富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

耶蘇聖誕祭


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耶蘇平安夜の昨晩は未明まで九龍にて抗議方と暴警方との抗争あり。平安夜くらゐと思ふが蛮族の異教徒多し。暴徒の打毀しは中資系や美心集団系飲食店に収まらず星光同盟口座凍結のHSBC銀行に加へ系列の恒生銀行も旺角で打毀される。HSBCは国際的銀行として海外での同一の基準で不当と認識される口座に対しての措置は公平とするが香港で何故に抗議方の口座「だけ」が対象なのか?となる。かつて香港の経済不穏の際も「庶民の銀行」として親しまれた恒生銀行も火の粉を浴びてのとんだ類焼か。本日も引き続き各地の商場にて抗争あり。聖誕祭の休日に暴警は超過勤務手当支給も嬉しいところだが抗議方は手弁当である(星光同盟から手当支給ありと流言もあり)。


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旺角の朗豪坊での〈和你 shop〉活動が最も激しく抗争で吹き抜けに大電梯ある空間だと思ふと大事故が怖い。外では催涙弾放題でまさにホワイトクリスマス。沙田のNew Town Plazaでは暴警でもタカ派の新界南総指揮官が胡椒スプレの洗礼を受け痛みが少しでもわかつたか。「そごう」のUCCカフェも攻撃の対象となつたのは社内の文書で黒衣社中を「暴徒」「暴動」と批判的に書いたからなのだといふ。

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この聖誕祭の休みは蛮族の異教徒ゆゑ聖誕に関はることもなく、かといつて旅行は繁忙期で高いカネ使ふのも馬鹿/\しく毎年なにもすることもないので年末だし陋宅の大掃除くらゐしかすることなし。高所恐怖症のアタシが古いマンションの高層階で命がけで窓拭き。春の雨季から夏にかけては以前に比べ少なくなつたといふものゝ大雨も降り窓の汚れも少しは落ちるのだが秋からは雨も降らず(今年はとくに降らず)窓が汚れて而も好天続き窓の汚れがやけに目立つので命を引きかへにでも窓掃除となる。ピカピカに磨かれた窓からの風景はやはり清々しい。

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▼香港暴警に対して独立調査委員会設けず2011年の倫敦騒乱時のやうな独立「検討」委員会設立につき、それの何処に齟齬があるのか?と沈朝暉先生。少なくとも政府の姿勢であつて2011の倫敦騒乱では政府は警察が市民に暴力的鎮圧を認めておらず過度の警察暴力に対して懐疑的な姿勢貫いたのに対して今回の林郑市役所は全面的に警察暴力に依存といふ根本的な違ひ。

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朝日新聞で香港区議選に関する記事で記事ぢたい面白い読み物なのだが「自分の一票を投じたことで政府側に抗議の意を突きつけることができた」と〈勇武派〉の男子学生(16)……っておかしくね?16歳は選挙権ない。

 私の事前予測は見事に外れた。 11月24日にあった香港の区議会選挙。デモの影響を受け、民主派が勝つ可能性が高いとは思っていた。ただ、危機感を抱いた親中派が金をばらまいて動員しているなどという情報があ...