休校）政権批判、首相に焦り 萩生田氏・菅氏置き去り ：朝日新聞 日本では本来であれば防疫の現状と改善が最も注目されるべきところ注目は「休校措置」ばかり焦点に。完ぺきにピントがズレてゐるのだが晋三がかうした措置をとつたことが元凶。その晋三政権では官房長官・菅某が晋三から距離を置かれ始め首相補佐官の何某、何某が晋三支へる形で今回の一斉休校については文科相・萩生田も納得できないまゝ官邸主導で決まつたといふ。何事も結局のところ「感染対策を徹底してゐる」といふイメージ売つての政権維持がため。それだけ。
慌てゝ付け焼き刃のやうに周末に晋三記者会見。「よく見てない、よくわからない敵との戦ひ」ってアンタとの戦ひがいちばんワケわかんないんだよ。「この険しく厳しい難局を乗り越へ」って安倍政権こそ最大の難局。半時間ほど延々と原稿読んで予定調和的にいくつか記者の質問に答へ「総理、質問があります」といふ記者の声もアドリブの質問には答へられないから早々に会見場を去り富ヶ谷にご帰宅である。
本日、中環で行政長官官邸下のLower Albert Rdを歩いてゐたら警察の臨時詰所で暇さうな警官数名をり、その前に一台のミニクーパー。駐車禁止の場所なのに。彼らの仕事は駐車禁止の取り締まりぢゃないといふことか。警官の一人が自家用車で来たのかも？と思ふと、いかにも警官が好きさうな塗装のミニクーパーである。
かのような警官の勤務やよほどの現場でもないかぎりはかなり暇つぶし。それを昨日のRTHK〈頭條新聞〉で警官役の王喜が見事に皮肉つてゐて大笑ひ（番組後半がそれ）。
防疫に関してさまざまな情報あふれてゐるが米国のCDCによる国民への情報提供が完結で実にお見事。これ以上のこれ以下でもない。自らが健康でウイルス感染のリスク少ない場所では「マスクをする必要はありません」だ。
Prevention, Treatment of Coronavirus Disease 2019 (COVID-19) | CDC
ちょうど東京大学入試の英語問題が新聞に出てゐたが、これを香港で見せるとフェイク？と疑はれ「これだったら自分も東大に入れる」と笑はれる。英語教育も日本はガラパゴス化してゐるのだが、それはさておき中学卒業の英語レベルで、この米国CDCのヰルス対策のお知らせが読めるか何か、これが読めれば死を回避できるだらうわけで、これくらゐが読めることを中３修了時の英語レベルにすべき。ついでに聴解はInterFM897で朝のThe Guy Perryman Showが聞き取れるくらいのレベル。それがあれば英語で生きていける。
